おはようございます。先日、「逆子の灸」をして逆子が治った患者さんが、
お礼かねがねてんゆ堂までワザワザ来て下さりました。こういうのがウレシィ〜。
さて、白隠禅師の著書「夜船閑話(ヤセンカンナ)」から、
今日は「軟酥の法(ナンソノホウ)」を見て行きましょう。
白隠禅師は禅問答である「公案」を工夫をし過ぎていわゆる「禅病」という、
今で言う強度の「神経症」と「肺結核」を患い死の寸前まで行くのです。
不眠、イライラ、のぼせ、手足の冷え、耳鳴りなど様々な、
不快な症状が起こり何をやっても治りませんでした。
「禅病」に悩んだ白隠禅師が京都の白川に仙人の「白幽子(ハクユウシ)」
を訪ね教えを請い、前記した「内観法(ナイカンホウ)」と「軟酥の法」で、
見事に「禅病」を克服したのです。その後「臨済宗中興の祖」と、
言われる程に活躍し84歳の天寿をまっとうしています。
現代的に言えば「軟酥の法」は心身の疲れを癒してくれる方法です。
疲労回復、快眠、快便、イライラ、更年期障害などに、
効果があると言われてもいます。身体を治すだけではなく、
ストレス解消、意識のコントロールにもなります。
「うつ病」などでの再発防止としても活用できるのです。
早速、「軟酥の法」の実践法を見て行きましょう。
1、まず、リラックスした状態で背スジを伸ばして胡坐または正座をします、
そして軽く目を閉じます。イスに腰掛けてもイイでしょう。
また病気の方は寝た状態でも構わないのでやってみましょう。
2、頭の上に鶏卵より少し大きめの良い香りで美味そうな「軟酥(ナンソ)」
を置いたとイメージし、その重さも感じてみましょう。
「軟酥」は古代の乳製品で牛乳を煮詰めたバターのようなものです。
3、それで「軟酥」が体温でダンダンと溶けて暖かい芳香のする液体が、
次第に頭を潤し頭皮より脳内まで浸透するようにイメージし、
そして、肩、肘、胸、腹、背中から腰と降りて来るようにイメージします。
勿論、すべての内臓に滲みわたる様子を連想しましょう。
4、その時、暖かい芳香のする液体が心もモヤモヤも身体の病気も、
悪いモノは上から下へ洗い落としていくようにイメージしましょう。
5、そして、流れは全身を巡り両手両足を暖かく潤し足底へ・・・
汚れた「軟酥」はドンドン地面に吸収されていきます。
頭上の残りの「軟酥」がドンドン溶け暖かい芳香のする液体に浸っている、
言わば半身浴しているとイメージしましょう。
6、十分悪いモノが上から下へ洗い落とされ、新鮮な「軟酥」の芳香も、
満喫できましたか!?
7、さあ、全部を大地に返しましょう!!
8、最後に数回下腹部の「丹田(タンデン)」に意識を集中して、
腹式呼吸をし、ゆっくりと「軟酥の法」を終了します。
後には身もココロも生まれ変わったような爽快感が訪れるハズです。
つづく・・・
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