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荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
【号外】残留農薬 基準値緩和 3

おはようございます。明日のご予約の方は
天候次第で随時キャンセルしてください!!

さて、日本では1996年に遺伝子組み換え作物輸入解禁され、除草剤耐性大豆やナタネなど最初の遺伝子組み換え作物が食卓に上り始めています。食用の遺伝子組み換え作物は消費者・生産者の反対が強いため国内では栽培されていないですが、農業試験場などで試験的に遺伝子組み換え作物を栽培しています。それから20年が経過し除草剤耐性大豆やナタネの栽培面積は拡大しています。大豆の9割、ナタネのほとんどは遺伝子組み換えとなっています。遺伝子組み換え作物の栽培拡大につれて、除草剤のラウンドアップ(グリホサート)の使用量も増大しています。そして2002年に5000万トンだった生産量は約3倍に増えています。

アジアではベトナム、スリランカグリホサート輸入禁止、EUではオーストリア、ドイツがグリホサートの全面禁止を決定しています。フランスは2023年までに段階的に廃止する動きです。チェコは2018年収穫前にグリホサート散布を禁止デンマークすべての作物の出芽後の散布を禁止しています。イタリア公共の場での使用を禁止ベルギー、オランダ専門家以外への販売を禁止しました。ブラジルは2018年、連邦裁判所が連邦政府が毒性を再評価するまでグリホサートの使用を禁止すると決定。その他の国や地域、自治体、学校などでもグリホサートの使用禁止や削減に取り組み始めています。インターネットの署名サイト「アバーズ」はグリホサート使用禁止を求める署名を実施、全世界から140万件もの署名が集まったとしています。

2015年にWHOの専門機関IARC(国際がん研究機関)によってグリホサートが発がん性物質に分類されて以降、世界の潮流はグリホサート使用禁止へと動いています。それに比べて日本政府は何の対策を取らないばかりか、2018年12月に海外農薬メーカーの求めに応じてグリホサートの残留基準値大幅緩和をしています。これにより残留農薬基準値は、ヒマワリの種子0.1ppm→40ppmへと400倍に大幅な緩和しています。その他、ゴマ種子は0.2ppm→40ppmの200倍ライ麦は0.2ppm→30ppmの150倍ソバは0.2ppm→30ppmの150倍テンサイは0.2ppm→15ppmの75倍小麦は5.0ppm→30ppmの6倍トウモロコシは1.0ppm→5ppmの5倍小豆類は2.0ppm→10ppmの5倍などと改悪されています。日本政府は世界の潮流と真逆のグリホサート保護の旗頭となっているのです。そしてグリホサートの使用量も増加しています。日本の多くの環境NGOなどは「世界中で使われなくなったラウンドアップが日本に集まってくるのではないか」と恐れているのです。

これらの食品は日常的に口にするものばかりです。こういう発がん性の危険のあるグリホサートを規制せずに、残留基準値の大幅な緩和を行うとは外圧に弱いにしてもほどがあります。国民の健康や安全を守るどころか、脅かすことを平然を政府は実施しているのです。また、こういう問題を大手メディアもほとんど報道していません。『赤旗』(2019年9月15日・日曜版)にあるくらいです。

食料を制するものは世界を制す」「タネを制する者は世界を制す」と米国の政府は考えています。元農林水産大臣の山田正彦氏などは、早くからこの問題を指摘し警鐘を鳴らしていました。日本の食料自給率38%(2017年度)です。単純に考えると私たち日本人は食べ物の62%を輸入に依存しています。すでに日本の食卓は欧米の海外農薬メーカーに制せられているのです。海外農薬メーカーの狡猾な罠にすでにハマっています。山田氏の著書『タネはどうなる!?』『売り渡される食の安全』などを読んでみることをオススメします。  〆

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| 食養生 食品安全 | 09:36 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
【号外】残留農薬 基準値緩和 2

おはようございます。3連休に都心を直撃しそうな
猛烈な台風19号。非常用の発電機が活躍しないことを…

さて、除草剤ラウンドアップの主成分のグリホサートには発がん性が疑われています。このグリホサートの摂取が気になる場合は、現状なら国産小麦を選択することで対応ができると言えるでしょう。しかし日本の小麦自給率は約14%で、その多くをアメリカ、カナダに依存しています。我々の身の回りにある小麦製品の多くは、そうした国で生産した小麦によってまかなわれています。米よりパンへの支出が増えている世帯があることが報告されており、このような世帯ではグリホサートを経口摂取する機会と量が増えると考えられます。そして、このグリホサートの残留基準値は日本の食品衛生法ではパンに基準は設けられていません。参考までに玄米のグリホサートの残留基準値は0.01ppmとなっています。パンで検出されたような小さい濃度のものを恒常的に食品として摂取したときの人体への影響については解明されていないことが多いです。

しかし小麦は遺伝子組み換え作物ではありません。遺伝子組み換えではない小麦から、なぜ米国産97%カナダ産100%ものグリホサートが検出されるのかについて、米国の外食店を調査したGMO FREE USAの見解は、グリホサートは除草剤耐性の遺伝子組み換えである『ラウンドアップ レディ』作物に使用されています。遺伝子組み換え作物の栽培が増えるにつれて食品中のグリホサートの残留が増加しています。それだけでなくグリホサートは小麦、大麦、オーツ麦などの穀物や豆、食用ヒマワリ、ジャガイモなどの乾燥剤として収穫前に散布(プレハーベスト)されています。

プレハーベストとは、小麦の収穫前に除草剤ラウンドアップを小麦畑に散布することで小麦を枯らし収穫を容易にすることです。またラウンドアップを散布することで不揃いに熟することが多い小麦の成熟度が均一化されるので農家にとってはメリットがあります。プレハーベストは1980年代から行われているそうで、米国デュラーム小麦の99%春小麦の97%冬小麦の61%に実施されているといわれています。米国では収穫前に除草剤を散布することは「収穫前の雑草防除」として認可されており、農家はそれを「乾燥」と呼んでいます。しかし消費者からみると農家の作業をしやすくするためだけに除草剤を散布しているという驚愕の事実があります。その結果、小麦粉を使ったパン、パスタ、ピザなどからも残留農薬が検出されているのです。小麦のグリホサート残留基準値は30ppm、それから見ると市販のパンの数値は0.05〜0.23ppmと低く「問題はない」と思われるかもしれません。しかしパン、うどん、パスタなどの小麦製品は毎日食べる主食です。そのことを考えると少量だからと言って安全なのかには疑問が残ります。 つづく・・・ 

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| 食養生 食品安全 | 09:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
【号外】残留農薬 基準値緩和 1

おはようございます。今日は清々しい気候ですが、
週末はスーパー台風が襲来します。できる準備を!!

さて、米国の多国籍バイオ化学メーカーで農薬大手のモンサントが開発した強力な除草剤ラウンドアップ」は、家庭菜園の手入れや、大規模な大豆畑などで広く使われています。世界でも日本でも最も売れている除草剤です。このラウンドアップの主成分がグリホサートです。

米国では市民団体「GMO FREE USA」が日本でもおなじみのドミノピザ、ダンキンドーナツ、マクドナルド、パネラブレッド、サブウェイ、タコベルなどのレストラン等の外食産業15社を調査、すべての店の商品からグリホサートが検出されています。グリホサートは食品のみでなく、コーヒーや紅茶などの飲料からも検出されています。カリフォルニア大学家庭医学と公衆衛生学のポール・ミルズ教授が1993〜1996年、2014〜2016年に、南カリフォルニアに住む50歳以上の高齢者の尿中のグリホサートを検査した。その結果、20年の間に尿中のグリホサート量は500〜1000%増加していた(2017年「ジャーナルJAMA」)というのです。

日本の一般社団法人・農民連食品分析センターがグリホサート残留検査を行っています。市販の小麦粉やパスタなど24商品、パン15商品です。検査した商品のうち、小麦粉類17商品中13商品パスタやマカロニ4商品中3商品シリアルやパン粉3商品中2商品からグリホサートが検出されました。パンの場合、15商品中11商品から検出されており、全体の約7割、39商品中29商品からグリホサートが検出されています。検査したパンやパスタには原産地が表示されていないものがほとんどでしたが、「有機」と明記されたマカロニ以外、米国やカナダと表示されたものからはすべて検出されています。この結果は農水省が行った検査結果(2017年)とも一致しています。同検査では輸入された米国産小麦97%カナダ産小麦では100%からグリホサートが検出されています。このように残留農薬があり、このグリホサートは発がん性の疑いがあります。

一方、小麦原産地が国内産であるものからは不検出です。農民連食品分析センターが2019年4月12日に公開した「食パンのグリホサート残留調査」では、グリホサートは検査を実施した15製品中、11製品から検出されました。健康に良さそうな全粒粉を使用している4製品で、グリホサートの数値が高い傾向が見られました。国産小麦を使用している製品すべてで、グリホサートは検出されませんでした。これは国内ではグリホサートによるプレハーベスト処理が行われていないためと考えられます。プレハーベストとは、小麦の収穫前に除草剤ラウンドアップを小麦畑に散布することで小麦を枯らし収穫を容易にすることです。またラウンドアップを散布することで不揃いに熟することが多い小麦の成熟度が均一化されるので農家にとってはメリットがあります。  つづく・・・

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| 食養生 食品安全 | 09:46 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
【号外】グリホサート 発がん性 2

おはようございます。先日、両親の墓参りをしました。
過ぎ去る日々はあっという間です。一日一日を大切に!!

さて、モンサントが開発した強力な除草剤ラウンドアップは世界でも日本でも最も売れている除草剤です。このラウンドアップの主成分がグリホサートです。ラウンドアップの安全性に関しては、2000年頃にはイタリア国立ガン研究所が「ラウンドアップに添加されている補助成分(不活性成分)が遺伝子損傷させる」と報告しています。その後、不活性成分である非イオン系界面活性剤ポリオキシエチレンアミン(POEA)が、グリホサートの3倍以上毒性が強いということがわかってきました。

2002年の段階ですでにレイチェル環境基金が「ラウンドアップは先天性奇形の増加に関係があり神経発達障害3倍に増える」という2つの研究について紹介しています。一部の研究者たちはグリホサートとPOEAの混合物であるラウンドアップは「グリホサート単独の場合と比べて明らかに毒性が強い」として「補助成分を含めたラウンドアップの安全性について当局は見直すべき」と主張しています。2019年8月、産科医の国際組織である国際産婦人科連合(FIGO)は「グリホサートはガンや神経発達障害、先天性欠損症との関連が疑われる。またメチル水銀同様、胎盤を通過する可能性があり、予防原則の立場から使用を避けるのは社会的責任である」として、グリホサートの使用禁止勧告しています。

アルゼンチン、パラグアイなどでは2000年頃から大規模に遺伝子組み換え大豆が栽培されるようになっています。小型飛行機でラウンドアップの空中散布が行われるようになると周辺住民の間で小児がん先天異常、皮膚障害などが増えています。ラウンドアップは「分解も早く催奇性がない」と言われていましたが、2010年にブエノスアイレス大学アンドレス・カラスコ教授(医学部・分子胎生学研究所長)らが「カエルや鶏の胚で実験した結果、極めて低い濃度であってもラウンドアップが先天異常を引き起こした」との研究結果を発表。さらに大豆栽培が盛んなアルゼンチン・チャコ州政府は「グリホサートと小児がんや脳腫瘍、先天異常などの発生は関連がある」とするレポートを発表しています。

除草剤耐性作物が増え、グリホサートの使用量が増えるにつれて、遺伝子組み換え作物の最大の生産国・消費国である米国では健康への不安が高まっています。20〜30年にわたって大量に使い続けてきたグリホサートは、パンやパスタだけではなく、水道水やワイン、ビール、蜂蜜などのさまざまな飲食料品から検出されています。米国では子どものワクチンからも検出されて母親たちに衝撃を与えました。またグリホサートの影響でアレルギー自閉症、ADHD(注意欠陥多動性障害)など、子どもの体に異変が起きていると感じている米国の母親たちが「Moms Across America」を結成。子どもの食事から遺伝子組み換え食品とグリホサートを除去するために、グリホサートの代替品を勧め有機食材を選ぶ運動などを展開しています。すでに米国ではモンサント側にラウンドアップ使用で末期がんになった男性に320億円の支払いを命じる判決が出されています。

国内でラウンドアップを販売する日産化学工業は、この農薬について「急性毒性が低く、催奇性、奇形性、発がん性もなく、非常に安全性が高いことが国際的に認められている」と安全性を強調しています。さらにラウンドアップの開発企業であり、遺伝子組み換え作物を推進してきたモンサントはこれまで「ラウンドアップは飲んでも牛乳と同じくらい安全」と言っています。飲んでも安全な農薬があるとは思えませんが… 2019年4月末、米環境保護局(EPA)はグリホサートについて人間にがんを引き起こす可能性は低いという見解を示しています。しかしグリホサートの懸念は払しょくされず、世界各国ではグリホサート使用禁止が広がっています。 〆

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| 食養生 食品安全 | 17:24 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
【号外】グリホサート 発がん性 1

おはようございます。”食欲の秋”です。
こういう時期に食品の安全性を考えてみます。

さて、米国の多国籍バイオ化学メーカーで農薬大手のモンサントが開発した強力な除草剤ラウンドアップは家庭菜園の手入れや大規模な大豆畑などで広く使われています。モンサントは農業の生産性と食料品質の向上を目指し、化学・種子・バイオテクノロジーを用いた統合的な技術と農業関連製品を提供する農業バイオテクノロジーのリーディングカンパニーです。遺伝子組み換え作物を提供する会社として有名で、世界の種子販売のシェア約22%を占める最大手です。そして除草剤と肥料と種子をセットにして売るというビジネスモデルで成功しています。モンサント・デュポン・シンジェンタなど6社ほどが世界の種子を牛耳り支配しているのです。日本の米のタネを守ってきた「主要農作物種子法(種子法)」が2018年3月末で廃止されています。例えば、モンサントの米の種子を高値で買わされ続ける農家の負担は消費者にも跳ね返り、米の値段は10倍にも跳ね上がる可能性があります。すでに野菜の種子は90%以上が外国産です。

このモンサントが開発した強力な除草剤ラウンドアップは世界でも日本でも最も売れている除草剤です。皆さんもCMなどで一度は耳にしたことがあると思います。このラウンドアップの主成分がグリホサートです。グリホサートに耐性を持つ遺伝子を導入された作物は、グリホサートを散布しても枯れず、雑草のみを枯らすため除草の手間がかからないという仕組みです。1990年代中頃に開発された除草剤耐性大豆ナタネなどは、この20年の間に広まりました。この除草剤耐性を持つ遺伝子組み換え作物の栽培拡大に伴ってグリホサートの散布量も格段に増えています。しかし遺伝子組み換え作物の栽培地域では栽培面積の広がりに加えて、除草剤が効かない耐性雑草の増加により使用量が増え続け健康被害が拡大しています。特に遺伝子組み換え作物の栽培国である北米南米各国では、人体からもグリホサートが検出されています。その他、出生異常や健康被害についての影響も報告されています。グリホサートの環境や健康への影響に対する懸念が世界中で高まっているのです。

そしてグリホサートには発がん性があると疑われています。2015年3月、WHO(世界保健機関)の専門機関IARC(国際がん研究機関)が発表した報告書では、ラウンドアップの主要成分であるグリホサートは5段階ある発がん性分類リストのうち上から2番目にリスクが高い発がん性が疑われる2Aカテゴリーに分類されています。IARCのランク付けは1〜4の4段階で、2はAとBの二つに分けられており、2Aにランクされると発がん性が強く疑われることになります。2017年にはロンドン大学の研究チームが「超低濃度のグリホサートでも長期間摂取すれば脂肪肝を引き起こす」という研究結果を発表しています。

IARCの2Aカテゴリーの信憑性に関しては異論を唱える科学者もおり意見が分かれています。このIARCの評価を否定しているモンサントはラベルの指示どおりに使用すればグリホサートは安全であることを示す科学的証拠が増えているとしてWHOに報告書の撤回を求めています。しかし、その後、グリホサートは米国において3件の訴訟で非ホジキシリンパ腫原因物質として認定されています。  つづく・・・

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| 食養生 食品安全 | 11:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
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