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フィトンチッド 3

おはようございます。荻窪ルミネの中のユニクロ
リニューアル。BABY・KIDSも取り扱い初めました。

さて、東洋医学のひとつである気功という名称は1953年に劉貴珍が命名したもので、その歴史は意外に短いです。しかし、養生・導引などの類似するものは古代中国から脈々と受け継がれているものです。中国では1950年代頃から気功治療による高血圧などに対する臨床報告がされ始めます。1998年には米国に相補・代替医療センターが開設され、気功の実証的実験が開始されています。日本では1995年に科学技術庁が研究機関を立ち上げ、その後、日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)が設立されています。気功・太極拳軽度な運動法と捉え、心臓リハビリテーションへの応用が期待されています。つまり「気を巡らす」ような東洋医学的背景にはあまり興味がないようです。

気功には気を取り込む採気法がいくつかあります。一番やりやすいのが植物彩気法でしょう。やり方としては、まず、樹木の前に立ちます。古来、採気には「松の古木」が良いと言われてきました。松は針葉樹ですから常緑樹ですから1年中枯れません。葉が枯れることがないので「気が枯れる」ことがないとされています。松に限らず大きな樹木は良い気を放出しています。特に神社仏閣の神木地場が良いところにあり気の流れが良好です。松の大木の落ち着いた気に包まれていますし、毎日散歩する近所の公園の木は、傍を通ると何故か懐かしい気を感じます。歓迎してくれるようなホンワカした気が身体を包んでくれます。また森林の中で長い年月を経た大樹の周りには人を癒す良い気場があります。

植物彩気法に慣れるまでは、太めのりっぱな樹木を選ぶとイイです。天気のよい日、特に午前中が気が感じられやすいです。手のひらを合わせてこすります。そして木を抱えるように両手をかざします。何度か両手を収功してから手をかざすと気場が感じやすくなります。気場を感じながら手を当て続けると、手の経穴である労宮(ろうきゅう)から樹木の気が体の中に入ってきます。木の種類によって気が異なり、手のひらが温かく感じられたり、冷たく感じられたり、ビリビリしびれたりと感じ方は色々です。公園に行って大木を探し、さっそくチャレンジしてみましょう。いくつかの樹木で試せば陽気が感じられるかもしれません。自分に合った木(気)を探すのもイイかもしれません。大人が木に向かって立ち、手を広げていると怪しい宗教と勘違いされるかもしれませんが気にしない。公園のベンチで休んでいる人のスーっと去っていきますから・・・ 

フィトンチッドは植物から発散されるテルペン類等の揮発性の複合化学物質であり、植物はその生命を維持するため、また自らの成長を促すために、フィトンチッドを幹や葉から大気中に放出しています。樹木の多い公園などに漂う「木の香り」がフィトンチッドです。針葉樹の精油量は6月〜8月にかけて多く冬は少なくなります。従って森林内の大気中のテルペン濃度も春〜夏にかけて多くなり空気が新鮮でおいしいと感じます。植物彩気には松がベストなのは理にかなっている訳です。

また、中国語には放松(ファンソン)という言葉があります。「緩める、力や気を抜く」という意味です。 中国武術や太極拳では余分な力みが無く丹田に気が集約されている状態を指します。これが非常に難しい。ただの脱力とは違うからです。とりあえず、気功も採気もリラックスして…   

彩気も森林浴もできない方にも少しはイイ方法があります。フィトンチッドの成分にはテルペン類が多く含まれています。ミントのメントール、柑橘のリモネンもテンペル類になり、どれも爽快な香りで気持ちをスッキリさせる作用があることで有名です。寝る前に上記のアロマオイルを使って、静かに目を閉じて自然の中で横になっているようにイメージしましょう。健康だけでなく癒しや安らぎを与えるリラックス効果もあります。   〆

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| 健康法 | 09:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
フィトンチッド 2

おはようございます。明日5月20日(日)
湯島聖堂鍼灸祭が開催されます。無料です。

さて、フィトンチッド (phytoncide) は微生物の活動を抑制する作用をもつ樹木などが発散する揮発性の複合化学物質です。 植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持ちます。フィトンチッドとは植物から発散されるテルペン類等であり、植物はその生命を維持するため、また自らの成長を促すためにフィトンチッドを幹や葉から大気中に放出しています。これを「森林気相現象」といいます。木のお店や木造の建物に漂う「木の香り」がフィトンチッドにあたります。

木々の多い場所に出かけて、そこの空気に触れることを森林浴(Ablution with phytoncides)と言います。揮発している状態のテルペン類等を浴びる森林浴は、最近ではずいぶんと私たちの中に定着してきています。今日、地球上の全植物から放出されるフィトンチッドの量はおよそ1億5千万トンにおよび、それは全世界の工場排煙や自動車排気ガスなどの6倍にも達すると言われています。アマゾン流域の森林破壊が急速に進んでいます。このような大規模な森林破壊が世界各地で報告され続けています。人が自ら住みずらい世界にしているというのも因果がものです。

森林浴と密接な関係がある精油(テルペン類)の量は季節変動していると言われています。針葉樹の月別の精油量の調査では6月〜8月にかけてどの樹種も精油量が多く冬は少なくなります。従って森林内の大気中のテルペン濃度も春〜夏にかけて多くなり、空気が新鮮でおいしいと感じます。針葉樹林内のテルペン濃度は季節により数百ppbから数ppmの違いがあります。捕集されるテルペンは、αー、βーピネン、カンフェン、リモネンなどのモノテルペンが主であり、通常はαーピネンの濃度がもっとも高くなっています。フィトンチッドの森林内での作用は未だ分からない部分があるにしても、森林の中でほのかに薫るテルペンの香りが疲れた体を癒し、安らぎを与え、清々しい気分にしてくれるのは確かです。皆さんも小鳥のさえずり、小川のせせらぎ、木の葉が風に揺れる音を聞ながら森林を散策してみましょう。

森林浴で感じるフィトンチッドの香りには、さまざまな効果が期待されています。気持ちを落ち着かせ、深くリラックスさせる作用、血圧・心拍数の安定作用大脳皮質を活性化自律神経を正常に戻す作用、快眠効果、肝機能向上、神経系の緩和、皮膚病・呼吸器系疾患の改善、アレルギー性疾患の予防・回復、集中力の向上、心のリフレッシュ… フィトンチッドの効果に加え適度な運動もできる森林浴は、心と体の健康維持に最適なリラクゼーションといえるでしょう。 

森林の空気を吸うと、ストレスをやわらげ、心身ともにリフレッシュして、爽快な気分になれる効果があります。休日になるとハイキングをしに自然のある場所へ出かける方がいます。運動不足解消や景観を楽しむだけでなく、森林浴するために木々の多い場所に出かけているのです。お近くの森林や公園での森林浴がオススメです。森林浴ではフィトンチッドが体内を巡るイメージでゆっくり深呼吸しましょう。木洩れ日の中、お気に入りの木の下で寝そべってリフレッシュしてみましょう。  つづく・・・

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フィトンチッド 1

おはようございます。私用で臨時休診しておりましたが、
本日より通常診療しております。よろしくお願いいたします。

さて、フィトンチッド(phytoncide)とは、微生物の活動を抑制する作用をもつ樹木などが発散する化学物質です。テルペン類等の揮発性物質であり、植物はその生命を維持するため、また自らの成長を促すためにフィトンチッドを幹や葉から大気中に放出しています。植物が傷つけられた際に放出し殺菌力を持ちます。木のお店や木造の建物に漂う香りなどが「木の香り」にあたります。森で感じる凛とした香りの正体は、マイナスイオンではなくフィトンチッドです。森林浴はフィトンチッドに接して健康を維持する方法ですが、健康だけでなく癒しや安らぎを与える効果もあるのです。マツ・ヒノキといった針葉樹から発散されるフィトンチッドが、森林の中でヒトをリラックスさせる成分であることが明らかになっています。

このフィトンチッドは1930年ごろに旧ソ連のレニングラード大学ボリス・トーキン博士が植物を傷つけると、傷ついた樹木の皮が、他の細菌に侵されることなく回復する現象を発見しました。つまり周囲の細菌などが死ぬ現象を発見したことに始まります。トーキン博士はこれを植物が周囲に何らかの揮発性物質を放出したためと考えて、この物質をフィトンチッドと命名しました。フィトンチッドは「植物」を意味する「Phyto」と「殺す」を意味する「cide」から作られた造語です。フィトンチッドは、大地に根を張り動けない植物が身を守るために放出している複合物質です。この他にも植物は害虫に侵害された際にフィトンチッドを放出し、害虫に襲われていることを周囲の植物に伝達します。害虫がいることを知った周囲の植物は、害虫が嫌いな成分を含むフィトンチッドを放出し身を守ります。植物たちはフィトンチッドを多様に使い、身を守りながら暮らしています。

フィトンチッドには以下のような働きがあります。
忌避作用:他の植物から侵略されないための生長妨害。また嫌いな香りを放ったり、苦い実を付け、虫や動物から身を守ります。
誘因作用:子孫を増やすために甘い香りの花や実をつけ虫や鳥を誘い、花粉や種を運ぶように誘います。
除菌作用:傷ついた樹皮の周辺が雑菌で侵されないように除菌し回復を促します。フィトンチッドの持つ抗菌・消臭効果は、タンス、まな板、寿司桶、お弁当箱など、古来より生活用品に数多くあります。木を使った生活雑貨を取り入れることで、暮らしの中でもフィトンチッドを感じることができるでしょう。最近ではヒノキチオールが院内感染を引き起こすMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)への抗菌作用があることが見出されています。
消臭作用:自然の中には落ち葉や動物の糞など腐敗物が多く、悪臭に満ちていてもおかしくないのに臭いどころか、爽やかな空気が広がっていて緑の香りに満ちています。それはテルペン類と呼ばれる有機化合物のおかげです。自然の植物、主に樹木が自ら作り出して発散する揮発性物質の主成分として含まれています。また、フィトンチッドのチッソ酸化物などが空気の有機物質を捉え、空気浄化する作用もあります。  つづく・・・

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