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メラノーマ 4

おはようございます。今日の最高気温は18℃の予報。
氷雨が降り冷え込む模様です。初冬の香りがします。

さて、皮膚ガンには「ほくろのガン」とも呼ばれるメラノーマ悪性黒色腫)があります。メラノーマは皮膚ガンの一種で、見た目はほくろとよく似ています。メラノーマは足の裏や手のひら、爪、顔、胸、腹、背中など様々な部位にできます。また眼球、鼻や口の中、肛門部などの粘膜にできることもあります。悪性黒色腫の原因はまだ明らかになっていませんが、紫外線皮膚への摩擦・圧迫といった外からの刺激が関係していると考えられています。日本では1年間で人口10万人あたり1〜2人発症するといわれています。50歳代から増加し、60〜70歳代に最も多く発症します。厚労省の調査による日本におけるメラノーマの患者数は約4,000人です。

ほくろとメラノーマを区別する方法「ABCDルール」があります。A (Asymmetry)左右非対称です。メラノーマは左右非対称の形をしていることが多く、左右非対称ならメラノーマの可能性があります。B (Borderless)辺縁不明瞭です。ほくろの辺縁がはっきりしているのに対し、メラノーマの辺縁は不明瞭です。これもガン細胞の多様性によるものです。C (Color)色調です。メラノーマは真っ黒の部分と薄い部分が不規則に混在し色ムラができます。色調が単一かどうかはメラノーマとほくろを見分けるうえで重要な要素になります。D (Diameter)直径です。メラノーマかどうか一番わかりやすい項目として大きさがあります。メラノーマはガンですので時間とともに大きくなります。その直径が6〜7mmを超えるとメラノーマの可能性大です。

確定診断には切除して病理組織検査をします。「ABCDルールに当てはまらないから大丈夫」と素人判断せずに、心配なほくろは皮膚科専門医に診察してもらうことが大事です。メラノーマは数年前まで「抗ガン剤も放射線治療も効かない怖いガン」と考えられていました。近年は免疫チェックポイント阻害剤を含む新規薬剤が登場して効果が期待できるようになりました。2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶佑博士の研究成果によるガン治療薬がオプジーボです。これも免疫チェックポイント阻害剤です。ガンに対する第四の選択肢となる免疫療法を提示した功績は、国内外の研究者から高く評価されているのは、ご存じの通りです。オプジーボが最初に日本で保険適用薬として認可されたのは、2014年7月、メラノーマに対しての使用認可でした。その後、オプジーボが効くのは、メラノーマだけではなく、2015年12月に厚労省は切除不能な肺ガン(非小細胞肺ガン)の治療にオプジーボの使用を認可しています。その適用範囲は拡大しています。メラノーマは早期発見できれば治すことができるガンであることを知っておきましょう。  〆

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メラノーマ 3

おはようございます。先日、豊洲を車で通りました。
あの辺は随分変わりました。でも高潮とか大丈夫!?

さて、皮膚ガンには「ほくろのガン」とも呼ばれるメラノーマ(悪性黒色腫)があります。メラノーマは皮膚ガンの一種で、見た目はほくろとよく似ています。ほくろとメラノーマを区別する方法「ABCDルール」があります。ABCDルールは医学部生が皮膚科で勉強するメラノーマとほくろの見分け方です。医師国家試験でも頻出されるそうです。ABCDルールを基準にほくろを観察すれば、メラノーマかどうか見分ける手助けになります。ただし、あくまでもこの方法は診断の補助に使うものです。疑わしいほくろは早い段階で皮膚科専門医の診察を受けることをオススメします。

A (Asymmetry)左右非対称です。メラノーマは左右非対称の形をしていることが多く、左右非対称ならメラノーマの可能性があります。B (Borderless)は辺縁不明瞭です。ほくろの辺縁がはっきりしているのに対し、メラノーマの辺縁は不明瞭です。これもガン細胞の多様性によるものです。C (Color)色調です。メラノーマは真っ黒の部分と薄い部分が不規則に混在し色ムラができます。色調が単一かどうかはメラノーマとほくろを見分けるうえで重要な要素になります。

D (Diameter)
Diameterは直径のことです。メラノーマかどうか一番わかりやすい項目として大きさがあります。メラノーマはガンですので時間とともに大きくなります。その直径が6〜7mmを超えるとメラノーマの可能性大です。診察では大きさを測り、1ヶ月後、半年後と経過をみていき、ほくろが大きくなってくるようなら要注意です。大きさを判断するのに一番お手軽なのは鉛筆だそうです。鉛筆の直径がだいたい7mmありますので、鉛筆の裏側を押し当てて隠れるかどうかチェックすると簡単にわかります。

近年では「ABCDEルール」とするものもあります。
E(Evolving)
Evolvingは変化することです。大きさが拡大し色・形・症状が変化してきます。比較的短期間(約1〜2年以内)に次のような変化があれば要注意です。色の変化として、一般に薄い褐色が濃い黒色に変化する場合が多くあります。また色調に濃淡が生じて相混じったり、一部色が抜けてまだらになることもあります。大きさの変化として、1〜2年以内の経過で直径2〜3mm程度の色素斑(しきそはん)が5〜6mm以上になった時は注意すべきです。短期間に目立って大きくなるものは要注意です。形の変化としては、色素斑の辺縁がギザギザに不整になったり、しみ出しが出現したりすることがあります。色素斑の一部に硬結(こうけつ)や腫瘤(しゅりゅう:かたまりのできもの)が出現した場合は要注意です。さらに硬さの変化として、一般にほくろは均一な硬さをしていますが、その一部または全体が硬くなってくることがあります。そして爪の変化として、爪にできる場合はほかの皮膚と違い、爪に黒褐色の色素線条縦のスジ)が出現し、半年〜1年くらいの短期間に色調が濃くなってスジの幅が拡大してきます。進行すると爪が割れたり、色素のしみ出しが出現することがあります。  つづく・・・

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メラノーマ 2

おはようございます。昨日は臨時休診でしたが、
今日から通常診療です。「秋深き…」しみじみです。

さて、皮膚ガンには「ほくろのガン」とも呼ばれるメラノーマ悪性黒色腫)があります。メラノーマは見た目はほくろとよく似ています。日本では1年間で人口10万人あたり1〜2人発症するといわれています。50歳代から増加し、60〜70歳代に最も多く発症します。また発症数は少ないものの20〜30歳代にもみられます。漫画「巨人の星」に出てくる星飛雄馬の初恋の人、美奈さんはメラノーマができた指で夜空を指し「死の星」と表現しています。実際、その後若くして命を落とすストーリーになっています。

ほくろとメラノーマを区別する方法「ABCDルール」があります。ABCDルールは医学部生が皮膚科で勉強するメラノーマとほくろの見分け方です。医師国家試験でも頻出されるそうです。ABCDルールを基準にほくろを観察すれば、メラノーマかどうか見分ける手助けになります。ただし、あくまでもこの方法は診断の補助に使うものです。疑わしいほくろは早い段階で皮膚科専門医の診察をうけることをオススメします。

A (Asymmetry)左右非対称です。メラノーマは左右非対称の形をしていることが多く、左右非対称ならメラノーマの可能性があります。B (Borderless)辺縁不明瞭です。ほくろの辺縁がはっきりしているのに対し、メラノーマの辺縁は不明瞭です。これもガン細胞の多様性によるものです。

C (Color)
Colorは色調です。メラノーマは真っ黒の部分と薄い部分が不規則に混在します。辺縁不明瞭と同様にメラノーマ細胞がつくるメラニンの量はガン細胞ごとに異なります。その結果、メラノーマには色ムラができます。色調が単一かどうかはメラノーマとほくろを見分けるうえで重要な要素です。また、メラノーマは自然消退することがあります。免疫細胞に攻撃された結果と考えられています。自然消退した部分は普通の肌色に戻ります。メラノーマには黒の濃さに違いがあり、ときどき黒い中に肌色の部分があるのが特徴です。

ちなみに完全に自然消退したように見えたメラノーマが数年後再発・転移して見つかることがあります。消えたように見えてもメラノーマ細胞は体のどこかに残り生き続けていると考えられています。つまり、「消える」イコール「治る」ではありません。自然消退したほくろに関してはメラノーマを疑うことがあります。  つづく・・・

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