おはようございます。季節の変わり目で寒暖差も大きいので、何となく体調が不調という方が多い気がします。
さて、出産時期が近づいたら会陰マッサージもイイでしょう。爪は短く切って清潔にし、お腹に負担にならない体勢で行うのが基本です。お風呂上がりは体が温まっているのでオススメです。
ベビーオイルや馬油をつけた指で、会陰の表面を肛門方向とその左右に伸ばすようにマッサージします。最初はなでる程度でよく、慣れてきたら少し圧を加えます。もしくは、Uの字を描くように会陰の表面をクルクルとなでるやり方もあります。
目安は1〜2分ですが、会陰が温かくなったり、じんわりしてきたら終了の合図です。時間や回数は決まっていないので「伸ばさなきゃ!」と力まずに、会陰をほぐすくらいの気持ちで行いましょう。妊娠経過によってはできない場合もあるので、必ず担当医に相談してから行ってください。できる週数も産院の方針によって異なるので事前に確認をとりましょう。
出産時の希望を伝えるバースプランに会陰切開について記入して、医師や助産師に気持ちを伝えておくのもイイようです。「できれば切開したくない」といった希望や、「会陰を切るなんて怖い」といった不安な気持ちがあれば、事前に書いておきましょう。もちろん、必要があれば行われる医療処置ということは理解しておきましょう。
出産本番では、陣痛を進めるのに体を温めるのは有効です。破水していなければ湯船につかってリラックスしてもOKという産院もあります。お産がスムーズに進めば会陰の負担も軽くなります。
小規模な産院では、好きなアロマや音楽でリラックスを促す所もあります。好きな香りをかぐことで心が鎮まったり、心地よい好きな音楽を聴くことで気持ちがほぐれます。リラックスして筋肉の緊張をほどくことで会陰の伸びをよくしましょう。
陣痛の波がくると、痛みで体に力が入りやすいので、事前に助産師さんとコミュニケーションが上手にとれているとイイでしょう。助産師さんに声をかけ、体をさすってもらったり、話を聞いてもらって気持ちを楽にすることも大切です。不安感による体の緊張をとり進行をスムーズにして、母体と赤ちゃんの負担を減らします。力を抜いて楽に呼吸できるのが理想的です。
初産ですと、特に陣痛に対する恐怖心があるかもしれません。陣痛とは、出産の際に起こる子宮の収縮運動です。痛みが起こる陣痛発作と、痛みが収まる陣痛間欠を繰り返します。陣痛は分娩が進むにつれて痛みが強く間隔も短くなります。
痛みの間隔が10分以内(または1時間に6回痛む)になった段階で分娩が始まると定義しています。陣痛は「子宮が赤ちゃんを押し出すために収縮した時の痛み」と思ってください。
スムーズな出産をめざすことで、結果的に会陰も守られることになります。もちろん、必要があれば行われる医療処置ということは理解した上で、できることをできる範囲で取り組んでみましょう。 〆
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