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荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
吸引分娩 8

おはようございます。今週末も3連休です。
運動会の季節でボチボチのお天気のようです。

さて、お産が滞ってしまったり、分娩に時間がかかり過ぎてしまうと、母体にも赤ちゃんにも影響が出る可能性があるため、吸引分娩で迅速に赤ちゃんを取りあげる必要があります。お産に長い時間かかってしまうと、赤ちゃんの心拍数が下がり危険な状態になります。時間がかかってしまう原因は回旋異常微弱陣痛などが考えられます。そして吸引分娩のリスクとして頭蓋内出血による死亡例もあります。

吸引分娩となっても健康保険・医療保険は適用されます。吸引分娩を行うと、通常のお産にかかった費用に加えて吸引分娩の処置費用が請求されます。この吸引分娩処置費用は保険適用されるので3割負担です。一般的な処置費用は病院によって異なりますが、保険適用されて6000円〜15000円が相場です。

吸引分娩を始め、出産では何が起こるかわかりません。そんな中でも医療保険に入っておくことは安心できる材料の1つです。医療保険に入っておけば、緊急の事態でも安心して医療処置が受けられます。また医療保険の内容によっては吸引分娩でなくとも、早産で入院・手術や帝王切開などの場合に給付金がでるものもあります。医療保険では吸引分娩は異常分娩に含まれます。ですから保険金がおりる可能性が高いです。もちろん保険内容にもよるので保険金が必ずおりるかはわかりませんので、保険会社に連絡して確認することをオススメします。しかし、妊娠して27週が過ぎると部位不担保条件付きの加入になってしまいます。この場合、保険会社によっては異常分娩が保険適用外になることもあるので要注意です。このような理由から、何かあった時のために早めに医療保険に加入して、出産を迎えられるように準備しておくことをオススメします。

分娩では、何よりも赤ちゃんと母体の安全が優先されます。どんなに妊娠期間を順調に過ごしていても、分娩の状況によって吸引分娩が必要になることもあります。自分のお産のときにどんな方法が取られるかを事前に知ることは難しいですが、何があってもできるだけ冷静に医療スタッフや赤ちゃんの力を信じてお産を進めたいものです。バースプランをしっかり立てて、医師や助産師としっかりと話しておくことも大切です。  〆

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・帝王切開と癒着 1〜5
・ブイバック(VBAC)
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・海外 逆子の灸 1〜3
逆子 「外回転術」 1・2
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・「つわり」の鍼灸治療
・妊娠中・産後のケア 1〜4

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吸引分娩 7

おはようございます。てんゆ堂で2回鍼灸不妊治療した
40歳の方が体外受精で1回で着床。このままいって欲しい。

さて、吸引分娩緊急処置ですから回避できるに越したことはありません。吸引分娩のほかにもスムーズなお産を促すために行われる方法がいくつかあります。母体と赤ちゃんの状態やタイミングを見て医師が判断するものなので、妊婦自身が自由に選べるわけではありません。あくまでも参考としてください。

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陣痛誘発剤とも言われ、危険な状態での出産を回避させるために分娩を促す方法の1つです。「出産予定日を過ぎても陣痛が来ない」「陣痛が来たけれど子宮口がなかなか開かない」といった場合に薬を投与して陣痛を起こします。陣痛が弱い状態である微弱陣痛の場合に陣痛促進剤を使うことが多いです。微弱陣痛では妊婦の体力が消耗され危険になることがあります。陣痛促進剤には子宮収縮を促す「オキシトシン」もしくは「プロスタグランジン」というホルモンが含まれており、産科ガイドラインに沿って点滴飲み薬で投与し陣痛を促します。しかし陣痛促進剤にもリスクがあり過強陣痛になることがあります。これは陣痛促進剤による投与の結果、陣痛が強くなり子宮収縮して締め付けがきつくなり過ぎてしまうのです。これにより、赤ちゃんを圧迫することになり胎児機能不全子宮破裂などを起こす場合があるのです。ですので陣痛促進剤を使用するときにも注意が必要です。

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陣痛促進剤と同じく「正期産の時期を過ぎても赤ちゃんがなかなか出てこない」「陣痛が弱すぎてお産が進まない」場合に使われる誘発分娩の方法のひとつです。メトロイリンテルという小さなゴム風船のような医療器具を子宮内に入れます。バルーンを入れることで子宮口を刺激し子宮口が開くように促すのです。滅菌食塩水を注入しバルーンをふくらませることで子宮口を広げ分娩時間を短縮します。この方法により分娩が促されて、危険な状態になる前に出産ができれば、吸引分娩をしなくても大丈夫です。またバルーンは子宮口が固いときにも使われることが多いのが特徴です。

クリステレル胎児圧出法
赤ちゃんの頭が降りてきているにもかかわらず、陣痛が弱く、陣痛促進剤が効かず、会陰切開をしても赤ちゃんを取り出せないなど緊急時のみ行われる方法です。助産師が分娩台に乗り、妊婦にまたがった形で陣痛のタイミングに合わせて妊婦さんのお腹を圧迫します。強く圧迫し過ぎると赤ちゃんの状態が悪化する恐れもあるため慎重に行う必要があります。2015年に女の子を出産した中山エミリさんは「馬乗りになっておなかを押され…生まれた後はあざだらけ」とインタビューで語っています。吸引分娩や鉗子分娩とクリステレル胎児圧出法を併用するケースもあります。

つ覯切開
吸引分娩でも赤ちゃんが生まれなかった場合の最終手段が帝王切開です。帝王切開とは、子宮を切開して赤ちゃんを直接取り出すことで、帝王切開には予定帝王切開緊急帝王切開があります。予定帝王切開は自然分娩に適さないと判断した場合に選択されることが多く、緊急帝王切開では母体と赤ちゃんとが危険と判断した場合に選択されることが多いです。帝王切開というと「危ない・怖い」というイメージの人も多いと思いますが、現在では出産の約2割の人が帝王切開で出産しています。医療技術は進歩しており、帝王切開でも安全に出産ができます。  つづく・・・

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吸引分娩 6

おはようございます。てんゆ堂がある荻窪・教会通り
QUON chocolate」がオープンしました。早速GO〜。

さて、緊急処置として吸引分娩を選択した場合、妊婦・赤ちゃん双方にリスク・影響があります。赤ちゃんへの影響としては、赤ちゃんの頭を吸引するときに頭蓋骨表面に骨膜という薄い膜があり、その骨と骨膜が剥がれると、その部位に頭血腫ができることがあります。基本的には自然治癒するので経過観察となります。また骨膜と骨膜の外側にある帽状腱膜が引き剥がされ、2つの膜の間にある静脈が破綻することで帽状腱膜下出血が起こる可能性があります。さらに吸引分娩の場合、鉗子分娩や帝王切開と同じくらいの頻度で頭蓋内出血することがあります。頭蓋骨内出血は急激な血圧の変化頭部への圧迫が原因で起こります。これは分娩が滞り胎児が低酸素状態に陥ることによる合併症と考えられています。

大阪市に住む30歳同士のTさんご夫婦がいました。2年間の不妊治療の末、大阪市都島区の産婦人科医院ケイレディースクリニックで2017年11月に男の子を出産しました。分娩時に医師は吸引カップにより赤ちゃんを引っ張り出す吸引分娩を行いましたが、翌日、赤ちゃんは頭蓋内出血を起こして死亡しました。吸引分娩は母体や赤ちゃんに大きな負担がかかるため、日本産婦人科学会のガイドラインでは赤ちゃんの頭が一定程度の位置に降りてくるのを待つことが望ましいとされています。夫婦は赤ちゃんの頭がまだ十分出てきていないのに医師が過って吸引分娩を行い死亡させたとして、医師の過った分娩処置が原因だとして産婦人科医院に対し5300万円あまりの損害賠償を求める裁判を起こしています。一方、病院側は「赤ちゃんの頭は吸引分娩をできる程度に降りてきていた」とこれまで反論していて「裁判でも争っていく」としています。

その他、吸引分娩では産瘤(さんりゅう)が大きいことがあります。そもそも産瘤とは、頭皮と頭蓋骨の間にできるむくみのようなもののことですが、産瘤が大きくても大丈夫です。産瘤は自然分娩でも起こることはあり自然になくなるものです。とくに治療する必要もないので心配ありません。

現代でも分娩では、少なからずリスクが付いていることは理解しておきましょう。吸引分娩によるリスク・影響の中でも後遺症・障害についても気になる部分だと思います。吸引分娩による後遺症・障害の症状では脳性麻痺が起こる危険性があります。脳性麻痺が発症すると精神発達障害や運動発達障害などの後遺障害が残る可能性があります。医療の進歩により、吸引分娩による脳性麻痺は減っていますが、吸引分娩した赤ちゃんが脳性麻痺を起こした事例はまだあるのが現状です。  つづく・・・

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| 出産 授乳 | 08:47 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
吸引分娩 5

おはようございます。昨夜の暴風雨が凄かった!!
台風一過でフェーン現象により気温も32℃の予報です。

さて、緊急処置として吸引分娩を選択した場合、妊婦・赤ちゃん双方にリスク・影響があります。今日は赤ちゃんへの影響をみていきましょう。最新の医療技術によりリスク・影響は昔よりも減っているとはいえ、完全にリスクがないとはいえません。分娩損傷とは、分娩により赤ちゃんが被る損傷のことです。吸引分娩では分娩損傷のリスクが高くなるといわれています。とはいえ、現代の医療技術では、かなりリスクは低くなっているため過度の心配は不要です。産科医の判断に従って分娩することをオススメします。

‘血腫

吸引分娩では赤ちゃんの頭を吸引するときに頭蓋骨表面に骨膜という薄い膜があり、その骨と骨膜が剥がれると、その部位に血腫ができることがあります。骨膜のすぐ下を通る静脈が破綻することで頭血腫になる場合があります。生後数週〜数ヶ月経つと自然に消えることが多いので、基本的には経過観察となります。致命的なものではないので安心してください。

∨江腱膜下出血
帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)は頭皮の下にあり、帽子のように頭蓋骨を包んでいる組織のことです。吸引分娩や鉗子分娩では大きな力が外から頭皮にかかることにより、骨膜と骨膜の外側にある帽状腱膜が引き剥がされ、2つの膜の間にある静脈が破綻することで帽状腱膜下出血が起こる可能性があります。場合によっては赤ちゃんが貧血・ショック状態となることもあるので早期の対応が必要です。最悪の場合、播種性(はしゅせい)血管内血液凝固症候群(DIC)を起こし、出血が止まらずに死亡することもあります。多くは生後1〜2ヶ月で解消されますが、大量出血が起きるリスクもあるので輸血などの処置を行います。また大量の血液の破壊と吸収によって、強い黄疸をおこす原因ともなるので注意が必要です。

F蓋内出血
吸引分娩の場合、鉗子分娩や帝王切開と同じくらいの頻度で頭蓋内出血することがあります。頭蓋骨内出血は急激な血圧の変化頭部への圧迫が原因で起こります。ただしこれは、赤ちゃんの頭を引っ張る行為そのものによる影響ではなく、分娩が滞り胎児が低酸素状態に陥ることによる合併症と考えられています。場合によっては大出血を起こし障害が残ることも考えられます。  つづく・・・

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吸引分娩 4

おはようございます。週末の台風は凄い勢力で接近中
これが通過して清々しい秋風と青空が続くとイイなぁ〜。

さて、緊急処置として吸引分娩を選択した場合、妊婦・赤ちゃん双方にリスク・影響があります。母体への影響としては子宮頸管、腟、外陰部の一部が裂ける軟産道損傷が起こることがあります。それを防ぐために医師があらかじめ会陰を切る会陰切開を行うケースもあります。吸引分娩では会陰破傷となるリスクが高くなるとされています。吸引分娩ではカップを挿入するために会陰切開を行うので会陰破傷が生じやすくなります。そして、吸引分娩や鉗子分娩のように急速な分娩方法では膣を傷付け膣壁破傷となりやすく、分娩直後から膣壁破傷を生じた部分から持続的な出血があります。

その他、出産時には子宮頚管を赤ちゃんは通ります。しかし急な分娩や吸引分娩・鉗子分娩などの場合には子宮頚管が切れて破傷し子宮頚管破傷となることがあります。子宮頚管破傷の症状は、赤ちゃんを出産直後から出血します。特徴は鮮血出血です。また出血が少ないときもあるので産後の診察が重要です。子宮頚管破傷では、大きい破傷の場合には迅速に対応し縫合をしますが、小さい破傷の場合には縫合しないこともあります。吸引分娩は子宮頚管破傷のリスクも高くなるのです。

尿道膀胱破傷も吸引分娩により生じるリスクが高くなるとされています。これも吸引カップの挿入や赤ちゃんを出産するときに裂けてしまうことが考えられます。しかし、これらの破傷の可能性がある場合は産科医も対策を施すことがあります。できるだけ破傷を和らげるために、あらかじめ少し切っておく場合があるのです。今まで挙げた破傷では分娩中には痛みを感じません。なぜなら陣痛の方が痛いからです。しかし、お産が終わってからは痛みが残ったりするので注意が必要です。  つづく・・・

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| 出産 授乳 | 08:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
吸引分娩 3

おはようございます。キンモクセイが香る季節に
なりました。週末は台風。大事にならないように…

さて、緊急処置として吸引分娩を選択された場合、妊婦・赤ちゃん双方にリスク・影響があります。お産は今の時代でも命がけなのです。あらゆる場面で潜在的なリスクがあると考えておきましょう。しかし過度な心配は必要ありません。ですから出産前から緊急時については産科医や助産師と相談して信頼関係を築いておくことは大切です。

母体への影響としては子宮頸管、腟、外陰部の一部が裂ける軟産道損傷が起こることがあります。なお、吸引分娩を行わないお産でも会陰裂傷が起きることが多く、それを防ぐために医師があらかじめ会陰を切る会陰切開を行うケースもあります。会陰とは肛門と膣の間の部分です。

吸引分娩では会陰破傷となるリスクが高くなるとされています。会陰破傷とは文字通り、会陰が裂けてしまい破傷することです。吸引分娩ではカップを挿入するために会陰切開を行うので会陰破傷が生じやすくなります。会陰破傷は症状により重症度が4種類に分かれます。重度の会陰破傷は痛みはもちろん、精神的にも不安定になることもありえます。

会陰破傷が生じた場合、膣壁破傷も生じていることが考えられます。膣壁破傷とは、無理な力が加わった時に膣壁が裂けて出血する状態のことです。性交による膣壁裂傷と分娩時に発生する膣壁裂傷とがあります。吸引分娩や鉗子分娩のように急速な分娩方法では膣を傷付け膣壁破傷となりやすく、分娩直後から膣壁破傷を生じた部分から持続的な出血があります。多くの場合、縫合処置を行います。膣壁破傷は会陰破傷を生じた人に多く見られるので、会陰破傷を生じたときには注意してください。  つづく・・・

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吸引分娩 2

おはようございます。今年の猛暑も忘れさせる
涼しい季節になって来ました。秋雨も続きます。

さて、お産が滞ってしまったり、分娩に時間がかかり過ぎてしまうと、母体にも赤ちゃんにも影響が出る可能性があるため、吸引分娩で迅速に赤ちゃんを取りあげる必要があります。お産に長い時間かかってしまうと、赤ちゃんの心拍数が下がり危険な状態になります。時間がかかってしまう原因は回旋異常微弱陣痛などが考えられます。

吸引分娩は緊急処置の出産です。赤ちゃんや妊婦さんの状態を把握した上で、赤ちゃんを速やかに出産させた方がイイと判断した場合に行われます。吸引分娩を簡単に説明すると、お産で赤ちゃんがなかなか出てこない場合、シリコンもしくは金属製吸引カップを赤ちゃんの頭につけて、吸引圧をかけて体全体を引っ張り出す分娩方法です。また産道を広げてカップを挿入するので会陰切開をする必要があります。吸引分娩を選択する理由は赤ちゃん・妊婦双方の安全を期するためです。

微弱陣痛や産道の伸びが悪くお産が進まない場合、吸引分娩になることがあります。このように介助が必要な分娩としては鉗子分娩があります。こちらは大きなスプーンを2枚合わせたような器具(鉗子)で赤ちゃんの頭をはさみ引っ張り出します。吸引分娩・鉗子分娩でうまくいかなかった場合には、帝王切開を選択することもあります。産科医の判断によっては吸引分娩がダメならすぐに帝王切開に切り替える場合もあります。どちらにしても緊急を要する状況で医師の判断に任せることになります。 

緊急処置として吸引分娩を選択した場合、妊婦・赤ちゃん双方にリスク・影響があります。お産は今の時代でも命がけなのです。あらゆる場面で潜在的なリスクがあると考えておきましょう。しかし過度な心配は必要ありません。ですから出産前から緊急時については産科医や助産師と相談して信頼関係を築いておくことは大切です。 つづく・・・

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吸引分娩 1

おはようございます。ビーチでも乗れる自転車を購入。
見た目のフォルムだけで選びました。愉しみです。

さて、妊娠・出産は「10人いれば、10人違う」といえます。マイナートラブルから手術になるようなことまで色々あります。今日は無痛分娩で多い吸引分娩についてみていきましょう。無痛分娩は硬膜外麻酔をする分娩です。完全無痛にすることも可能ですが、その場合、胎児の負担を増やし、分娩進行に支障きたす可能性があります。ですから我慢できる程度の痛みに止める和痛分娩を推奨している産科もあります。文献的には硬膜外麻酔下分娩を行った場合、吸引分娩・鉗子分娩率が上昇する等の合併症が考えられます。

分娩時には子宮口が約10cmまで開きます。しかし、赤ちゃんの体勢(胎位)などによってスムーズに産道を通り抜けることができず、お産が滞ってしまう場合があります。分娩に時間がかかり過ぎてしまうと、母体にも赤ちゃんにも影響が出る可能性があるため、吸引分娩で迅速に赤ちゃんを取りあげる必要があります。お産に長い時間かかってしまうと、赤ちゃんの心拍数が下がり危険な状態になります。時間がかかってしまう原因は回旋異常微弱陣痛などが考えられます。

吸引分娩を行う条件には、子宮口が全開になっている、すでに破水している、赤ちゃんが元気で十分に成熟している、赤ちゃんの頭が見えるくらいまで降りてきている、骨盤と赤ちゃんの頭の大きさが釣り合っているなどの条件をすべて満たしたうえで、以下のような場合に吸引分娩が行われます。帝王切開に切り替えることができる状況でもあります。

実際に吸引分娩が行われる状況には、微弱陣痛や産道の伸びが悪くお産が進まない場合、赤ちゃんの体がうまく回転せずお産が進まない場合、赤ちゃんの状態が良くない場合(胎児機能不全)、母体疲労や合併症で分娩を長引かせるのが危険な場合などです。基本的に吸引分娩を行っても赤ちゃんが出てくる目途が立たない場合は、鉗子分娩または緊急帝王切開に切り替わります。  つづく・・・

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| 出産 授乳 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
乳児用液体ミルク 製造・販売へ

おはようございます。今日は山の日の祝日ですが、
てんゆ堂通常診療しております。それにしても暑い…

さて、乳児用液体ミルクは牛乳などを原料とし「乳幼児に必要な栄養素を加え液状にしたもの」と定義されています。液体ミルクは液体状の乳製品で開封し吸い口を装着すれば、すぐに飲ませられるのが特長です。海外ではすでに普及していますが、国内ではお湯で溶かして冷ます粉ミルクが主流で、これまで販売が認められていませんでした。そもそも液体ミルクの関心が高まったのは東日本大震災熊本地震の時です。救援物資に海外の液体ミルクが届けられ、水道が使えなくてもそのまま使える利便性が注目され、国内でもそのニーズが高まっていました。

そして、液体ミルクの国内での販売が2018年8月8日解禁されました。厚労省が液体ミルクの成分や容器の規格基準を新たに定めた改正省令を施行しています。改正省令では「特別用途食品」の表示をするため「保存性のある容器に入れ、120度で4分間加熱殺菌する」などの製造基準を設け、「常温を超えない温度」を保存基準としています。メーカーは原料の種類や配合などについて厚労省の承認と成分について消費者庁の特別用途食品の表示許可を得れば製造販売できるようになりました。

国が進める女性活躍加速のための重点方針にも、液体ミルクの普及に向けた取り組みとして盛り込まれています。液体ミルクは災害時だけでなく、育児の負担軽減夜間の授乳や外出時など)や災害時の備えになると期待されています。今後、国内メーカーによる商品開発が進むとみられていますが、実際に流通するまでには乳業メーカーの業界団体・日本乳業協会によると「最低でも1年以上はかかる」という見通しです。厚労省による安全性の確認や企業側の製造ラインの整備や品質検査などが必要なためです。加藤勝信厚労相は「災害時にも有用。早く流通するよう事業者の取り組みを期待したい」と述べています。つまり薬局などで液体ミルクを見かけるのは1〜2年後ということです。

すでに米国や欧州で売られている液体ミルクの一番の長所は「開封してそのまま飲めること」です。粉ミルクよりは高いものの状況に応じて使い分けます。一見、万能な印象の液体ミルクですが、よく振ってから飲む必要があります。ミルクの濃度が均一になっていないと、赤ちゃんの負担がかかります。他にも開けたら飲み残しはすぐに捨てなければなりません。また液体ミルクの需要が高まり過ぎると、母乳育児が減ってしまうことを懸念する声も上がっています。保育所が液体ミルクを備蓄した場合、賞味期限内に使い切りたいからといって母乳の預かりを拒否してはならないし、母乳育児を保護するため広告規制なども世界保健機関(WHO)の国際的な規準に沿って進めていくことが必要とされています。とわいえ、液体ミルクは忙しい育児ママの助けになることが期待されています。  〆

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乳児用の液体ミルク 解禁 4

おはようございます。今日は「春分の日」で祝日ですが、
てんゆ堂診療しています。それにしても寒の戻りです。

さて、乳児用液体ミルク欧米では広く普及しています。液体ミルクは母乳に成分が近く、乳児に必要な栄養素を加えた液体状の乳製品です。お湯で溶かして冷ます必要がある粉ミルクよりも手軽に扱うことができます。液体ミルクは粉ミルクよりも乳児に飲ませる手間が少なく、常温一定期間保管することもできます。

液体ミルクの普及は厚労省と粉ミルクメーカーの間でこう着状態だった問題です。液体ミルクの普及には収益は得られるか、日本の温度・湿度で安全性は保たれるかなど、いろいろ越えなければならないハードルがあります。しかし、液体ミルクが手に入りやすくなることは乳幼児を抱える母親たちにとって有益です。2014年11月から国内での販売許可を求めオンラインでの署名活動を開始。2016年10月時点で署名は4万を超えています。(署名はこちらから)

液体ミルクは2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震の際には緊急支援物資として届けられ被災者に重宝されました。こうした経験から、政府は液体ミルクは日常の育児だけでなく、災害時にも有効とみて販売解禁を目指しています。すでに自民党で乳児用液体ミルクの勉強会が行われていますし、小池百合子都知事は『災害時にも使える乳児用液体ミルクの普及を図る』という公約を掲げていました。内閣府も男女共同参画会議で災害のときに役立つだけでなく、育児支援にもつながることから”乳児用液体ミルクが有効”という意見が続出しています。男女共同参画担当相の加藤大臣から「乳児用液体ミルクの問題提起は、しっかり受けとめる」という内容の発言があり、男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会で乳児用液体ミルクの普及が検討されることになり専門調査会も立ち上げられています。

2018年春、政府は乳児用液体ミルクの国内販売を今夏にも解禁する方針を固めました。政府は普及を後押し育児負担の軽減災害備蓄への利用につなげたい考えです。厚労省の専門家部会は2017年3月から液体ミルクの販売解禁に向けた検討を進めており、業界団体の日本乳業協会から最近提供を受けた液体ミルクの試験データにより、安全性を検証できると判断した模様です。厚労省も専門家部会で液体ミルクの規格基準を新たに定める省令改正に向けて手続きを始める方針です。今後は内閣府食品安全委員会による健康影響評価や意見公募を経て省令を改正し、規格基準を満たした製品の販売を認め模様です。これに併せ、消費者庁も液体ミルクを乳児の発育に適した特別用途食品と表示できるようになります。

液体ミルクは飲み残しを放置すれば雑菌が繁殖するという衛生面の課題があります。試験では加熱処理で殺菌後、常温で長期間保存しましたが、微生物や細菌の存在は確認されず、乳児に必要な栄養成分が残ることも分かりました。賞味期限は金属缶やレトルトパウチの場合は9〜12か月紙パック6か月を想定しています。2018年夏には登場してくることでしょう。 〆

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