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荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
抗がん剤副作用 しびれの予防法 2

おはようございます。もう11月中旬です。12月に入ったら
アッという間にクリスマスに年末年始です。気合を入れろッ!!

さて、乳ガン肺ガンなどの治療に用いる抗ガン剤である
パクリタキセル」は副作用として末梢神経障害
しびれ)を生じさせます。パクリタキセルによる手足のしびれは
投与した患者さんの67〜80%が経験するにもかかわらず、
今まで効果的な治療薬や予防手段がありませんでした。しびれが
原因でがん治療を断念せざるを得ないケースやがん治療後に生活に
支障をきたす
ケースが後を絶ちませんでした。このようなしびれに
対して局所冷却予防有効であることが分かりました。

マイナス25〜マイナス30℃下で冷やした冷却用グローブ
とソックスを用いた手足の局所冷却がしびれ予防に有効であるかの
調査の結果、自覚症状に関して、冷却しなかった手足では半数以上
の方が「ものをよく落としてしまう」「細かい作業がやりにくくな
った
」「歩きにくくなった」といった日常生活での支障が出る
程度のしびれを感じていたものの、冷却した手足にそのような
しびれを感じる人は数%しかおらず、しびれが出たとしても
気にならない程度で済みました。また生活に支障をきたすような
中等度から重度のしびれを感じるまでの期間に関しても冷却した
手足では病状進行のリスク87%低下することが分かりました。
手先の器用さには、小さなピンをつまんでできるだけ早くボード
に刺していく検査を通して速さの変化を比較しました。冷却して
いない手では動作が遅くなっていく傾向がみられ、感覚が分からず
にピンを落としてしまう例も見られました。

この研究結果により冷却が抗がん薬副作用予防に有効であることが分かり、
治療を受ける患者さんのQoLの向上につながることが期待されます。
今後、臨床の現場で冷却技術を適正に施行するために保険適応
ならびに機器の提供スタッフの充実を図ることが望まれます。

てんゆ堂にも抗ガン剤の副作用である手足症候群の患者さん
が通院しています。強い抗ガン剤では一生に数回しか使用できない
ものや血管外に漏れると皮膚がただれるようなものを使うそうです。
そういう薬剤では正常細胞も損傷されます。そして、何と言っても
日常生活に大きく差し支えます。ボールペンのノックも痛くて
押せませんし、季節の変り目は症状が一時的に悪化します。
鍼灸治療である程度の軽減はできますが、完治というような
ことにはなりません。ですから、抗ガン剤の副作用を軽減させるような
上記の研究はとても大事だと痛感しています。 〆

<引用論文>
・Akiko Hanai, Hiroshi Ishiguro, Takashi Sozu, et al.
Effects of Cryotherapy on Objective and Subjective Symptoms
of Paclitaxel-inducedNeuropathy: Prospective Self-Controlled Trial

『Journal of the National Cancer Institute』(JNCI).2017.

<関連記事>
・抗がん剤副作用 しびれの予防法 1
・薬の副作用報告 1〜5
・麻薬とペインコントロール 1〜6
・統合医療 1〜4
・補完・代替医療:CAM 1〜4
・ガン 補完代替医療 1〜7
・ガン ワクチン療法 1〜3
・ビタミンC点滴療法
・「ガン」を臭いで判別
・自律神経免疫療法 1〜3

| ガン 難病 | 09:10 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
抗がん剤副作用 しびれの予防法 1

おはようございます。Google系列の自動運転車企業が世界初の
運転席無人タクシー公道走行を米国内で開始するそうです。

さて、乳ガン肺ガンなどの治療に用いる抗ガン剤
手や足の皮膚の細胞が障害されることで起こる副作用
手足症候群」といいます。初期症状としてチクチク感
ヒリヒリ感といった手足の皮膚の違和感が現れることがあります。
手のひらや足の裏など普段から圧力や摩擦がかかるところ、
皮膚が厚くなっているかかと等に多く認められるのが特徴です。
例えば、炊事や洗濯などの水仕事が多いと、症状が手にでやすく
なります。また、よく歩く人、例えば、営業の仕事で歩き回る人
などは症状が足にでやすくなります。

2017年10月に医学誌『Journal of the National Cancer Institute
(JNCI)に掲載された「抗がん薬副作用のしびれ、冷やして予防」は、
京都大医学研究科の大学院生で作業療法士の華井明子氏の研究では
パクリタキセル」は副作用として末梢神経障害
しびれ)を生じさせます。パクリタキセルがしびれを起こす
背景には神経にパクリタキセルが取り込まれることで細胞体や軸索を障害
すること、また血管や感覚器などの末梢組織にダメージを与えることなど
が影響している可能性があるとされていますが詳細なメカニズムは明らか
になっていません。有効な治療方法はなく長期に渡って患者さんの生活の質
を低下させるため、しびれにより抗がん薬治療をあきらめなければいけない
例が後を絶たず、効果的な予防手段の開発が期待されていました。そこで
局所的に血流量減らすことができる冷却に着目。こういった予防法は
これまでに爪や皮膚の副作用予防に対して用いられていましたが、
しびれに予防効果があるかは不明でした。

この研究ではパクリタキセルの治療を受ける乳がん患者さん40名
を対象に、マイナス25〜マイナス30℃下で冷やした冷却用グローブ
ソックスを用いた手足の局所冷却がしびれ予防に有効であるか調査。
パクリタキセルの点滴中に利き手側の手足を冷却し、逆の手足は
通常の治療と同様に何も行わずに、12 週間以上の抗がん薬治療
受けました。手足の症状の出方を、冷やした利き手側と何もしていない
非利き手側で比べたところ、しびれや違和感などの自覚症状だけでなく、
触覚や温度感覚、手先の器用さの変化についても悪化予防ができる
ことがわかりました。        つづく・・・

<引用論文>
・Akiko Hanai, Hiroshi Ishiguro, Takashi Sozu, et al.
Effects of Cryotherapy on Objective and Subjective Symptoms
of Paclitaxel-inducedNeuropathy: Prospective Self-Controlled Trial

『Journal of the National Cancer Institute』(JNCI).2017.

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| ガン 難病 | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血液1滴→ガン13種早期発見 4

おはようございます。今年の日本伝統鍼灸学会金沢です。
今日と明日開催です。来年は大阪・高槻での開催です。

さて、血液1滴ガン早期発見できたら・・・・
国立がん研究センター(東京都)と検査技術を持つ東レなどは、
ガン患者ら約4万人の保存血液から乳ガン、卵巣ガン、肺ガン、
胃ガン、大腸ガン、食道ガン、前立腺ガン、肝臓ガン、胆道ガン、
膵臓ガン、膀胱ガン、骨軟骨腫瘍、神経膠腫
の13種類のガンで
それぞれ固有の「マイクロRNA」を特定しています。
新しい検査法ではガン細胞から血液中に分泌される遺伝子の
働きを調節する微小物質のマイクロRNAを活用します。
ガン細胞と正常な細胞ではマイクロRNAの種類が異なり、
一定期間分解されません。これにより血液1滴でガンの病期
(ステージ)が比較的早い「1期」を含め、すべてのガンで
95%以上の確率で診断可能だというのです。乳ガンでは97%
だったというのです。

ガンの早期発見する新しい検査法は同センターの研究倫理審査委員会
が2017年7月中旬に実施を許可。8月から臨床研究を始め、早ければ
3年以内に国に事業化の申請を行う予定です。一度に複数の種類
のガンを早期発見できる検査法はこれまでなく、人間ドックなどに導入
されればガンによる死亡を減らせる可能性があります。

検査の普及と精度が向上して以前には見つかりにくかった微小ガン
を発見する機会が増えています。また、一口にガンと言っても種類は
多岐に渡り、月単位で大きくなっていくものもあればしばらく何もせず
様子をみていてもあまり変化しないガンもあります。微小な甲状腺ガン
や前立腺ガン
は数年という時間単位で経過をみても悪化しない可能性が
高いのです。ガンの中ではこれら経過観察が選択肢となるものはごく
一部のため「初期のガンは治療しなくてよい」「ガンは放置治療がよい
ということにはなりませんが… 定期的で慎重な専門医によるフォロー
が重要となります。『ガン=手術・抗がん剤・放射線』ではありません。
最適な治療方法については自分の生活や治療後の合併症まで含めて納得
した方法を選択
する必要があり、時間をかけた相談やセカンドオピニオン
という手段も必要と考えられます。    〆

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・血液1滴→ガン13種早期発見 1
・血液1滴→ガン13種早期発見 2
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・尿1滴→早期がん発見 1〜4
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・ガン ステージ 1〜3
・大腸ガン 急増中 1〜5
・子宮頸ガン 1〜3
・子宮頸ガン検診 1〜3
・子宮頸部異形成 鍼灸治療 1・2
・子宮体ガン 1・2
・甲状腺ガン 1〜3
・ピロリ菌 1〜7
・なかなか治らない口内炎 1〜4
・がん患者「正しい栄養」1〜4

| ガン 難病 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血液1滴→ガン13種早期発見 3

おはようございます。明日から雨続きで気温もグッと下がってくる
予報です。本格的な秋の長雨のシーズンです。体調管理をしっかりと!!

さて、各ガン固有のメッセージ物質である「マイクロRNA」。
実は、ある特別な「カプセル」に封じ込められた形でガン細胞から
放出され血液に乗って全身をめぐっていると考えられています。
そのカプセルは「エクソソーム」と呼ばれるものです。

エクソソームは直径1万分の1ミリほどの小さなカプセル(小胞
でガン細胞だけでなく、ほとんどすべての細胞が分泌していることが
分かっています。かつては細胞が不要になった物質をこのエクソソーム
に封入し外に排出していると考えられてきました。しかし10年前、
エクソソームの中に「マイクロRNA」が含まれていることをスウェーデン
の研究者が発見。さらにその後、国立がん研究センター研究所の落谷孝広
主任分野長の研究チームが細胞同士がこのエクソソームの中のマイクロRNA
を使ってお互いに情報交換をしているという事実を突き止めました。
これまでさまざまな細胞が「ホルモン」「サイトカイン
などと呼ばれるミクロ物質を出して情報交換を行っていることは
知られていました。その細胞間コミュニケーションの新たな道具
としてエクソソームの存在が明らかにされたのです。

ガン細胞は何のためにエクソソームを出しているのか。研究によって、
実はガン細胞がこのエクソソームを武器として使って転移再発
を引き起こしていることが突き止められました。例えば、乳ガン。
乳ガンは早期に治療すれば比較的完治しやすいガンとされていますが、
長い期間を経て脳に転移する場合があることが知られています。
しかし本来、脳の血管には「血液脳関門」と呼ばれるバリアのような
構造があり、ガン細胞はそのバリアを突破して脳内に侵入することは
困難です。脳の血管は、そのほかの全身の血管と異なり、血管の壁を覆う
細胞同士がかたく結びつき、脳へ入ることのできる物質を厳しく制限・調節
しているためです。このバリアをガン細胞はどうやって突破しているのか。
これまで謎とされてきました。

研究により乳ガンの細胞から放出されたエクソソームは血液に乗って
脳の血管までたどり着きます。すると血液脳関門を構成する内皮細胞は、
なぜかこのエクソソームをガン細胞から来たものとは知らずに受け取り、
カプセルを開封してしまいます。するとエクソソームの中に潜んでいた
「マイクロRNA」が内皮細胞の中へ侵入遺伝子の働きを変えることで
血液脳関門のバリアを緩めさせてしまうのです。その後、血液の流れに
よって運ばれてきた乳ガンの細胞は、このバリアが緩んだ部分から
脳の内部に入り込みます。こうして、脳への転移を起こすのです。

ガン細胞というのは非常に悪賢いです。ガン細胞が出すエクソソーム
とは相手がうっかり開けてしまうと、とんでもないものが感染して
異常な事態を引き起こす、まさにネット上のウイルスメール
のようなものなのです。国立がん研究センター研究所では、こうした
ガンのメカニズムを研究することで、今回の13種類のガン診断技術
のほかにも新たな治療法を生み出そうとしています。また、海外でも
エクソソームを利用したガン治療の臨床試験が始まるなど盛んに研究が
進められています。       つづく・・・

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| ガン 難病 | 08:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血液1滴→ガン13種早期発見 2

おはようございます。昨夜は11時まで診療している歯科医院に行って
歯科検診して来ました。こまめにケアするのは健康維持には大切です。

さて、2014年に国立がん研究センターを中心に9つの大学と6つの企業
が参加して血液検査をするだけでガン早期発見
する研究がスタートしました。血液検査をするだけで13種類
ものガン大腸ガン、胃ガン、肺ガン、乳ガン、前立腺ガン、食道ガン、
肝臓ガン、胆道ガン、膵臓ガン、卵巣ガン、膀胱ガン、肉腫、神経膠腫

を、ごく初期の段階で診断できるという検査手法が実現しようとしています。

13種類のガン固有のメッセージ物質である「マイクロRNA
を特定しています。新しい検査法ではガン細胞から血液中に分泌される
遺伝子の働きを調節する微小物質「マイクロRNA」と呼ばれる物質
核酸)を活用します。マイクロRNAは遺伝子の働きを調節し細胞
の働きを変えてしまう作用があることがわかっています。血中には
500種類ものマイクロRNAが流れていると言われていますが、
検査で注目するのはガン細胞が放出するマイクロRNAです。最新研究
によってガンのタイプにより、放出するマイクロRNAの量や種類が異なる
ことがわかっています。

国立がん研究センター研究所では企業と共同でごく微量のマイクロRNAを
正確に測定できる装置を開発。それによって、体の中にどんな種類のガン
細胞が潜んでいるかを早期に突き止めることが可能になりつつあるのです。
ガン細胞と正常な細胞ではマイクロRNAの種類が異なり一定期間分解されません。
これにより血液1滴でガンの病期(ステージ)が比較的早い「1期」を含め、
すべてのガン95%以上の確率で診断可能だというのです。
乳ガンでは97%だったというのです。

現在のガン検診は、それぞれのガンによって異なる種類の検査を受ける
必要があります。患者にとって負担が大きいうえ、中には痛みや精神的
な苦痛
を伴う検査もあるのが現状です。いまや日本人の2人に1人がガン
と診断される状況ですが、検診の受診率は全体の3割にとどまっており、
先進国の中でも低い割合です。検査の負担を軽くすることはガンの
早期発見・早期治療を実現する上で、とても大事な課題です。

この研究を率いる国立がん研究センター研究所落谷孝広主任分野長は、
「国民の多くの方がこの新しい検査を受けられる時代がくればガンを
早く見つけ出し、早く治療することができるようになります。それに
よってガンによる死亡者数国民全体で減らすことが究極の目標です」
と語っています。        つづく・・・

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| ガン 難病 | 09:13 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血液1滴→ガン13種早期発見 1

おはようございます。先日、年1回の健康診断の結果が・・・
例年ひっかかる項目をクリア。ちょっとした習慣変更が大事。

さて、2017年9月30日に放送されたNHKスペシャルは「人体」。
命を支える“神秘の巨大ネットワーク”の特集でした。
その中で人体のあらゆる臓器細胞から何らかのメッセージ
を伝える物質が放出されており、次々と発見されています。
医学の世界ではそうした物質を「ホルモン」「サイトカイン
マイクロRNA」などと呼んでいます。その数は数百種類
にものぼると言われています。

これまで脳などごく限られた臓器がそうした物質を出していることは
知られていましたが、実は脳からの指令を待たずして全身の臓器
直接メッセージをやりとり情報交換しながら生命活動や健康
を支えているのです。各臓器や細胞から放出されたメッセージ物質
は全長10万キロ(地球2週半)ともいわれる血管網を情報回線にして
行き交い他の臓器や細胞に受け取られます。すると受け取った臓器
によって異なる反応が引き起こされます。こうしたメッセージ物
を使って情報発信をしているのは臓器だけではありません。脂肪細胞
ガン細胞も行っています。

このガン細胞が出しているメッセージ物質は、各臓器のガン細胞
によって異なります。これを逆手にとってガン早期発見
が研究されています。現在、たった1滴の血液から13種ものガン
を早期発見できるという画期的なガン検診法が開発されつつあります。
              つづく・・・
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| ガン 難病 | 09:14 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
尿1滴→早期がん発見 4

おはようございます。この連休は秋らしい晴天続きでした。
そろそろ空気も乾燥してきます。早めに保湿はじめましょう!!

さて、九州大学大学院生物科学部門の廣津崇亮助教らの研究グループが、
尿1滴の臭いで線虫ガンをかぎ分け「ガンの有無」を判別
できることを突き止めました。この線虫を使ったガン診断システムを
n-nose(エヌ・ノーズ)」と呼んでいます。

大がかりな装置を導入するでもなく、仕組みも単純なので、
ガンの有無をスクリーニングするシステムを実用化するのには、
技術的な壁はそう高くはなさそうです。3年後2019年末から
2020年初め
)の実用化を目指しています。実際の診断の仕組み
として受診者の尿を解析センターのような施設に集めて解析を
自動化する検査します。

また、診断法の保険適用医薬品医療機器総合機構(PMDA)の承認
が必要になります。「生物診断」という前例のない手法であるがゆえに、
承認までの時間がかかると予想されます。医薬品の承認では米国など
の方が早いので米国で承認を受けてから日本に入れようとする人もいます。
研究は日立製作所との連携で進めているようですが、それとは別に廣津氏
はベンチャー企業・HIROTSUバイオサイエンス(ヒロツバイオ)を設立し、
みずからも取締役に就任。実用化を進める上での実務をこのベンチャー
に担わせるそうです。両社は2017年4月、線虫によるガン検査の実用化
に向けた検査の自動化についての共同研究開発契約を締結したこと発表
しています。

日本でのガンの疾病費用は間接費用を含めると約10兆円と大きな
社会的負担になっています。従来のガン検査・診断技術の高精度化だけでなく、
ガンを早期発見することができる簡便かつ高精度な新しい検査方法が求められ
ています。実用化に向け医療機関と連携した大規模な臨床的評価を計画中
線虫は安価に培養できるため検査費用は1人あたり数千円ですむと見込み。
尿を使えば体を傷つけずに簡便に検査できます。既存の検査では見つけにくい
ガンを早期のうちに検出できる可能性があるので期待しています。  〆

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| ガン 難病 | 08:57 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
尿1滴→早期がん発見 3

おはようございます。今日は体育の日で祝日ですがてんゆ堂
診療しております。少し早く閉めますのでよろしくです。

さて、九州大学大学院生物科学部門の廣津崇亮助教らの研究
グループが尿1滴の臭いで線虫がガンをかぎ分ける
ことを突き止めました。この線虫を使ったガン診断システムを
n-nose(エヌ・ノーズ)」と呼んでいます。この診断法の画期的
な点をあらためて簡潔に列挙すると次のようになります。

早期ガン(ステージ0や1)まで発見できる
・すべてのガンを1度に検出可能(早期発見が難しい膵臓ガンを含む)
95.8%という高感度
・必要なものは尿1滴
・診断結果が出るまで1時間半という迅速さ
・数百円という安価な検査費用

これらの利点に加えて廣津助教は「ガンの有無を、とにかくまず見分け
られること」を強調。この診断でガンがあると診断された人だけが、
さらに詳細な検査を受ければよいことになります。診察する医師も、
今後は『ガンが有る』と診断された人に絞ってどこの部位にガンが
あるかを探すわけですから意識も高くなり見つけやすくなります。
ガン有無の“振るい分け”としてこの診断法を用いれば健常者は高価
な検査をいくつも受診する必要がなくなるので時間も診断にかかる
費用も削減できます。さらに早期ガンは進行したガンより治療費
抑えられるので負担は大幅に削減されます。国全体で考えれば膨大な
医療費削減につながるわけです。世界で活用されれば人類全体への貢献
は計り知れません。何よりガンで苦しみ亡くなる人もこの早期発見で激減
するはずです。

しかし、この新しい診断法にも課題はあるようです。体の部位別に、
どこにガンがあるかを特定できるようにすることです。実現すれば
「ガンの有無」だけでなく「どの部位にガンがあるか」まで線虫を
使った検診で分かることになります。その点、C・エレガンスは
モデル動物であることから遺伝子操作などの技術も実績も蓄積
されています。既に特定のガンにだけ反応することができない
線虫株を作製することに成功しており、今後研究を進めていくことで
実現可能だと考えられています。    つづく・・・

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| ガン 難病 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
尿1滴→早期がん発見 2

おはようございます。近所の弁天池公園ハナミズキ
もう紅葉しています。今年の冬は厳しいかもしれません。

さて、厚労省のまとめによりますと平成27年度の「国民医療費
42兆3644億円となっています。前年度比で1兆5573億円、
率にして3.8%増加です。9年連続で過去最高を更新しています。
国民1人当たりでは平均33万3300円です年代別の1人当たり国民医療費は、
65歳以上74万1900円となっています。65歳以上の
国民医療費は65歳未満の平均18万4900円のおよそ4倍になっています。
2013年では3兆8850億円がガン医療に充てられています。この膨大な
死亡者数と医療費を削減するには何といっても早期発見・早期治療が第一です。

九州大学大学院生物科学部門の廣津崇亮助教らの研究グループが、
尿1滴の臭いで線虫がガンをかぎ分けることを突き止めました。
線虫は線形動物門に属する動物の総称で、細長い糸のような形を
しています。土壌や水中で生きるものもいれば、私たちの身体に
寄生しているものもいます。中でも「C・エレガンス
という線虫は室温で飼育でき、遺伝子の数が約1万9000と少なく、
わずか4日で次世代をつくるなど「モデル動物」として研究に
使われてきました。

廣津助教は大学院修士課程を修了後、C・エレガンスの嗅覚について
の研究を開始。がん探知犬の研究の佐賀県の伊万里有田共立病院
園田英人外科部長から相談を受けたようです。C・エレガンスの
健常者の尿は避ける特性(化学走性)をの研究を進める中で、
線虫は1ミリほどの生き物ながら、犬の1.5倍の1200もの嗅覚受容体
(匂いを受け取る分子)を持り、好きな匂いに寄っていき、嫌いな匂い
から逃げる
という走性行動があり反応を容易に調べられます。
また、線虫の嗅覚神経数は10個(犬は数億個)と非常にシンプルなため、
解析が容易。しかも犬のように集中力を切らすこともないのです。
ガンの匂いは血液、尿、呼気などさまざまな物に含まれていますが、
廣津助教は最も採取が簡便な尿を使用したのです。実際に実験をして
ガン患者から採取した尿にC・エレガンスは寄って行き、健常者の尿
には逆に逃げて行くことが解りました。

本当に匂いに反応しているのかを確かめるために嗅覚神経を破壊した
C・エレガンスで実験してみると、こういった行動はしない。また、
嗅覚神経を調べるとガン患者の尿に有意に強く反応していることも
確認できたのです。ガンの匂いへの走性については、餌の匂い
勘違いしているのではないかと見られています。

実験結果を園田氏に報告すると園田氏は95.8%という数字に驚愕。
感度(ガンと診断できる確率)は従来の腫瘍マーカーという手法を
使った場合の感度は10〜20%代です。ところが、線虫による感度
は95.8%。あまりの感度の良さに驚いたというわけです。2015年3月、
研究成果が米国オンライン科学誌『PLOS ONE』に掲載され世に公表
されると大反響でトップニュースで報じられた程です。 つづく・・・

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| ガン 難病 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
尿1滴→早期がん発見 1

おはようございます。10月になり運動会シーズン真っ盛りです。
運動習慣のない方が張り切ると思わぬケガをします。ご用心を!!

さて、ガンは1981年以降、日本人の死因第1位を独走中。
生涯に2人に1人がガンを経験し、3人に1人がガンで死亡しています。
また、生涯のうちにガンにかかる可能性は男性の2人に1人
女性の3人に1人と推測されている状況です。ところが今のガン検診
は受診者にとって面倒なわりに費用対効果課題があります。
胃ガン、大腸ガン、肺ガン、子宮ガン、乳ガンなどと部位別に
診断を受けねばならず、時間はかかるし費用もかさみます。
また、とくに早期ガン見つかりにくいという難点もあります。
そうした状況もあって日本のガン検診の受診率は、全体でも約3割
にとどまり、それがまた手遅れにつながるという悪循環です。

しかし、ガンの検査に変革が起ころうとしています。
九州大学大学院生物科学部門の廣津崇亮助教らの研究グループが、
尿1滴早期ガン発見できるということを突き止めました。
端的にいうと1滴垂らした尿の匂いに体長1ミリほどの線虫
が好んで寄って来ればガンの疑いあり」、嫌って遠ざかって
行けば
ガンの心配なし」となります。装置を使った大がかりな
診断と違い、線虫を使ったこの方法は簡単かつ数百円と安価です。
線虫が尿によって95.8%という高い精度でガンの有無を識別
できます。しかも、ステージ0〜4まであるがんの進行度のうち、
ステージ0ステージ1といった早期ガンも発見
できるというのです。尿1滴、わずか数百円という手軽さで早期ガン
まで見つけることができるのです。

今のところどんな部位ごとのガンの診断できていないですが、
線虫は「ガンの有無」を発見してくれ、膵臓ガンのように
発見が困難なガンをも見逃さないというのです。したがって、
「ガン有り」となった人だけが従来の部位別検診を受ければイイ。
この新たな検診法で誰もが気軽にガン診断を受けるようになれば、
ガンの早期発見・早期治療につながり、ガン診療のあり方を根本的
に変えることになります。     つづく・・・

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