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荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
ガン進行・転移 アスパラギン 3

おはようございます。春物のコートを買ってみました。
やはり軽い。厚手のダウンと比べると随分と違います。

さて、英科学誌『Nature』(ネイチャー)に掲載された
ケンブリッジ大学の研究者らの研究論文「Asparagine
bioavailability governs metastasis in a model of breast
cancer
」よるとアスパラギンと呼ばれる栄養素が
不足すると乳ガン細胞の成長が妨げられることが
動物実験で分かったと公表しています。

研究論文の主執筆者である英ケンブリッジ癌研究所のグレッグ・ハノン
教授は「研究は重大な成果となる可能性がある」としながらも、
今後さらに多くの研究を重ねる必要があることを強調しています。
しかし「人間に置き換えられる保証はない」と述べる一方で、
マウスと同様の作用が働いていることを示す有望な兆候が見られた
ことを付け加えています。しかし、今回のマウス実験は人間でも
同じように効果があるかどうかは不明ですが、もし効果があると
するならば、一切アスパラギンを含まない食事をすることでガン
の転移を抑えることが出来るかもしれません。


 食事の変化をガンの拡散を促進する生体内作用に関連づけたのは、
今回の研究が初めてとなる可能性があります。食品とガン進行
転移との関係を示す研究論文の主執筆者ハノン教授は「腫瘍細胞
のアスパラギン生成能力を変化させるか、体内でアスパラギンの可用性
を低下
させる薬剤でマウスを治療する、もしくは餌からアスパラギン
を除去
するかのいずれかの方法で転移を減少させることができた」
と説明しています。また「特定のガンが特定の食べ物にやみつき
という可能性が高まっている。将来は、患者の食事を調整したり、
薬を投与したりして、ガン細胞がこれらの栄養素を得られないよう
にし治療の効果を高められると期待している」と話しています。
さらに「マウスに与える餌に含まれるアスパラギンを減らすと転移
半減した」と語ります。アスパラギンを制限するには、将来は
栄養バランスは取れているがアスパラギンを含まない特殊な飲み物を、
ガン患者が食事代わりに飲むという治療法を研究者たちは想定しています。

ごくありふれたアミノ酸の体内の生成量や食物からの吸収量を抑えると、
乳ガンの転移を阻止できる可能性があることがマウス実験で判明しています。
今回の実験では非必須アミノ酸のアスパラギンが乳ガン拡散でのカギ
となっている可能性があるのです。今回の研究成果を通じてガン細胞が
女性の胸部内の発生部位から拡散するのを防ぐ方法がもたらされる
可能性に期待を寄せています。      〆

<関連記事>
・ガン進行・転移 アスパラギン 1
・ガン進行・転移 アスパラギン 2
・血液1滴→ガン13種早期発見 1〜4

・尿1滴→早期がん発見 1〜4
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・ガン ステージ 1〜3
・大腸ガン 急増中 1〜5
・子宮頸ガン 1〜3
・子宮頸ガン検診 1〜3
・子宮頸部異形成 鍼灸治療 1・2
・子宮体ガン 1・2
・甲状腺ガン 1〜3
・ピロリ菌 1〜7
・なかなか治らない口内炎 1〜4
・がん患者「正しい栄養」1〜4

| ガン 難病 | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
ガン進行・転移 アスパラギン 2

おはようございます。個性派雑貨で人気を博したアジアン
中華雑貨専門店「大中」が閉店だそうです。時代ですかね・・・

さて、英科学誌『Nature』(ネイチャー)に掲載された
ケンブリッジ大学の研究者らの研究論文「Asparagine
bioavailability governs metastasis in a model of breast
cancer
」よるとアスパラギンと呼ばれる栄養素が
不足すると乳ガン細胞の成長が妨げられることが
マウス実験で分かったというのです。

ガン研究団体「キャンサーリサーチUKケンブリッジ研究所」は、
進行の早いガンにかかったマウスに低アスパラギンの食餌を与えたり、
アスパラギン阻害薬を投与。マウスは通常、ガンが体全体に転移
し2〜3週間で死亡するが実験対象のマウスのガンは転移が抑制
されました。主任医師のチャールズ・スワントン教授は「興味深いこと
に薬剤のL-アスパラギナーゼは、アスパラギンに異存する急性リンパ性白血病
の治療に使われてきた。将来は、この薬剤の効能を拡大し、乳ガンの治療
にも役立てられる可能性がある」と語っています。今回の研究でアスパラギン
を体内で作れなくすること。体内でアスパラギンを分解する。これを目的
としたガン転移抑制薬の開発が始まるかもしれません。

タンパク質を構成するアミノ酸の一種であるアスパラギンは、
ガン細胞を含む人体内のあらゆる細胞で産生される他、
名前の元となったアスパラガス、牛肉、乳製品、鶏肉、魚介類
大豆などの食品に含まれています。しかし、アスパラギンの
影響はマウス実験であり、人体で証明された訳ではなく食事で
アスパラギンを完全に避けるのはそもそも困難です。

乳ガン治療の慈善団体「ブレスト・キャンサー・ナウ」の会長を務める
デリス・モーガン女男爵は「今回の研究に基づいて患者が極端な食事療法
をしようとすべきでない
。医者との相談なしに特定の食品群を完全に
食べないようにするのは良くない。さらに我々は、すべての患者に対し
健康でバランスのとれた食事を取るよう促している」としています。
              つづく・・・
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・ガン進行・転移 アスパラギン 3
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| ガン 難病 | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
ガン進行・転移 アスパラギン 1

おはようございます。昨日は所属している明治国際医療大学の
大学院
修士口頭試問に出席。来年は自分があの席に立つのか・・・

さて、英科学誌『Nature』(ネイチャー)に掲載された
ケンブリッジ大学の研究者らの研究論文「Asparagine
bioavailability governs metastasis in a model of breast
cancer
」よるとアスパラギンと呼ばれる栄養素が
不足すると乳ガン細胞の成長が妨げられることが
動物実験で分かったと発表しています。

実験ではアスパラギンを含む量が0%、0.6%、4%
の食事をとらせたマウスにガン細胞を移植する実験を行い、
肺への転移頻度を比較しています。その結果、アスパラギン
を含まない食餌のマウスではガンの転移が半分程度になって
いました。 また、アスパラギンは食餌で体内に取り込む以外
にも生体内で「アスパラギン合成酵素」によって作られても
いますが、アスパラギン合成酵素を働かなくすることでガン
転移抑制されることも解りました。 ちなみに
アスパラギンによる、このような作用は「ガンの転移」のみ
に関わりもとのガン細胞の増殖には効果は無いようです。

ガン細胞が肺、脳やその他の臓器やに拡散し腫瘍を形成
する転移はガン死につながる作用として知られています。
初期ガンが致命的になることは少ないですが、体全体への
転移によって深刻な状態になります。ガン細胞の転移には、
細胞に大きな変容が起きる必要があります。腫瘍から分離し、
血管系・リンパ系を移動し体内の別の部位で成長し始めます。
この過程でアスパラギンが不可欠な役割を果たしていると
考えられています。     

また、2017年、英グラスゴー大学アミノ酸セリン
グリシンを取り除くと、リンパ腫腸ガン成長が阻害
されるという実験結果を発表しています。ガンの転移のキーワード
はアミノ酸かもしれません。        つづく・・・

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| ガン 難病 | 09:35 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
抗がん剤副作用 しびれの予防法 2

おはようございます。もう11月中旬です。12月に入ったら
アッという間にクリスマスに年末年始です。気合を入れろッ!!

さて、乳ガン肺ガンなどの治療に用いる抗ガン剤である
パクリタキセル」は副作用として末梢神経障害
しびれ)を生じさせます。パクリタキセルによる手足のしびれは
投与した患者さんの67〜80%が経験するにもかかわらず、
今まで効果的な治療薬や予防手段がありませんでした。しびれが
原因でがん治療を断念せざるを得ないケースやがん治療後に生活に
支障をきたす
ケースが後を絶ちませんでした。このようなしびれに
対して局所冷却予防有効であることが分かりました。

マイナス25〜マイナス30℃下で冷やした冷却用グローブ
とソックスを用いた手足の局所冷却がしびれ予防に有効であるかの
調査の結果、自覚症状に関して、冷却しなかった手足では半数以上
の方が「ものをよく落としてしまう」「細かい作業がやりにくくな
った
」「歩きにくくなった」といった日常生活での支障が出る
程度のしびれを感じていたものの、冷却した手足にそのような
しびれを感じる人は数%しかおらず、しびれが出たとしても
気にならない程度で済みました。また生活に支障をきたすような
中等度から重度のしびれを感じるまでの期間に関しても冷却した
手足では病状進行のリスク87%低下することが分かりました。
手先の器用さには、小さなピンをつまんでできるだけ早くボード
に刺していく検査を通して速さの変化を比較しました。冷却して
いない手では動作が遅くなっていく傾向がみられ、感覚が分からず
にピンを落としてしまう例も見られました。

この研究結果により冷却が抗がん薬副作用予防に有効であることが分かり、
治療を受ける患者さんのQoLの向上につながることが期待されます。
今後、臨床の現場で冷却技術を適正に施行するために保険適応
ならびに機器の提供スタッフの充実を図ることが望まれます。

てんゆ堂にも抗ガン剤の副作用である手足症候群の患者さん
が通院しています。強い抗ガン剤では一生に数回しか使用できない
ものや血管外に漏れると皮膚がただれるようなものを使うそうです。
そういう薬剤では正常細胞も損傷されます。そして、何と言っても
日常生活に大きく差し支えます。ボールペンのノックも痛くて
押せませんし、季節の変り目は症状が一時的に悪化します。
鍼灸治療である程度の軽減はできますが、完治というような
ことにはなりません。ですから、抗ガン剤の副作用を軽減させるような
上記の研究はとても大事だと痛感しています。 〆

<引用論文>
・Akiko Hanai, Hiroshi Ishiguro, Takashi Sozu, et al.
Effects of Cryotherapy on Objective and Subjective Symptoms
of Paclitaxel-inducedNeuropathy: Prospective Self-Controlled Trial

『Journal of the National Cancer Institute』(JNCI).2017.

<関連記事>
・抗がん剤副作用 しびれの予防法 1
・薬の副作用報告 1〜5
・麻薬とペインコントロール 1〜6
・統合医療 1〜4
・補完・代替医療:CAM 1〜4
・ガン 補完代替医療 1〜7
・ガン ワクチン療法 1〜3
・ビタミンC点滴療法
・「ガン」を臭いで判別
・自律神経免疫療法 1〜3

| ガン 難病 | 09:10 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
抗がん剤副作用 しびれの予防法 1

おはようございます。Google系列の自動運転車企業が世界初の
運転席無人タクシー公道走行を米国内で開始するそうです。

さて、乳ガン肺ガンなどの治療に用いる抗ガン剤
手や足の皮膚の細胞が障害されることで起こる副作用
手足症候群」といいます。初期症状としてチクチク感
ヒリヒリ感といった手足の皮膚の違和感が現れることがあります。
手のひらや足の裏など普段から圧力や摩擦がかかるところ、
皮膚が厚くなっているかかと等に多く認められるのが特徴です。
例えば、炊事や洗濯などの水仕事が多いと、症状が手にでやすく
なります。また、よく歩く人、例えば、営業の仕事で歩き回る人
などは症状が足にでやすくなります。

2017年10月に医学誌『Journal of the National Cancer Institute
(JNCI)に掲載された「抗がん薬副作用のしびれ、冷やして予防」は、
京都大医学研究科の大学院生で作業療法士の華井明子氏の研究では
パクリタキセル」は副作用として末梢神経障害
しびれ)を生じさせます。パクリタキセルがしびれを起こす
背景には神経にパクリタキセルが取り込まれることで細胞体や軸索を障害
すること、また血管や感覚器などの末梢組織にダメージを与えることなど
が影響している可能性があるとされていますが詳細なメカニズムは明らか
になっていません。有効な治療方法はなく長期に渡って患者さんの生活の質
を低下させるため、しびれにより抗がん薬治療をあきらめなければいけない
例が後を絶たず、効果的な予防手段の開発が期待されていました。そこで
局所的に血流量減らすことができる冷却に着目。こういった予防法は
これまでに爪や皮膚の副作用予防に対して用いられていましたが、
しびれに予防効果があるかは不明でした。

この研究ではパクリタキセルの治療を受ける乳がん患者さん40名
を対象に、マイナス25〜マイナス30℃下で冷やした冷却用グローブ
ソックスを用いた手足の局所冷却がしびれ予防に有効であるか調査。
パクリタキセルの点滴中に利き手側の手足を冷却し、逆の手足は
通常の治療と同様に何も行わずに、12 週間以上の抗がん薬治療
受けました。手足の症状の出方を、冷やした利き手側と何もしていない
非利き手側で比べたところ、しびれや違和感などの自覚症状だけでなく、
触覚や温度感覚、手先の器用さの変化についても悪化予防ができる
ことがわかりました。        つづく・・・

<引用論文>
・Akiko Hanai, Hiroshi Ishiguro, Takashi Sozu, et al.
Effects of Cryotherapy on Objective and Subjective Symptoms
of Paclitaxel-inducedNeuropathy: Prospective Self-Controlled Trial

『Journal of the National Cancer Institute』(JNCI).2017.

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・ビタミンC点滴療法
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・自律神経免疫療法 1〜3

| ガン 難病 | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血液1滴→ガン13種早期発見 4

おはようございます。今年の日本伝統鍼灸学会金沢です。
今日と明日開催です。来年は大阪・高槻での開催です。

さて、血液1滴ガン早期発見できたら・・・・
国立がん研究センター(東京都)と検査技術を持つ東レなどは、
ガン患者ら約4万人の保存血液から乳ガン、卵巣ガン、肺ガン、
胃ガン、大腸ガン、食道ガン、前立腺ガン、肝臓ガン、胆道ガン、
膵臓ガン、膀胱ガン、骨軟骨腫瘍、神経膠腫
の13種類のガンで
それぞれ固有の「マイクロRNA」を特定しています。
新しい検査法ではガン細胞から血液中に分泌される遺伝子の
働きを調節する微小物質のマイクロRNAを活用します。
ガン細胞と正常な細胞ではマイクロRNAの種類が異なり、
一定期間分解されません。これにより血液1滴でガンの病期
(ステージ)が比較的早い「1期」を含め、すべてのガンで
95%以上の確率で診断可能だというのです。乳ガンでは97%
だったというのです。

ガンの早期発見する新しい検査法は同センターの研究倫理審査委員会
が2017年7月中旬に実施を許可。8月から臨床研究を始め、早ければ
3年以内に国に事業化の申請を行う予定です。一度に複数の種類
のガンを早期発見できる検査法はこれまでなく、人間ドックなどに導入
されればガンによる死亡を減らせる可能性があります。

検査の普及と精度が向上して以前には見つかりにくかった微小ガン
を発見する機会が増えています。また、一口にガンと言っても種類は
多岐に渡り、月単位で大きくなっていくものもあればしばらく何もせず
様子をみていてもあまり変化しないガンもあります。微小な甲状腺ガン
や前立腺ガン
は数年という時間単位で経過をみても悪化しない可能性が
高いのです。ガンの中ではこれら経過観察が選択肢となるものはごく
一部のため「初期のガンは治療しなくてよい」「ガンは放置治療がよい
ということにはなりませんが… 定期的で慎重な専門医によるフォロー
が重要となります。『ガン=手術・抗がん剤・放射線』ではありません。
最適な治療方法については自分の生活や治療後の合併症まで含めて納得
した方法を選択
する必要があり、時間をかけた相談やセカンドオピニオン
という手段も必要と考えられます。    〆

<関連記事>
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・子宮頸部異形成 鍼灸治療 1・2
・子宮体ガン 1・2
・甲状腺ガン 1〜3
・ピロリ菌 1〜7
・なかなか治らない口内炎 1〜4
・がん患者「正しい栄養」1〜4

| ガン 難病 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血液1滴→ガン13種早期発見 3

おはようございます。明日から雨続きで気温もグッと下がってくる
予報です。本格的な秋の長雨のシーズンです。体調管理をしっかりと!!

さて、各ガン固有のメッセージ物質である「マイクロRNA」。
実は、ある特別な「カプセル」に封じ込められた形でガン細胞から
放出され血液に乗って全身をめぐっていると考えられています。
そのカプセルは「エクソソーム」と呼ばれるものです。

エクソソームは直径1万分の1ミリほどの小さなカプセル(小胞
でガン細胞だけでなく、ほとんどすべての細胞が分泌していることが
分かっています。かつては細胞が不要になった物質をこのエクソソーム
に封入し外に排出していると考えられてきました。しかし10年前、
エクソソームの中に「マイクロRNA」が含まれていることをスウェーデン
の研究者が発見。さらにその後、国立がん研究センター研究所の落谷孝広
主任分野長の研究チームが細胞同士がこのエクソソームの中のマイクロRNA
を使ってお互いに情報交換をしているという事実を突き止めました。
これまでさまざまな細胞が「ホルモン」「サイトカイン
などと呼ばれるミクロ物質を出して情報交換を行っていることは
知られていました。その細胞間コミュニケーションの新たな道具
としてエクソソームの存在が明らかにされたのです。

ガン細胞は何のためにエクソソームを出しているのか。研究によって、
実はガン細胞がこのエクソソームを武器として使って転移再発
を引き起こしていることが突き止められました。例えば、乳ガン。
乳ガンは早期に治療すれば比較的完治しやすいガンとされていますが、
長い期間を経て脳に転移する場合があることが知られています。
しかし本来、脳の血管には「血液脳関門」と呼ばれるバリアのような
構造があり、ガン細胞はそのバリアを突破して脳内に侵入することは
困難です。脳の血管は、そのほかの全身の血管と異なり、血管の壁を覆う
細胞同士がかたく結びつき、脳へ入ることのできる物質を厳しく制限・調節
しているためです。このバリアをガン細胞はどうやって突破しているのか。
これまで謎とされてきました。

研究により乳ガンの細胞から放出されたエクソソームは血液に乗って
脳の血管までたどり着きます。すると血液脳関門を構成する内皮細胞は、
なぜかこのエクソソームをガン細胞から来たものとは知らずに受け取り、
カプセルを開封してしまいます。するとエクソソームの中に潜んでいた
「マイクロRNA」が内皮細胞の中へ侵入遺伝子の働きを変えることで
血液脳関門のバリアを緩めさせてしまうのです。その後、血液の流れに
よって運ばれてきた乳ガンの細胞は、このバリアが緩んだ部分から
脳の内部に入り込みます。こうして、脳への転移を起こすのです。

ガン細胞というのは非常に悪賢いです。ガン細胞が出すエクソソーム
とは相手がうっかり開けてしまうと、とんでもないものが感染して
異常な事態を引き起こす、まさにネット上のウイルスメール
のようなものなのです。国立がん研究センター研究所では、こうした
ガンのメカニズムを研究することで、今回の13種類のガン診断技術
のほかにも新たな治療法を生み出そうとしています。また、海外でも
エクソソームを利用したガン治療の臨床試験が始まるなど盛んに研究が
進められています。       つづく・・・

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| ガン 難病 | 08:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血液1滴→ガン13種早期発見 2

おはようございます。昨夜は11時まで診療している歯科医院に行って
歯科検診して来ました。こまめにケアするのは健康維持には大切です。

さて、2014年に国立がん研究センターを中心に9つの大学と6つの企業
が参加して血液検査をするだけでガン早期発見
する研究がスタートしました。血液検査をするだけで13種類
ものガン大腸ガン、胃ガン、肺ガン、乳ガン、前立腺ガン、食道ガン、
肝臓ガン、胆道ガン、膵臓ガン、卵巣ガン、膀胱ガン、肉腫、神経膠腫

を、ごく初期の段階で診断できるという検査手法が実現しようとしています。

13種類のガン固有のメッセージ物質である「マイクロRNA
を特定しています。新しい検査法ではガン細胞から血液中に分泌される
遺伝子の働きを調節する微小物質「マイクロRNA」と呼ばれる物質
核酸)を活用します。マイクロRNAは遺伝子の働きを調節し細胞
の働きを変えてしまう作用があることがわかっています。血中には
500種類ものマイクロRNAが流れていると言われていますが、
検査で注目するのはガン細胞が放出するマイクロRNAです。最新研究
によってガンのタイプにより、放出するマイクロRNAの量や種類が異なる
ことがわかっています。

国立がん研究センター研究所では企業と共同でごく微量のマイクロRNAを
正確に測定できる装置を開発。それによって、体の中にどんな種類のガン
細胞が潜んでいるかを早期に突き止めることが可能になりつつあるのです。
ガン細胞と正常な細胞ではマイクロRNAの種類が異なり一定期間分解されません。
これにより血液1滴でガンの病期(ステージ)が比較的早い「1期」を含め、
すべてのガン95%以上の確率で診断可能だというのです。
乳ガンでは97%だったというのです。

現在のガン検診は、それぞれのガンによって異なる種類の検査を受ける
必要があります。患者にとって負担が大きいうえ、中には痛みや精神的
な苦痛
を伴う検査もあるのが現状です。いまや日本人の2人に1人がガン
と診断される状況ですが、検診の受診率は全体の3割にとどまっており、
先進国の中でも低い割合です。検査の負担を軽くすることはガンの
早期発見・早期治療を実現する上で、とても大事な課題です。

この研究を率いる国立がん研究センター研究所落谷孝広主任分野長は、
「国民の多くの方がこの新しい検査を受けられる時代がくればガンを
早く見つけ出し、早く治療することができるようになります。それに
よってガンによる死亡者数国民全体で減らすことが究極の目標です」
と語っています。        つづく・・・

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| ガン 難病 | 09:13 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血液1滴→ガン13種早期発見 1

おはようございます。先日、年1回の健康診断の結果が・・・
例年ひっかかる項目をクリア。ちょっとした習慣変更が大事。

さて、2017年9月30日に放送されたNHKスペシャルは「人体」。
命を支える“神秘の巨大ネットワーク”の特集でした。
その中で人体のあらゆる臓器細胞から何らかのメッセージ
を伝える物質が放出されており、次々と発見されています。
医学の世界ではそうした物質を「ホルモン」「サイトカイン
マイクロRNA」などと呼んでいます。その数は数百種類
にものぼると言われています。

これまで脳などごく限られた臓器がそうした物質を出していることは
知られていましたが、実は脳からの指令を待たずして全身の臓器
直接メッセージをやりとり情報交換しながら生命活動や健康
を支えているのです。各臓器や細胞から放出されたメッセージ物質
は全長10万キロ(地球2週半)ともいわれる血管網を情報回線にして
行き交い他の臓器や細胞に受け取られます。すると受け取った臓器
によって異なる反応が引き起こされます。こうしたメッセージ物
を使って情報発信をしているのは臓器だけではありません。脂肪細胞
ガン細胞も行っています。

このガン細胞が出しているメッセージ物質は、各臓器のガン細胞
によって異なります。これを逆手にとってガン早期発見
が研究されています。現在、たった1滴の血液から13種ものガン
を早期発見できるという画期的なガン検診法が開発されつつあります。
              つづく・・・
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| ガン 難病 | 09:14 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
尿1滴→早期がん発見 4

おはようございます。この連休は秋らしい晴天続きでした。
そろそろ空気も乾燥してきます。早めに保湿はじめましょう!!

さて、九州大学大学院生物科学部門の廣津崇亮助教らの研究グループが、
尿1滴の臭いで線虫ガンをかぎ分け「ガンの有無」を判別
できることを突き止めました。この線虫を使ったガン診断システムを
n-nose(エヌ・ノーズ)」と呼んでいます。

大がかりな装置を導入するでもなく、仕組みも単純なので、
ガンの有無をスクリーニングするシステムを実用化するのには、
技術的な壁はそう高くはなさそうです。3年後2019年末から
2020年初め
)の実用化を目指しています。実際の診断の仕組み
として受診者の尿を解析センターのような施設に集めて解析を
自動化する検査します。

また、診断法の保険適用医薬品医療機器総合機構(PMDA)の承認
が必要になります。「生物診断」という前例のない手法であるがゆえに、
承認までの時間がかかると予想されます。医薬品の承認では米国など
の方が早いので米国で承認を受けてから日本に入れようとする人もいます。
研究は日立製作所との連携で進めているようですが、それとは別に廣津氏
はベンチャー企業・HIROTSUバイオサイエンス(ヒロツバイオ)を設立し、
みずからも取締役に就任。実用化を進める上での実務をこのベンチャー
に担わせるそうです。両社は2017年4月、線虫によるガン検査の実用化
に向けた検査の自動化についての共同研究開発契約を締結したこと発表
しています。

日本でのガンの疾病費用は間接費用を含めると約10兆円と大きな
社会的負担になっています。従来のガン検査・診断技術の高精度化だけでなく、
ガンを早期発見することができる簡便かつ高精度な新しい検査方法が求められ
ています。実用化に向け医療機関と連携した大規模な臨床的評価を計画中
線虫は安価に培養できるため検査費用は1人あたり数千円ですむと見込み。
尿を使えば体を傷つけずに簡便に検査できます。既存の検査では見つけにくい
ガンを早期のうちに検出できる可能性があるので期待しています。  〆

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