● 荻窪 教会通り てんゆ堂鍼灸院 「日日是好日」●

    
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    養生法などなど徒草に
荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
甲状腺ガン 3

おはようございます。ここ2日程冷房が効き過ぎのせいか緊張型頭痛が・・・ 
今日も頭痛(涙) 早速、自分でお灸をして3ヶ所にをしてスッキリです!!

さて、「甲状腺ガン」には初期症状がほとんどありません
しかしノドにある甲状腺は眼に付きやすいので甲状腺の腫れ
しこりで解る場合があります。腫瘍が大きくなるとともに症状が出現する
場合もあります。その他、呼吸困難嚥下障害
(飲食物が飲み込みにくい)が診られる場合は医師の診察を受ける
事を勧めます。その他、「嗄声(サセイ)」(かすれ声)の場合もあります。

甲状腺の検査にも色々あります。
超音波検査(エコー検査)
 最もポピュラーなスクリーニング検査法です。
 これにより甲状腺腫瘍の大きさや内部構造や被膜、
 固体または石灰化像、液体であるかが解ります。
 細針吸引生検する場合にはエコーで部位を確認しながら行います。

血液検査
 「甲状腺刺激ホルモン:TSH」の値が異常でないかどうかを調べます。
 「TSH」は脳内の「下垂体」で作られ「甲状腺ホルモン」(甲状腺で分泌
 されるホルモン)を刺激し甲状腺濾胞細胞が成長する速度をコントロールします。
 また副甲状腺ホルモンの「カルシトニン」が高値かどうかを
 調べる場合もあります。そして手術後は腫瘍マーカー
 で再発ガン転移を知る為に重要な検査となります。

喉頭鏡
 「甲状腺ガン」が声帯を圧迫する場合があるので、
 「喉頭鏡」(ライトとレンズの付いた細いチューブ型装置)で、
 声帯が正常に動くかどうかを調べます。

シンチグラフィ
 
医療用放射性ヨウ素:RAI」や「テクネチウム
 という放射性物質を注射し、血液を通して腫瘍に集まった
様子を、
 専用のカメラで画像診断します。腫瘍の位置や転移の有無などの
 情報を得る事が出来ます。異常な甲状腺細胞は正常な甲状腺組織よりも
 放射性ヨウ素の取り込みが少なく、正常に吸収されない「コールドスポット
 と呼ばれる部分がスキャン画像上でより明るく示されます。
 コールドスポットがあれば細針吸引生検が行われるようです。
 その他、CT・MRI・PETなどの画像診断も用いられます。

細針吸引生検
 細い針を用いて甲状腺組織を採取します。皮膚を通して針を
 甲状腺内に挿入し、いくつかポイントの組織サンプルを採取します。
 組織を顕微鏡下で観察しガン細胞があるかどうかを調べます。
 「甲状腺濾胞ガン」を除き、ほぼ確実に診断を確定できるようですが、
 甲状腺ガンはタイプによって診断が難しいようです。    〆

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・甲状腺機能亢進症
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・甲状腺機能低下症
・甲状腺機能低下症の症状
・甲状腺機能低下症の合併症・検査
・交感神経緊張症 1〜3

| ホルモン・内分泌の病気 | 09:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
甲状腺ガン 2

おはようございます。昨日ワザワザ岐阜から新幹線に乗っててんゆ堂に来院
された患者さんがありました。経過状況をメールして下さるとうれしいです。

さて、「甲状腺ガン」は4種類に大別されています。
■「甲状腺乳頭ガン
 最も一般的なタイプの甲状腺ガンです。 女性に多く発症します。
 上記の甲状腺疾患女性に多く発症します。
 好発年齢は30〜50歳代。また被曝によって生じる甲状腺ガン
 のほとんどがコレです。「
チェルノブイリ原発事故後に近隣地域で
 多発していています。

■「甲状腺濾胞ガン
 「甲状腺濾胞ガン(コウジョウセンロホウガン)」は甲状腺ガンの10〜15%
 「濾胞」とは甲状腺ホルモンを分泌する細胞の事です。
 「甲状腺乳頭ガン」と同様に女性に多く、好発年齢は40〜60歳代
 肺などへの血行性転移(血液に乗ってガン細胞が転移)が多く、
 予後不良となる場合が多いが、ガンの進行が緩徐であるので、
 10年生存率50%を超えています。小児の場合もそうとは言えません。
 超音波検査では腫瘤状の陰影が診られ、良性腫瘍である濾胞腺腫」でも、
 同様に画像診断されるので
鑑別は進展した場合を除いて困難です。
 これもガン組織により辺縁は不整となります。手術が一般的のようです。

■「甲状腺未分化ガン
 甲状腺ガンでの頻度は3〜5%で、「甲状腺乳頭ガン」と同じように女性に多く、
 好発年齢は60歳代以上です。「甲状腺乳頭ガン」または「甲状腺濾胞ガン」
 が転化したものと考えられています。すべての悪性腫瘍(ガン)の中でも、
 最も予後不良とされ、どのような治療を行なっても1年以上の生存は
 難しいといわれています。急速に増悪するので甲状腺が腫れ、
 頸部腫大し、急激に周囲へ浸潤し頚部の圧迫感、疼痛、
 熱感を訴え、皮膚発赤、「嗄声(サセイ)」(かすれ声)、呼吸困難
 「嚥下障害(エンゲショウガイ)」(飲食物を上手に飲み込めない)などを
 来たします。発熱や急激な体重減少などの症状もしばしば現れます。
 超音波検査では境界が著しく不整で不明瞭な腫瘤像が診られます。
 穿刺吸引細胞診という生検では、ボソボソした腫瘍細胞が採取され、
 盛んにガン細胞が分裂して異形成が著しいようです。
 また全身の炎症症状で血沈亢進、血清CRP値の上昇、
 白血球数の増加が診られます。

■「甲状腺髄様ガン
 甲状腺ガンでの発生頻度は1〜2%。「甲状腺乳頭ガン」と同じように女性に多く、
 好発年齢は30〜50歳代。80%は孤発性ですが残りの20%は
 常染色体優性遺伝です。10年生存率は孤発例で40%。
 遺伝性では80%となっています。甲状腺細胞内の遺伝子は
 親から子へ遺伝情報を伝達します。もし親が被曝して生まれたお子さんの
 遺伝子が傷付けられていた場合には、その子に「甲状腺髄様ガン」が誘発
 される場合もあるのです。遺伝子検査で遺伝子変化が、
 認められた場合は他の家族に対しても遺伝子検査が行われる場合もあり、
 遺伝子変化を認めた幼児や、その家族に対して甲状腺摘出術
 (甲状腺を取り除く手術)を行なう事で「甲状腺髄様ガン」を発症する可能性
 を少なくする事はできます。ガン組織の発育は緩徐で周辺組織への浸潤
 もあまり強くないようです。超音波検査では比較的辺縁がスムーズですが、
 画像診断が困難な場合もあり「穿刺吸引細胞診」ではゆるく結合した、
 細胞集団が採取され、間質にはアミロイド(繊維状のタンパク質)が、
 認められるようです。             つづく・・・

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| ホルモン・内分泌の病気 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
甲状腺ガン 1

おはようございます。今年は世情が騒がしいまま8月に入りましたね。
最近はもう一人自分がいたら自分に鍼でも打ってもらいたい〜。

さて、甲状腺は俗に「喉ぼとけ」と呼ばれる付近にあります。
甲状腺ホルモンは甲状腺の「濾胞上皮細胞(ロホウジョウヒサンボウ)」
で合成・分泌されます。甲状腺ホルモンは心拍数、体温や飲食物を
エネルギーに変換する「代謝」に大きく関与していますし、
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム
の量をコントロールしています。甲状腺ホルモンが過剰分泌される疾患を
甲状腺機能亢進症」といい、代表的なものに「バセドウ病」や「グレーヴス病
があります。甲状腺ホルモンが多く分泌され甲状腺の機能亢進する
バセドウ病」は動悸手足の振るえ(振戦)、
眼球突出甲状腺腫脹多汗体重減少
高血糖、高血圧などの症状が診られ、反対に甲状腺ホルモンの分泌不足
となる「クレチン病」に代表される「甲状腺機能低下症」では、
疲れやすい全身倦怠感発汗減少、体重増加、便秘、
うつなどの精神症状などを生じます。また「慢性甲状腺炎」である
橋本病」も最終的には「甲状腺機能低下症」の症状が診られます。

そして「甲状腺ガン」は4種類に大別されています。
■「甲状腺乳頭ガン
 最も一般的なタイプの甲状腺ガンです。 女性に多く発症します。
 上記の甲状腺疾患女性に多く発症します。
 好発年齢は30〜50歳代。また被曝によって生じる甲状腺ガン
 のほとんどがコレです。「
チェルノブイリ原発事故後に近隣地域で多発
 していています。超音波検査(エコー)での画像診断が多用され、
 エコーにより腫瘤像を認めその内部エコーは不均一で低く、
 ガン組織により辺縁は不整となります。    つづく・・・

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| ホルモン・内分泌の病気 | 09:09 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
甲状腺機能低下症の合併症・検査
おはようございます。「冬晴れ」のtokyo。空の蒼・・・

さて、軽〜中等症では、見落とされやすい「甲状腺機能低下症」です。
単なる加齢現象によるものや、
高コレステロール症」、「更年期障害」、「脂肪肝」、
老人性痴呆症」などと、間違われて治療されている
事が少なくありません。症状が多彩ですので、検査をしないと確定診断は
できませんが「検診」などの血液検査の異常で、
偶然、「甲状腺機能低下症」が見つかる事もある様です。
・「総コレステロール(T-C)」の上昇、「中性脂肪(TG)」の上昇、
・「アルカリホスファターゼ(ALP)」の上昇(肝機能の指標の一つ)、
・「クレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)の上昇
 (心筋梗塞など心筋障害・筋疾患で血中濃度が上昇)などの異常値が現れます。
胸部レントゲンでは、「心拡大」(俗にいう心肥大)、脈拍が遅い、
虚血心疾患と間違われる心電図異常などが、診断のきっかけになる事があります。

「甲状腺機能低下症」が多い高齢者では、少しでも疑いがあれば、
一度、血液中の「甲状腺ホルモン」や「サイロキシン(T4)」、
甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の検査をしましょう。
米国では、基本的な検診検査項目の中にTSH測定が組み込まれている様です。
治療としては、「橋本病」の場合、甲状腺機能がまだ正常な方は、
定期的にホルモン量を検査するだけで薬は使わない様です。
しかし、甲状腺機能が低下した場合は、
ホルモンの不足を補う為に、甲状腺ホルモンを補充する方法があります。
「甲状腺ホルモン製剤」(チラージンS)などを内服する様です。
最初は少量から開始して,適切な量まで徐々に増量していきます。
内服は生涯服続ける必要がある様です。
飲み過ぎれば、当然副作用があります。
狭心症」や「肝機能障害」、「黄疸」があり、
ショックや「うっ血性心不全」も・・・
また、「甲状腺機能低下症」の方が、寒さなどの身体的ストレスを受けたり、
感染症、外傷、手術、脳の機能を抑える鎮静薬などがきっかけとなり、
致死的な合併症の「粘液水腫昏睡」を起こす場合があり、
このような緊急の場合、「合成T4」か「T3」、あるいは両方が静脈注射されます。
無痛性甲状腺炎」の症状が強い時には、「βブロッカー」を使用して、
症状を軽くする事があります。

日本は島国です。海草類(昆布、ワカメ、ノリ、ヒジキなど)の、
摂り過ぎで「甲状腺機能低下症」になっている方
が多いという報告もR。海草に多く含まれる「ヨード」は、
甲状腺ホルモンの原料ですが、「慢性甲状腺炎」=「橋本病」の方
の一部には、この「ヨード」の過剰摂取で甲状腺ホルモンが造れなくなる方・・・
外から過剰な「ヨード」を投与され身体では自分で造らなくていいと
誤解してしまうんですね。この場合には、海草を食べる事を減らす事で、
甲状腺ホルモンが正常値になれば、まさしく摂り過ぎです。
甲状腺機能は正常になれば、甲状腺ホルモン剤を飲む必要はありません。
バランスのイイ食事内容で、アレコレと多くの食材を食べましょう!!

内分泌=ホルモンが関わる病気は、症状が多種多様に現れます。
そして、長く付き合っていかなくてはならない場合が多いモノです。
周りの協力理解が必要です。ココロのサポートも!!  〆

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甲状腺機能低下症の症状
おはようございます。12月になると聴きたくなる一曲。
Happy Xmas (War Is Over) - John Lennon

さて、「甲状腺機能低下症」の頻度は少なくありません。
治療が必要と考えられる方は、人口の約1%と推測されています。
年齢とともに増加していきます。
症状が徐々に現れる為、見落とされる事が多いので要注意です。
「甲状腺機能低下症」の主な症状は以下です。
1、「うつに似た症状」−特に「慢性甲状腺炎」
  は高齢者に多く、「うつ」と間違えられます。元気がない、疲れやすい、
  無力感、脱力感
寒がり、顔の表情が乏しく、集中力がない、
  やる気が起こらない、また、錯乱、もの忘れなど、
  「アルツハイマー病」や「痴呆症」と、
  容易に間違えられやすい徴候が生じる事があります。

2、「体重増加」−「甲状腺機能低下症」の多くの方は
  体重が増えます。食欲が無いのに肥満になってしまいます。
  また、便秘冷え症低体温、貧血になります。

3、「乾燥肌」−発汗が低下し、皮ふも冷たい感じになります。
  皮膚はきめが粗く乾燥し、うろこ状に厚くなります。
  毛髪も白髪が増え,薄くて粗く、パサついてきます。
  抜けやすくもなります。年齢の性だと考えがちですね。
  顔つきは,「眼瞼浮腫」と言いまぶたは垂れて、眼と顔が腫れます。
  「巨舌症」や口唇が大きくなり、
  眉毛は外側1/3が薄くなり次第に抜けていきます。
  声が低くなり、しわがれ声になる事も。

4、「手首が痛む
  「手根管症候群(シュコンカンショウコウグン)」
  が現れる方も。脈拍は遅くなり手のひらと足の裏がわずかに、
  黄色みを帯びてた「カロチン血症」を起こします。

5、「脚のむくみ」−代謝が低下して皮下に、
  粘液状の物質が沈着して浮腫む。このむくみは、粘液状物質
  でできているので、「粘液水腫」といいます。
  OLさんのむくみとは明らかに違い、押しても凹みが残らない事が多く、
  内側から張っている感じがします。鑑別の手がかりになります。
  筋力低下、こむら返りなどの症状が起こりやすくなります。

6、「月経過多」−なりやすいですね。
  ホルモンの原料になる「コレステロール値」も急に上昇します。
  「嗜眠(シミン)」といいやたらと眠くなります。

7、「動悸・徐脈」−心臓も活動が低下します。
  心臓への粘液状物質の沈着も見られ、不整脈の原因となります。
  心拍数が40/分以下になる事は稀と言われています。
  早老化による動脈硬化も一員と考えられます。
  肝機能も低下するので、「肝臓病」と間違えられる事もあります。

甲状腺ホルモンには精神作用があります。
これが低下し、「甲状腺機能低下症」になります。
高齢で「うつ」傾向がある方や、「抗うつ薬」を長期服用しているが、
思わしくない方があなたの周りにいらっしゃる場合、
一度、「甲状腺」がらみのホルモン検査をしてみては!! つづく・・・

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| ホルモン・内分泌の病気 | 09:28 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
甲状腺機能低下症
おはようございます。
いよいよ「師走」。あっちゅう間の12月。

さて、「甲状腺機能低下症」とは、
甲状腺ホルモンが不足して起こる病気です.
圧倒的に女性に多く、女性は男性の約10倍と言われています。
40歳以後の女性に多く軽症なモノも含め、全体の5%にもみられるんです。
特に、高齢の女性の約10%が「甲状腺機能低下症」と言われています。
成人で、症状がはっきり出て非常に重症の「甲状腺機能低下症」を、
粘液水腫(ネンエキスイシュ)」と呼んでいます。
小児にみられる先天性、あるいは幼少時発症のモノでは、
クレチン病」と呼ばれ、発育障害知的障害などの障害があります。

ほとんどの「甲状腺機能低下症」は、甲状腺を攻撃・破壊する、
甲状腺自己抗体」ができた為に起こります。
「甲状腺機能低下症」の原因は、
1、「慢性甲状腺炎」=「橋本病
  甲状腺機能低下症のほとんどがこの病気によるものです。
  甲状腺の組織を攻撃する「甲状腺自己抗体」が出現し、
  この抗体によって甲状腺の組織が崩壊していき、
  甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンの低下を招きます。
  なぜ、「甲状腺自己抗体」が出現するかは不明ですが、
  他の「自己免疫疾患」(自分の身体を攻撃してしまう物質が出来る病気の総称)
  と合併する事が多く、遺伝性素因もひとつの原因と考えられています。
  ちなみに、「橋本病」はDr橋本先生が日本人に多く「慢性甲状腺炎」が、
  発症する事を発表したのでこう命名されています。
  「バセドウ病」も、Drバセドウの冠名が付けられています。(星座みたい)
 
2、「下垂体性甲状腺機能低下症
  脳のホルモン中枢である下垂体から、十分に甲状腺ホルモンを刺激する
  「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」が分泌されない状態です。
  「下垂体腫瘍」や下垂体の炎症が原因になります。
  紛らわしいのでご注意ですが、甲状腺自体から出るのは、「甲状腺ホルモン」、
  下垂体から出ているのは、「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」。
  これは、「甲状腺ホルモン」を上部で管理しているホルモンです。
  別物くらいに考えておくと、間違えないでしょう。
 
3、「その他
  「バセドウ病」の甲状腺摘出術後や、
  「バセドウ病」のアイソトープ治療後などが考えられます。
  その他に、発展途上国では甲状腺ホルモンの材料である、
  「ヨード」の摂取不足により甲状腺ホルモン自体を合成できない「ヨード欠乏」や、
  「甲状腺ホルモン不応症」などがありますが、日本では非常に稀です。

成人では、多くが「慢性甲状腺炎」の為に「甲状腺機能低下症」になります。
全身がエネルギーを利用できないので症状は非常に多彩です。
「甲状腺機能低下症」の症状はとらえにくく徐々に進行していきます。
医師も患者さんも病気と気づかず、歳のせいと思い込んだり、
治療機会を見逃している可能性が高いと言われているのです。
症状は、「バセドウ病」と正反対と考えて大方間違いありません。
次回は、「甲状腺機能低下症」の症状を見ていきましょう!! つづく・・・

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| ホルモン・内分泌の病気 | 09:29 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
甲状腺機能亢進症の検査
おはようございます。11月も終わり間近い。(光陰矢の如し)

さて、「甲状腺機能亢進症」の検査は、
血液検査、超音波検査などを用い、甲状腺と甲状腺ホルモンの状況を把握します。

血液検査>ー治療に伴って定期的に検査する必要があります。
・血液中の「甲状腺ホルモン」が高値
・下垂体によって産生される「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の極端な低下
・「総コレステロール」の低下
・「バセドウ病」が疑われる場合には、「TSH受容体抗体」の測定を行います。

薬物療法
メチマゾール」や、「プロパジール」、「チウラジール」などの、
甲状腺ホルモンを抑える抗甲状腺薬を服用します。
定期的にホルモン量を測定しながら、適切な量を服用する様です。
完治するまでには、非常に長い時間が要求される様で、
薬により、「白血球減少」などの副作用が出る可能性が高いと言いいます。
「甲状腺ホルモン」が正常化しても、薬の服用を中止すれば、
再発する可能性が高く、殆どの場合2〜3年は服用しなくてはならない様です。
授乳・妊娠時などを除いて、「メルカゾール」を使う事が多い様です。
循環器症状には、「β遮断薬」などが使われる様です。

手術療法
甲状腺を一部摘出し、甲状腺を切り離す事でホルモン量の調整を図ります。
他の療法よりも完治が早く、再発も少ない様です。
女性の場合、美容上の問題で傷跡が目立つ事が難点です。
また、手術によって合併症を起こす恐れも考えられます。

放射線治療
アイソトープ」など放射線によって甲状腺の細胞を減らし、
分泌ホルモン量を調整する方法です。
手術よりも手軽で短期間での治療が期待出来ますが、
逆に細胞を破壊し過ぎ甲状腺機能の低下を引き起こす可能性や、
治療後1年間は「避妊」しなくてはいけないと言う問題があります。

放射性ヨード内服療法(RI療法)
日本ではあまり行われていない様です。
放射性ヨードをカプセルに入れて飲み、
腫脹し大きくなり過ぎた甲状腺を放射線で破壊する治療です。

最近、心理的な「ストレス」が「バセドウ病」の発症だけでなく、
経過にも影響を及ぼす事を示唆する報告がみられます。
心理・社会的な面からのアプローチが治療上有効である可能性があります。
「バセドウ病」の予防対策としては、バランスの取れた食事に改善し、
「ストレス」をためない様に心がけましょう。  〆

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甲状腺機能亢進症の合併症
おはようございます。外は寒いですが、
てんゆ堂は温かく、早くも「胡蝶蘭」の新芽がグングン伸びてま〜す。

さて、「甲状腺機能亢進症の症状」は多種多様でしたね。
甲状腺機能亢進症」による「合併症」症状も多種多様です。
内分泌=ホルモンの病気は、どれも症状が多種多様ですね。

1、「心房細動
  不整脈の一種です。約2%の方に起こります。
  放っておくと、心臓の中に「血栓」(血の塊)ができやすくなり、
  それが脳血管につまると「脳梗塞」となる危険性があります。

2、「うっ血性心不全
  「バセドウ病」や「心房細動」を未治療でいると、
  「心不全」になります。心臓の動きが悪くなる事で、足のむくみがでたり、
  心臓や肺などの「胸水」や「腹水」が貯まってしまう事もあります。
  「心不全」では「息苦しさ」や、身体を動かす事も大変になります。

3、「甲状腺クリーゼ
  甲状腺機能亢進症の急性増悪状態です。
  不完全な治療、甲状腺機能亢進状態での手術、感染、ストレス
  妊娠中毒などに誘発されて、心不全、不整脈、発熱、せん妄、痙攣、
  昏睡、嘔吐、下痢、黄疸
などが発症します。
  更に、ショック状態や意識障害・・・致命率30%といわれています。

4、「周期性四肢麻痺
  男性の「バセドウ病」患者の約8%に現れるという。
  発作中は、「低カリウム血症」を起こします。

5、「重症筋無力症
  これも「自己免疫疾患」です。
  他の自己免疫疾患合併する事が知られています。
  日本では、これに関してはほとんど報告がない様ですが、
  その中でも、「バセドウ病」や「橋本病」などの甲状腺疾患が多い様です。

6、「驚愕バセドウ病
  精神的ストレスを受けた後に、
  発症する例が多くみられる事で、この様なネーミングです。
  「バセドウ病」は、心理社会的要因との関連が深い代表的な疾患の、
  ひとつと言われています。  つづく・・・

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甲状腺機能亢進症の症状
おはようございます。イチョウの葉がまさしく「FALL」。
そして、tokyoは「雨」の予報です。

さて、「甲状腺機能亢進症」の主症状は、
1、「甲状腺の腫れ
  女性は「のどぼとけ」が出ませんが、ノドが腫れて出てきます。

2、「眼球突出
  割り合い稀です。全体の30〜40%でみられます。

3、「動悸・頻脈
  続くと脈が乱れ、「心不全」を起こす可能性アリ。
  血圧上昇も起こります。この3つは、「バセドウ病」の特異症状です。
  故「田中角栄」元総理もこの病気だったといいます。
  いつも団扇でパタパタやって、熱弁を振るっていた記憶がありますね。

4、「体重減少
  代謝が亢進します。食欲はあるのに体重が減ってしまう方が多く、
  逆に食べ過ぎて体重が増えてしまう方もいます。

5、「易疲労
  全身倦怠感があり、疲れやすくなります。
  最近忙しいからと、見落とされがちです。
  ダルさが続く様でしたら、何らかの病気のサインかもしれませんよ!?

6、「精神症状
  甲状腺の特徴のひとつとしてこれがあります。
  「更年期障害」や「うつ」と誤診されるケースもあるようです。
  「甲状腺機能亢進症」は「ストレス」とも大きく関係していると言われます。
  神経過敏によるイラつき情緒不安定、集中力低下、不眠などが現れます。

7、「多汗」ー暑がりでいつもジンワリと湿った肌をしてきます。
  37.5℃前後の「微熱」の症状が現れます。

8、「手のふるえ」ー「振戦(シンセン)」が出ます。
  脱力感、筋力低下も現れる事が知られています。

9、「軟便・下痢」ー排便回数増加などもあります。

10、「無月経」ー月経過少などの月経不順や、不妊にもなりやすい。

「甲状腺機能亢進症」は、症状が多種多様です。
特に女性の方でピンッと来た方は、一度検査を受ける事をオススメします。
                   つづく・・・

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甲状腺機能亢進症
おはようございます。夕べは、熊本名物「太平燕(タイピーエン)」を頂きました。
「白湯スープ」+「春雨」の麺。美味でございま〜す。

さて、動悸や、多汗、不眠、疲れやすい・・・なんて事ありませんか!?
こうした体調不良の原因は「甲状腺」の病気かもしれません。
疲れがたまっているんだとか、
更年期障害」や、「高血圧症状」などと間違えやすい。
日本の「甲状腺疾患」の患者数は700万人
その内、500万人はその病気に気づいていないと推定されているんです。
米国では、人口の約1%が「甲状腺機能亢進症」であるとみられています。
一般的に、「更年期」や「出産後」の女性に多くみられ、
放っておくと、「心臓病」や「脳卒中」などに至る事もある病気でR。

甲状腺」は首の前側、「のどぼとけ」のすぐ下にあり、
正面から見ると蝶の形に似ています。
甲状腺機能亢進症」は、
甲状腺におけるホルモンの産生+分泌が亢進し、
血液中の甲状腺ホルモンが上昇している状態をいい、生命活動も亢進されます。
血液中の甲状腺ホルモンの濃度は、スポイト1滴を、
1000万リットル500mlのペットボトル2000万本の水で薄めた量です。
正確には、「1ng/dl(ナノグラム・パー・デシリットル)」。
1デシリットル中に、10億分の1グラムのホルモンが微量混ざっています。

しばしば、「甲状腺機能亢進症」=「バセドウ病」と混合されがちです。
「バセドウ病」は「甲状腺機能亢進症」の代表的な病気の1つ
ですから、「甲状腺機能亢進症」だから必ずしも「バセドウ病」とは限りません。
20〜30代で多く見られ、男女比では1:5。
圧倒的に女性に多い甲状腺機能亢進症」。
成人女性の10人に1人は、何らかの甲状腺疾患を持っているとされています。

甲状腺機能亢進症」の分類は、
1、「バセドウ病」=「グレーヴス病
  甲状腺機能亢進症の90%以上を占める病気です。
  血中の抗体(抗TSH抗体)が甲状腺を刺激し、甲状腺が腫大し、
  ホルモンの産生、分泌が亢進されるのが原因です。
  患者数は女性が男性の約4倍くらい多く、遺伝的素因が大きく影響する、
  「自己免疫性疾患」と考えられています。何故これを引き起すかについては、
  原因が分かっていません。
  発症好発時期や症状が「更年期障害」と勘違いされる場合があります。

2、「甲状腺炎
  女性によく現れる症状で、甲状腺に炎症が起こる事で、
  甲状腺の機能が障害されたモノです。
  痛みがある「亜急性甲状腺炎」、痛みがない「無痛性甲状腺炎」、
  出産直後に現れる「出産後甲状腺機能異常症」・・・

3、「中毒性甲状腺結節
  甲状腺内の組織が異常成長し、過剰にホルモンを分泌された状態です。
  結節が多数ある中毒性多結節の甲状腺腫「プランマー病」は、
  加齢に伴って増加する傾向があり、若年層では殆ど見られません

4、「甲状腺刺激ホルモン産生腺腫
  下垂体腺腫によりの機能が亢進し、「甲状腺刺激ホルモン」を過剰につくり、
  「甲状腺ホルモン」の過剰産生を引き起こします。
  しかし、これは甲状腺機能亢進症の原因としては稀です。

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