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荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
パーキンソン病 ムクナ豆 6

おはようございます。今日は黄砂が関東地方にも・・・
こういうNEWSを聴くと「
春だな〜」と感じます。

さて、パーキンソン病では進行を遅らせるドパミン製剤Lドーパが処方されます。このLドーパと非常によく似た性質をもっているムクナ豆薬に頼りたくないパーキンソン病患者さんから注目されています。


ただし過剰摂取には要注意です。健康な方ならともかくパーキンソン病の方が「一刻も早く病状を回復したい」からといって急にたくさん食べたりするのは危険です。Lドーパの過剰摂取は下痢や嘔吐といった症状を引き起こすことがあるそうです。食べる量は最初は少量から始めて効果を感じるまで少しずつ増やすようにしましょう。もう一つ注意すべきは加熱焙煎されていない生の豆、またはちゃんと火の通っていない粉末状のものは体調を崩す原因になります。ドパミン製剤を服用されているパーキンソン病患者さんは、医師に相談なしにムクナ豆を食べる事は絶対しないで下さい。薬の量を増やしているのと同じ状態になって激しい副作用が出る恐れがあります。


医師の中には漢方としてムクナ豆を治療にとりいれている人もいます。ドーパミン製剤を服用中の方で「ムクナ豆を試してみたい」と思ったら、まず医師に相談してみましょう。実際、ドパミン製剤とムクナ豆を併用されている患者さんも沢山います。

単純にムクナを摂取するよりもレモン、みかん、グレープフルーツなどに多く含まれているクエン酸を同時に摂取すると非常に効果的であることがわかってきています。クエン酸は単体でも疲労回復、血流改善、ミネラルの吸収改善、美肌効果なども期待できます。  〆

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・パーキンソン病かもしれない症状 1〜4
・パーキンソン病との付き合い方 1〜4
・ふるえ・振戦 1〜3
・頭部の揺れ 1・2
・若年性アルツハイマー病 1・2
・ピック病 1〜3
・「認知症」の予防法
・サフランと認知症 1〜3
・認知症と漢方薬 1〜3
・認知症 セルフチェック

| 高齢者 加齢 | 09:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
パーキンソン病 ムクナ豆 5

おはようございます。国産の原茂ワイン
を頂きました。
デザートワインだそうです。

さて、パーキンソン病では進行を遅らせる
ドパミン製剤Lドーパが処方されます。このLドーパと非常によく似た性質をもっているムクナ豆薬に頼りたくないパーキンソン病患者さんから注目されています。

ムクナ豆は必須アミノ酸であるフェニルアラニン、アミノ酸であるチロシン、鉄分も沢山含んでいます。Lドーパを含むこの4つの成分はドパミンの材料としてとても大切なものです。ドパミンは脳内で生成される他にチョコレートやチーズなどの食物に含まれるチロシンをチロシン水酸化酵素の働きで生成したドパミンの前駆体であるLドーパを消化吸収することで脳の神経細胞に補うことができるのですが、パーキンソン病を患っている方はチロシン水酸化酵素を分泌できません。そこでLドーパを多く含む食品を摂ることがパーキンソン病に有効だと考えられています。

インタネットなどの通販サイトで販売しているものは加熱焙煎された豆、粉末状の物、または葉や茎をお茶にしたものなどが売られています。現在ではムクナの葉、茎、根に関しては食された歴史がないので、それらの加工食品を摂取しない方が良いとされています。加熱焙煎されたものはそのまま食べてもイイですし、煮物などに入れるのもイイでしょう。粉末状の物はきな粉のようにして使用してもイイでしょう。一例ですが、パーキンソン病の方は1回25gのきな粉を1日4回摂取して症状が改善している例もあるそうです。  つづく・・・

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・パーキンソン病かもしれない症状 1〜4
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・ふるえ・振戦 1〜3
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・ピック病 1〜3
・「認知症」の予防法
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| 高齢者 加齢 | 09:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
パーキンソン病 ムクナ豆 4

おはようございます。今日はてんゆ堂開院記念日です。
開院13年目に入りました。「お陰様」の一言に尽きます。

さて、パーキンソン病では進行を遅らせるドパミン製剤Lドーパが処方されます。Lドーパはパーキンソン病の症状を非常によくおさえてくれますが、長い間飲み続けていると副作用が大きいという欠点があります。副作用は薬の効果のある時間が短くなってしまい、次の薬を飲むまでに症状がでてしまう(ウェアリングオフ)、手や足、口など身体の一部が自分の意思とは無関係に勝手にクネクネと動いてしまう(ジスキネジア)などがあります。薬の量や種類を変えて薬と上手に付き合うことが大切です。

このLドーパと非常によく似た性質をもっているムクナ豆薬に頼りたくないパーキンソン病患者さんから注目されています。中にはムクナ豆を食べている方が薬の副作用が出にくいという方もいます。そもそもツル性の植物のムクナ豆にはLドーパを天然に含んでいるものがあります。ムクナ豆はこのLドーパの含有量がとても高いことで知られています。薬として服用しなければならないLドーパを天然の食材から摂取することができます。

ムクナ豆は江戸時代まで西日本を中心に栽培されていたようで日本でも普通に食材として家庭で食べられていましたし、今でもヒマラヤ原産のムクナ豆は多様な品種があり東南アジアなど広範に生息し主食の一部として広く食べられています。豆自体が硬いことから日本ではあまり食べられなくなりました。しかし、現在では害虫に強いこともあり有機栽培しやすいなどの理由で健康食、自然食と言う観点から見直され注目されている食品の一つです。 つづく・・・

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・若年性アルツハイマー病 1・2
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・「認知症」の予防法
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| 高齢者 加齢 | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
パーキンソン病 ムクナ豆 3

おはようございます。新年号は「令和」だそうです。
「平成」も最初は色々言われていましたよね…

さて、日本にはパーキンソン病の患者さんが約15万人と推計されています。50代ぐらいから症状が出る人が多く、60代以上では100人に1人の割合で発症すると言われています。高齢になるほど増えるので患者数が増え続けています。40代未満でも発症するケースがあり若年性パーキンソン病と呼ばれています。

全パーキンソン病患者さんのうち、5〜10%くらいは遺伝が関係しており家族性パーキンソン病とされ、他のパーキンソン病と少し区別されます。家族性の中にも複数の種類があり、中にはたった1つの遺伝子の異常によってパーキンソン病がもたらされることもあります。現在、その原因究明、治療法の開発、診断法の開発が世界的に行われています。

進行性の難病で完治することは今の医学では期待できません。症状をおさえるための対処療法や進行を遅らせるための薬物療法が中心となります。不足しているドパミンを薬として飲んでも脳に移行しないのでドパミンの材料であるLドーパを薬として服用します。この薬の開発により発症しても10年後も歩いていられるようになりました。

ドパミン製剤のLドーパはパーキンソン病の症状を非常によくおさえてくれますが、長い間飲み続けていると副作用が大きいという欠点があります。副作用は薬の効果のある時間が短くなってしまい、次の薬を飲むまでに症状が出てしまう(ウェアリングオフ)、手や足、口など身体の一部が自分の意思とは無関係に勝手にクネクネと動いてしまう(ジスキネジア)などがあります。薬の量や種類を変えて薬と上手に付き合うことが大切です。このLドーパと非常によく似た性質をもっているムクナ豆は、薬に頼りたくないパーキンソン病患者さんから注目されています。中にはムクナ豆を食べている方が薬の副作用が出にくいという方もいます。  つづく・・・

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| 高齢者 加齢 | 09:06 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
パーキンソン病 ムクナ豆 2

おはようございます。平成最後の新年度の
スタートです。11:30頃に
新元号の発表です。

さて、パーキンソン病の正確な原因はまだはっきりとは
解っていません。現時点ではパーキンソン病は脳の一部の中脳の中にある黒質(こくしつ)でドパミン神経細胞が減少する病気とされています。パーキンソン病の症状として一番多いものが振戦(しんせん)です。患者全体の60%にこの症状が見られます。ふるえる箇所は手・足・頭などです。そして最初の一歩が踏み出せなくなるすくみ足歩幅が狭く速度が遅くなる小刻み歩行などの歩行障害があります。

そして筋肉がこわばり、関節の曲げ伸ばしがぎこちなくなる筋固縮(きんこしゅく)になります。体に柔軟性がなくなり、動かすと抵抗を感じるため日常的な動作が緩慢となり遅くなりがちです。衣類の着脱・食事・寝がえりなど、すべての動作に支障をきたすようになります。このような運動症状以外に便秘レム睡眠行動異常症、嗅覚低下、立ちくらみなどのさまざまな「非運動症状」が初期症状として出ます。


パーキンソン病は原因がまだ判明していない進行性の病気です。ですから国から難病指定されています。パーキンソン病と診断されれば、申請することで治療費は公費負担になります。パーキンソン病と診断されて申請がまだの方は難病情報センターを参考に病院や市役所に相談しましょう。ところでムクナ豆という植物が薬に頼りたくないパーキンソン病患者さんから注目されています。 つづく・・・

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| 高齢者 加齢 | 09:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
パーキンソン病 ムクナ豆 1

おはようございます。カタクリの紫の花が咲く
季節です。こういう小さい華憐な花にを感じます。

さて、パーキンソン病の正確な原因はまだはっきりとは解っていません。現時点ではパーキンソン病は脳の一部の中脳の中にある黒質(こくしつ)でドパミン神経細胞が減少する病気とされています。ドパミンは神経伝達物質の1つです。ドパミンは人のやる気や集中力、幸福感に強く作用するので「快楽ホルモン」と呼ばれることもあります。神経伝達物質の働きは神経から神経に指令を伝えることです。神経伝達物質が不足すると、手や足を動かそうとした時に「手を動かす」という指令(情報)が上手に手足に伝わらず身体をスムーズに動かすことができなくなります。

ですからパーキンソン病の症状として一番多いものが振戦(しんせん)です。患者全体の60%にこの症状が見られます。ふるえる箇所は手・足・頭などです。何も動作をしていない時に振るえる安静時震戦が特徴で左右に差が見られます。身体を動かしているときや睡眠時に症状は起こりません。

そして歩行障害です。最初の一歩が踏み出せなくなるすくみ足が多いです。また歩幅が狭く速度が遅くなる小刻み歩行手を振らずに歩くといった症状が見られます。さらに一度歩き出すと早足になって急に止まれなくなったり、向きを変えるのが困難になるケースもあります。  つづく・・・

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| 高齢者 加齢 | 09:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
認知症の治療薬はない 3

おはようございます。アジサイの切り花を頂きました。
花瓶に生けると季節柄のせいか涼やかで癒されます。

さて、認知症の治療は薬物療法非薬物療法(脳活性リハビリテーション)に加えて適切なケアとなじみの環境の4つが柱となります。 認知症は予防に始まり、MCI軽度認知障害)、中等度〜終末期まで継ぎ目なしに診る「フルステージ診療」が主流になりつつあります。環境が変わると認知症の症状が悪化するため、なじみの環境の維持も重要です。また認知症の人は、自分が今いる場所や状況を正しく認識することができなくなる見当識障害を発症します。認知症の進行を遅らせるには、決まった時間に食事を摂るなど時間の感覚を維持させることが大切です。主治医選びは患者の状態をきちんと把握し、生活指導をしてくれるかがポイントになります。「主治医によって寿命が変わる」と言っても過言ではないのです。

また認知症は、自分の心持ちひとつで発症を遅らせたり、進行を遅らせたりできる病気でもあるのです。脳の中には記憶を司る海馬(かいば)があり、目や耳から入ってきた情報を集めて整理をしています。アルツハイマー型認知症は、この海馬が萎縮することで発症します。逆に言えば、海馬を元気にするような生活を送ることが健康な脳を保つ秘訣です。脳細胞の代謝には酸素が必要不可欠です。特に海馬は脳の中でも多くの酸素を必要とします。深呼吸や瞑想、適度な運動をするなど新鮮な酸素を豊富に取り入れるようにしましょう

ほとんどの認知症は、現在の医学では治すことはできません。喫煙者は非喫煙者よりも約4倍糖尿病の人もそうでない人に比べると約4倍アルツハイマー型認知症になりやすいといわれています。つまり生活習慣病予防・治療することが、認知症予防につながります。たばこや深酒をやめて規則正しい生活を心がけましょう。また魚、野菜、ナッツ類など認知症予防によいとされる食材を積極的に取り入れつつ、バランスのよい食事をすると脳の働きも活性化します。脳は日々の刺激によって変化し成長するので、常に新しいことに興味を持って挑戦し、熱中できる趣味を見つけて続けることでストレスが軽減されます。新聞を読んだり、いろんな人とコミュニケーションをとったりするなど、意識して脳を使う生活に変えていきましょう。適度な運動を行い足腰を丈夫に保つことも大切です。認知症を予防することは難しくないのです。知的活動、適切な栄養、適度な運動、社会参加が認知症予防となります。脳を若々しく保つために、自分の生活を振り返ってみることが大切です。一方的に怖がらずに理解し、毎日の生活を変えることが大切になります。  〆

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認知症の治療薬はない 2

おはようございます。植え替えた朝顔のひとつが
今朝、白い花を咲かせていました。何かウレシイ!!

さて、現在の日本には約600万人認知症患者がいるとされています。2017年1年間に全国の警察に届け出のあった認知症の行方不明者は前年比431人増の1万5863人。統計を取り始めた2012年以降で5年連続の増加となっています。

認知症の診断基準として、,金(請求書)の支払いができない。¬瑤良用が守れない。これが指標となっています。前者は信用を失ったり周りの人を巻き込んで迷惑をかけたりし、後者は自分の命にかかわったりします。認知症は本人や家族の生活に影響を及ぼすからこそ、介護が大変な病気と認識されているのです。

認知症が疑われたら、専門医がいる「物忘れ外来」や「認知症外来」を受診しましょう。一般病院の場合は、神経内科、脳神経外科、老年科を初診に選ぶことが多いです。親族の方が病院に行くことを話す際には、その方の心やプライドを傷つけないことが大切です。家族に対する不信感を抱かせないように注意しましょう。頭ごなしに説得することは禁物です。どうしても受診を拒否する場合には、各市町村の認知症初期集中支援チームに相談すると、チームメンバーが自宅にまで来てくれるサービスもあります。

病院ではまず問診をします。付き添いの家族と本人を個別に最近の生活の様子や病歴、服用している薬などが聞かれます。次の検査は心理検査・知能検査で本人の記憶力や認知機能の程度を調べ、簡易長谷川式認知症スケールMMSE(ミニメンタルステート検査)を行います。また、鑑別診断としてビタミン欠乏症甲状腺機能低下症がないか血液検査をします。さらにCT(脳の断面図を撮影し、脳の萎縮や変化を調べる)、MRI(脳の周りに電磁波を当てて、脳の萎縮を診る)では、腫瘍や脳梗塞などの病変の有無を検査します。初期に一定の部位の血流が悪くなるアルツハイマー型認知症は、SPECT(脳の血流量を調べる)検査をすることで早期診断が可能です。検査結果を総合して医師が診断します。

認知症の根本治療薬はまだないです。ほとんどの認知症は神経変性疾患や脳血管障害が原因のため、認知機能を改善したり、進行を遅らせる薬はあります。しかし、それらの薬も有効率3〜4割程度なので、薬だけでは限界があります。認知症の治療は薬物療法に加えて、適切なケアを提供する、心とからだによいとされるリハビリテーションを行うことが大切です。認知症の治療は薬物療法と非薬物療法(脳活性リハビリテーション)に加えて適切なケアなじみの環境の4つが柱となります。   つづく・・・

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認知症の治療薬はない 1

おはようございます。グリーンカーテンの西洋朝顔
が1本ダメになってしまいました。水あげ過ぎたかな!?

さて、現在の日本には600万人程度の認知症患者がいるとされています。認知症は、物忘れを主な症状とした脳の病気です。老化による物忘れと認知症の違いは、ヒントによって思い出せるかどうかです。老化による物忘れならば、通帳を「どこにしまったか」を忘れても、「書斎の机の中だったよね?」と言われると思い出せます。しかし認知症は「しまったこと」自体を忘れているので、人に教えられても思い出せないのが特徴です。

記憶には「覚える→保持する→引き出す」という3つの過程があります。加齢によるもの忘れは、引き出す機能が衰えることで起こります。頭の中にある膨大な情報から的確な内容を呼び出せなくなるのです。ただし記憶自体は残っているので、きっかけがあれば「あ、そうだった!」と思い出せます。しかし認知症は、3つすべてに障害が起こるので記憶自体がなくなってしまいます。

テレビで見たタレントの名前を忘れるなど、人の名前や地名といった固有名詞を忘れるのは老化の範囲内となります。しかし、テレビを見たという体験を忘れると認知症の可能性が高くなります。例えば、手紙に書いた内容を忘れるというような記憶の一部を忘れるのは老化ですが、手紙を書いた記憶をまるごと忘れるのは認知症の可能性があります。物忘れの度合いが自分で客観的にわかる段階は健康な状態です。認知症は忘れている自覚がないので、独居の方は気づきにくいのです。ただし記憶は、ストレス、飲酒、体調などによっても影響されます。物忘れがあったからといって過度に心配し過ぎずに、まずは生活に支障があるレベルかどうかで判断しましょう。

認知症の原因となる病気は70種類以上もあり、それらの原因から脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりすることで脳に障害が起こり生活に支障をきたします。まず記憶障害(物忘れ)が起こり、思考や判断力の低下、会話の途切れ、見当識が失われるなどといった認知機能障害が起こります。認知症の定義は、これらの障害が6カ月以上続き、社会生活や日常生活に支障をきたしている状態です。もっとも多い認知症の原因は、神経変性である「アルツハイマー型認知症」。また「脳血管性認知症」や「レビー小体型認知症」も数が多いため3大認知症と呼ばれ、全体の約90%を占めています。  つづく・・・

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アルツハイマー型認知症と歯周病 2

おはようございます。近所のビワが色づいています。
初夏って感じがします。季節の移ろいってイイですね。

さて、発症因子に日常の生活習慣も関わるアルツハイマー型認知症は、成人の8割以上がかかっているとされる歯周病と深くかかわっている可能性が指摘されています。これまでにもアルツハイマー型認知症の患者のから歯周病菌が見つかるなど、その関連性が指摘されていました。

2017年5月、日本大学歯学部の落合邦康特任教授らの研究チームは、歯周病とアルツハイマー型認知症との関連性を示唆する、新たな動物実験結果を発表しています。認知症の中でもっとも多いアルツハイマー型認知症。その原因はまだ完全には解明されていませんが、体内で発生する酸化ストレスにより細胞や組織が悪影響を受けるのではないかという仮説があります。落合教授らのチームは歯周病の原因菌によってつくられる酪酸(らくさん)という物質を健康なラットの歯肉に注射。6時間後に調べると脳内の各部位で酸化ストレスが上昇し、なかでも記憶をつかさどる海馬(かいば)でのストレスが顕著だったのです。また、アルツハイマー型認知症の脳神経細胞内で過剰に増えるタウタンパク質も通常のラットに比べて42%増加しました。ラットの歯肉に注射した酪酸は歯周病患者の歯周ポケットで通常の10〜20倍も見つかっています。健康であればポケットにとどまっていても、歯肉の炎症などがあると組織から血管に入り込んで全身をめぐります。それが長期間つづくと脳に悪影響を与える可能性は十分にあります。

認知症と深くかかわる口の健康。なかでも「よく噛む」ことには大きな注目が集まっています。咀嚼とは単に歯で噛むというだけのことではありません。食べ物をかみ砕き、すりつぶし、唾液と混ぜ合わせてのみ込める状態までまとめる動作です。歯、舌、顎などが無意識のうちに協調し合うからこそできる複雑な動きです。日本咀嚼学会副理事長で日本歯科大学の志賀博教授は、ベッドに寝たまま上半身だけ起こして食事をした時には、座って食べる時ほど脳の血流は増えません。介護用ベッドを使っていたとしても、可能な限りいすなどに腰かけテーブルに向かって食べることを推奨しています。本来、咀嚼は無意識におこなうものです。噛むことに意識が向き過ぎない方が自然な食べ方を維持できます。何を食べるかは、特別に意識しなくてイイようです。

もしも認知症やその予備軍である軽度認知障害(MCI)であるという診断を受けた場合でも、「よく噛む」「自分で食べる」という行為は非常に大切です。高齢者の歯科医療に詳しい九州大学大学院の柏晴彦教授は、噛むことによる脳の刺激や血流の増加は、認知症の進行を遅らせる効果も期待できます。手や指の細かな動きも脳を活性化させますから、自分で箸やスプーンを使って食事をし、食後歯みがきするということで、できるだけ長く、普通の生活を維持することが可能になるとしています。

しっかり噛んで食べるという意味でも義歯の装着は大切ですが、広島大学の調査では、適合した義歯をつけることで認知症の患者の転倒回数が減ることもわかりました。歯を失い、噛み合わせが悪くなることで全身のバランス感覚も崩れるのです。単に義歯が入っているだけではなく、正しい噛み合わせの義歯をつけることで転倒などによる骨折を防ぎやすくなります。  〆

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