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荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
血糖値と排卵障害 5

おはようございます。沖縄麻疹(はしか)が流行中。
強い感染力はインフルエンザ以上です。マスクは無効です。

さて、高血糖により排卵障害が起こるなんてあまり聞いたことがないかもしれませんが、インスリン抵抗性(インスリンを分泌しているのに血糖が下がりにくい状態)により男性ホルモンが増加したり、排卵に影響を与えることが分かっています。食後の血糖値が150/dlを超えると、血糖により体内のタンパク質が「糖化」し、AGEs終末糖化産物)という老化促進物質ができてしまいます。AGEsは蓄積型なので、一度つくられると体内から除去することができません。AGEsが卵巣の卵胞液にたまると、透明な卵胞液が茶褐色に変わり、卵巣機能の低下につながることがわかっています。不妊症の要因となる排卵障害に血糖値が関係します。

インスリンを過剰分泌させないように血糖値を急上昇させないような食習慣が大切です。女の子の体は子どものうちからお母さんになる準備を始めています。お菓子やジュースからの「糖の摂り過ぎ」に気をつけ、勉強や習い事に向かうパワーやスタミナを与えてくれるビタミンB群や鉄分はしっかり与えてあげましょう。社会人になって仕事や妊活中のストレス発散を理由に、甘いものばかりを食べて食事のかわりにしたり、ジュースをお茶代わりに飲んだりといった行為を続けてしまっていたら、いつの間にか、血液中にブドウ糖があふれる高血糖な状態が続いてしまいます。これは、誰にでもおこりえることで、甘いもの好きの女子の思わぬ落とし穴になることになりかねません。また、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸も摂取するほど不妊のリスクが高まるとハーバード大学のウォルター・ウィレット教授の研究で報告されています。

妊娠適齢期向けて後悔しない食べ方は、1日に魚、肉、大豆製品、卵、乳製品の5大タンパク質を摂るのはもちろん、緑黄色野菜5種類以上淡色野菜8種類以上食べるのが理想的です。また早食いや食事量が多いと血糖値が急に上がってインスリンが過剰分泌されます。ゆっくり噛むこと、腹8分目にすることもポイントです。食べ順は野菜など食物繊維が多い食品から食べると、腸の壁をコーティングして糖の吸収をゆっくりにしてくれます。次に肉や魚類を食べると、たんぱく質や脂質に反応したホルモンの働きで胃腸の働きがゆっくりになるため、最後に炭水化物を食べると自然と糖の吸収がゆっくりになり、ダイエットにも効果的というわけなんです。好きな食べ物を我慢するのはストレスになってしまいます。食事方法を見直すのもひとつの対策です。

そして有酸素運動は脂肪燃焼に加え、血糖を上手にエネルギー転換してくれます。妊活中の運動に一番取り入れられているのがウォーキングです。定番ではありますが、場所を選ばずお金もかけずに気軽に始められるウォーキングは一番取り組みやすいかもしれません。週1~2回でもイイので1日30分程度から始めてみてください。無理のない範囲で継続するのが血糖値を下げるカギです。 〆

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糖尿病 1・2
糖尿病の検査 1〜6
・糖尿病とインフルエンザ 1・2
・ペットボトル症候群 1〜4
・無自覚低血糖症 1〜4
・生アクビ 1〜3
・酸蝕症 ジュースで歯が溶ける!? 1〜3

| 不妊症 | 09:26 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血糖値と排卵障害 4

おはようございます。治療室も昨日は暑かった〜。
今日も初夏の気温が続くようです。水分補給を!!

さて、不妊症の要因となる排卵障害血糖値が関係します。食後の血糖値が150/dlを超えると、血糖により体内のタンパク質が「糖化」し、AGEs終末糖化産物)という老化促進物質ができてしまいます。AGEsは蓄積型なので、一度つくられると体内から除去することができません。AGEsが卵巣の卵胞液にたまると、透明な卵胞液が茶褐色に変わり、卵巣機能の低下につながることがわかっています。

糖尿病で治療中の方も血糖コントロールは妊活中から妊娠・出産に向けて重要です。研究調査では妊娠前からきちんと治療を受けた場合の奇形の発現する確率は2.1%で、健康な場合の1.7%と大きな差は見られませんでしたが、妊娠後に治療を開始した場合の奇形率は9%増加したという結果があります。適切な治療が必要になります。妊娠前からの血糖コントロールがいかに大切かということです。

妊娠後も妊娠後期になると胎盤から分泌されるホルモンの影響で、インスリンが効きにくくなり高血糖になることがあります。これは赤ちゃんの成長を促すために必要な過程なのですが、もともと血糖値の高い予備軍ですとその可能性が高まり、妊娠高血圧症候群や早産、赤ちゃんの低血糖や黄疸など母子ともに危険な状態になることもあります。糖尿病に限らず、妊活や不妊治療中に血糖値について知っておくことは、無事に出産を迎えるためにも大切なことです。ちょっと血糖値が高い、インスリン抵抗性インスリンを分泌しているのに血糖が下がりにくい状態)があるという場合は、ホルモンバランスが乱れているサインかもしれません。  つづく・・・

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| 不妊症 | 08:59 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血糖値と排卵障害 3

おはようございます。近所の黄色い花弁のジャスミン
満開です。直に白いジャスミンが放香を放ちます。

さて、高血糖により排卵障害が起こるなんてあまり聞いたことがないかもしれませんが、インスリン抵抗性(インスリンを分泌しているのに血糖が下がりにくい状態)により男性ホルモンが増加したり、排卵に影響を与えることが分かっています。食後の血糖値が150/dlを超えると、血糖により体内のタンパク質が「糖化」し、AGEs終末糖化産物)という老化促進物質ができてしまいます。AGEsは蓄積型なので、一度つくられると体内から除去することができません。AGEsが卵巣の卵胞液にたまると、透明な卵胞液が茶褐色に変わり、卵巣機能の低下につながることがわかっています。不妊症の要因となる排卵障害に血糖値が関係します。

排卵障害を引き起こす多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)の患者の調査ではインスリン抵抗性のある人が多いという結果が出ています。PCOSは男性ホルモンのアンドロゲンが多く分泌されている状態です。このアンドロゲンを抑えるホルモンをインスリンが邪魔をするのです。血糖値が高くインスリンが過剰に分泌されると、アンドロゲンを抑制することができずに男性ホルモンが増え、PCOSや排卵障害悪化させると考えられています。

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという2つの種類があります。エストロゲンは生理が終了してから排卵までに多く分泌されるホルモンであり、プロゲステロンは排卵後から生理開始までに多く分泌されるホルモンです。この2つのホルモンは、それぞれインスリンへの影響が異なります。エストロゲン血糖値を下げる働き(インスリン抵抗性を下げてインスリンが効きやすい体になる)があり、プロゲステロン血糖値を上げる働き(インスリン抵抗性を上げてインスリンが効きにくい体になる)があります。つまり、生理終了後は血糖値が下がりやすい時期であり、生理前や生理中は血糖値が上がりやすい時期だと言えます。このように女性ホルモンはインスリンの分泌に作用するため血糖値に影響を与えます。

一方、血糖値により月経周期が左右されることもあります。実は血糖値が高い女性は「生理不順」になりやすいのです。糖尿病と生理不順についての明らかな原因は特定されていませんが、インスリンの分泌が低下したりインスリン抵抗性が高まると、排卵障害が起こりやすくなると考えられています。実際に糖尿病を患っている女性には月経周期が乱れている方が多いです。若いうちから「排卵がうまく行われていない」「生理周期が安定しない」となると将来不妊のリスクが高まります。妊娠を希望しない方であっても、生理不順が引き金となって、閉経が早まり「若年性更年期障害」を発症する可能性もあります。

血糖値は正常でもインスリンの値が高いと血糖が下がりにくい状態になっているので要注意です。妊娠に不可欠なエストロゲンとプロゲステロンはインスリンの分泌にも影響します。エストロゲンが分泌している低温期はインスリンの効きが良くなるため血糖値が下がりやすく、プロゲステロンが分泌している高温期は血糖値が下がりにくいため、インスリンが多く分泌されるというメカニズムです。女性ホルモンが乱れるとインスリンが変動しやすくなり、インスリンが過剰分泌すると不妊の原因となるため、両方のバランスが大切だといえます。  つづく・・・

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| 不妊症 | 08:53 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血糖値と排卵障害 2

おはようございます。上海市にある中国建設銀行が中国初
無人銀行をオープン。AIロボットが接客するそうです。

さて、不妊症の要因となる排卵障害血糖値が関係します。食後の血糖値が150/dlを超えると、血糖により体内のタンパク質が「糖化」し、AGEs終末糖化産物)という老化促進物質ができてしまいます。AGEsは蓄積型なので、一度つくられると体内から除去することができません。AGEsが卵巣の卵胞液にたまると、透明な卵胞液が茶褐色に変わり、卵巣機能の低下につながることがわかっています。

高血糖状態が続くのが糖尿病です。一般的に糖尿病というのは、インスリンが自己免疫疾患のために出ないのが儀薪尿病です。インスリンの分泌が低下してしまう、またはインスリン抵抗性によって糖が使われにくくなり血液中の血糖が高くなるのが況薪尿病です。インスリン抵抗性とは、インスリンを分泌しているのに血糖が下がりにくい状態です。血液検査の項目のひとつである「HbA1c」の数値をみると糖尿病かどうかを判断することが出来ます。これは血中のヘモグロビンというタンパク質が同じく血液中のブドウ糖と結合したものです。この数値が高いと1〜2ヶ月の間ずっと血液中の血糖が高値であり続けたということになります。

不妊検査では女性ホルモンの値が気になりますが、血糖値とインスリンの項目もチェックしましょう。不妊検査の場合、血液検査前の食事制限について指示がないこともありますが、血糖値は空腹時と食後では値が変わります。血糖やインスリンの正常値は、空腹時血糖値は60〜100mg/dl、食後の血糖値(食後2時間)は60〜140mg/dl、インスリンは2〜10 μU/mL、ヘモグロビンA1cは4.3〜5.8%です。糖尿病の診断基準は、,い弔盞貪値が200mg/dl以上。空腹時血糖値が126mg/dl以上。ブドウ糖負荷試験を受けた値が200mg/dl以上。ぅ悒皀哀蹈咼A1c(1〜2ヶ月前の血糖の状態) 6.1%以上(国際基準は6.5%以上)。この 銑のどれかに当てはまると「糖尿病型」、い盂稜Г気譴疹豺腓蓮崚尿病」と診断されます。空腹時のインスリンが15 μU/mL以上ですと「糖尿病予備軍」と診断されます。基準値から少し外れている場合は、糖尿病になる可能性がある「境界型と診断されます。血糖値は1度の検査だけでは分からないことが多く、何度か検査を繰り返して条件が揃ったら確定診断されます。

もともと糖尿病でないヒトも急激な体重増加による肥満や過度の糖質摂取がつづくような生活をしているとこの数値が高くなり、簡単に糖尿病予備軍となってしまいます。また、インスリンの大量分泌されるという状態が何回も繰り返されると状態を繰り返すと、糖質の多い食品を少し食べただけでもインスリンを大量分泌するようになり、血糖値がコントロールできなくなってしまう低血糖症になってしまいます。低血糖は不眠・イライラ・疲れが取れない・頭痛・めまいなど精神面への影響が大きいので妊娠にも悪影響です。  つづく・・・

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| 不妊症 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
血糖値と排卵障害 1

おはようございます。今日は気温も低い春雨です。
しかし週末にかけて初夏のような気温の予報です。

さて、不妊症の要因となる排卵障害血糖値が関係します。食後の血糖値が150/dlを超えると、血糖により体内のタンパク質が「糖化」し、AGEs終末糖化産物)という老化促進物質ができてしまいます。AGEsは蓄積型なので、一度つくられると体内から除去することができません。AGEsが卵巣の卵胞液にたまると、透明な卵胞液が茶褐色に変わり、卵巣機能の低下につながることがわかっています。
 

妊活や不妊治療を受ける20〜40代の女性の約15%は血糖値が少し高い糖尿病予備軍というデータがあります。不妊検査では女性ホルモンを調べるために血液検査を行いますが、検査項目のなかには血糖値やインスリン (血糖を下げるホルモン)などの一般項目も含まれています。血糖値やインスリンの値は不妊とは関係ないと思っている方も多いかもしれませんが高血糖は要注意なのです。

私たちの体は炭水化物(イモ類、甘いお菓子)などに含まれる糖分(ブドウ糖)をエネルギー源にしています。疲れた時に「甘いものが欲しい!」と思うのは、エネルギーが足りなくてブドウ糖を補給しようとするからです。食事から摂取したブドウ糖は血液にのって全身に運ばれます。この血液中に含まれるブドウ糖を「血糖」といいます。炭水化物を急激に大量に摂取すると血糖値が急上昇します。そうすると体がブドウ糖をエネルギーとして処理しきれません。そこで余ったブドウ糖の一部を中性脂肪という形で体内に貯めこんでしまうので太ります。太り過ぎは妊娠には好ましくありません。

血糖は低過ぎても高過ぎてもよくないため、ある一定の数値になるようにコントロールされています。この血糖の急激な上昇をコントロールしているのがインスリンです。インスリンには食後に上昇した血糖を速やかに処理してエネルギーに変えてくれる働きがあります。炭水化物を急激に大量に摂取することで血糖値の急上昇ですい臓が大量のインスリンを分泌してしまいます。インスリンというのは、ブドウ糖を体内の細胞に取り込ませ血糖値を下げる唯一のホルモンです。しかし、インスリンの大量分泌されるという状態が何回も繰り返されるとインスリンの効き目が悪くなってしまうのです。インスリンの量が少ない、または分泌されても上手に働くことができないと血糖値が高くなり高血糖になります。   つづく・・・

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| 不妊症 | 09:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
人工子宮 2

おはようございます。新緑が眩しい季節です。たまには
スマホもおいて清々しい空気の中を散策するのもイイですね。

さて、米ペンシルベニア州のフィラデルフィア小児病院(Children'sHospital of Philadelphia)の胎児外科医のアラン・フレイク(Alan Flake)氏らの研究チームは、人工子宮ヒツジの胎児を正常に発育させる実験に成功したと発表しています。

今回の「人工子宮」システム研究ではヒツジの胎児6匹を妊娠105〜112日(ヒトの妊娠23〜24週目に相当)の時点で母親の胎内から胎児(妊娠13〜17週)を人工の合成羊水で満たしたポリエチレンの袋に密封。袋にはポンプで新鮮な羊水を流し続け母体から切り離したへその緒にも管を付け血液循環させながら酸素などを送り込みました。袋を密封して細菌が入らないようにしたり、血液循環が停滞しないようにしたりするなど子宮に近い環境を再現したことが功を奏した模様です。


胎児は人工子宮内で最大28日間発育させました。ヒツジは、特に肺の発達が人間と非常に良く似ているという理由から出生前治療の実験に長年用いられています。ヒツジの胎児は人工子宮内で「正常な呼吸と嚥下(えんげ)を示し、目を開け、羊毛が生え、動きがさらに活発になり、成長、神経機能、臓器の成熟のすべてが正常だった」とフレイク氏は説明しています。実験に使われたヒツジのほとんどは人道的に殺して脳、肺、そのほかの臓器を調べています。

研究チームによると人工子宮の研究は50年以上の歴史があり、これまでの成育記録は東京大学が1990年代にヤギの胎児で達成した3週間が最長でした。最終的にさまざまな健康上の問題が発生したとされています。今回は実験計画上の理由から4週間で中止しましたが、もっと長く育てられるとしています。数頭は哺乳瓶で栄養を与えて育てたところ「あらゆる面で普通に発育した」とフレイク氏は述べています。そのうちの1頭は研究から引き取られペンシルベニア州の農場で暮らしているようです。

研究チームは超未熟児生存率の低い場合に使えば、救命正常な発育につながる技術だとして実用化を目指す方針です。一方、母親の代わりに子供を産む装置ではないと強調しています。現在、妊娠期間が40週ではなく22〜23週程度で生まれる新生児は生存率50%で、生存した場合でも90%の確率で重度の身体障害や長期的な健康問題が発生するとされています。子宮内の生活を再現する今回の最新システムは人への使用が承認されれば、これらの確率を大幅に改善するかもしれません。研究チームは米食品医薬品局(FDA)と協力したFDAとの臨床試験の準備を進めています。臨床試験が順調に進み、人の新生児に対する安全性と有効性が証明されれば、人工子宮システムはあと3〜5年利用できる可能性があるということです。

こういう技術の進歩は素晴らしいですが、一歩間違えると飛んでもない方向に転用されたり悪用されたりしかねないのが問題点です。ヒトに用いるのにも色々と倫理的な問題をクリアしないと日本国内での実用化には難しいかもしれません。 〆

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| 不妊症 | 09:09 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
人工子宮 1

おはようございます。今日の最高気温の予報が28℃です。
今年も暑くなりそうな予感がします。暑いのもまた良し!!

さて、人工子宮でヒツジの胎児を正常に発育させる実験に成功したと米ペンシルベニア州のフィラデルフィア小児病院(Children'sHospital of Philadelphia)の胎児外科医のアラン・フレイク(Alan Flake)氏らの研究チームが、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(NatureCommunications)に2017年4月25日に研究論文を発表しています。

この研究論文で発表されたのが「人工子宮」システムです。人工子宮システムは子宮内での胎児の自然な発育が継続するように設計されています。研究ではヒツジの胎児を透明なポリエチレンで作った袋に、透明な合成羊水で満たし袋に入れられます。そして子宮内と同じように液体を呼吸します。臍帯(さいたい。へその緒)が管を通して袋の外部の機械につながれており、この機械が内部を通る血液に対して二酸化炭素(CO2)の除去と酸素の供給を行います。フレイク氏は「液体の環境は胎児の発育に不可欠だ」と述べています。

しかし、機械式のポンプは使われておらず、胎児の心拍だけで作動し続ける仕組みです。未熟児の肺や心臓は機械式のポンプなどによる外傷に耐えるには小さく、超未熟児は生存しても慢性的な肺疾患などの健康問題が生じることが多いとされています。論文の共著者で今回のプロジェクトではチーフエンジニアを務めるマーカス・デイビー(Marcus Davey)氏は「機械式ポンプによる不均衡な血流が引き起こす心不全を回避できるのも私たちのシステムの大きな利点だ」と語っています。

この人工子宮システムより超未熟児の死亡や生涯にわたる身体障害を回避する助けになる可能性があります。フレイク氏は電話記者会見で「それが、このシステムの優れた点であり、超未熟児に現在行われている対応策の改良につながると楽観している理由でもある」と語ってます。 つづく・・・

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| 不妊症 | 09:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
着床前スクリーニング(PGS)3

おはようございます。今朝はが降りそうな気温です。
初春には必ず冷え込むことがあります。来週は春分です。

さて、海外では主流の体外受精させた受精卵子宮に戻す前に、染色体異常を幅広く調べる「着床前スクリーニング」(PGS)があります。PGSは「命の選別」の懸念から現在、禁止されています。しかし、2016年2月14日、日本産科婦人科学会はPGSの臨床研究開始すると発表しています。

PGSで判定する染色体異常は妊娠や出産に至らない重いものだけでなく、出産にたどり着くダウン症候群21トリソミー)なども含まれ「命の選別」につながるとの批判があります。PGSの臨床研究は医学的効果の検証が目的ですが染色体数の異常を理由に受精卵をふるい分ける社会的影響は大きく「命の選別」が加速する懸念が指摘されています。本来生まれうる受精卵が「不適」とされ、排除される点は看過できません。21番染色体が1本多い「ダウン症候群」や性染色体が1本少ない「ターナー症候群」などでは社会で活躍する人もいます。

学会が開始に踏み切る背景には不妊に悩む夫婦からの期待があります。不妊治療を受ける30〜40代女性は年々増えており、新たな技術を求める声は大きいのです。不妊治療施設も競争が激化しており差別化のため解禁を求める声が強いのです。

PGSは命の選別の懸念から現在禁止されている状態の中、慶応大学では研究計画や倫理面を問題視して学内倫理委員会の承認が得られていません。「見切り発車」とも言える学会の対応に批判も出ているようです。生殖技術と倫理問題に詳しい明治学院大学の柘植あづみ教授(医療人類学)は「なぜ急ぐ必要があるのか疑問だ。産むための技術という理由付けをして、生まれる可能性がある受精卵をも排除する。差別と見えづらいからこそ余計に危険性を感じる。一学会が決める問題ではなく、国のガイドラインなどで規制が必要だ」と指摘しています。しかし、学会は臨床研究で効果が確認されれば、一般の医療として認めるか、社会に議論を求めたいとしています。

すでに2013年4月には妊婦の血液から胎児の病気の有無をたやすく調べられる「新型出生前診断」(NIPT)の臨床研究が始まっています。2016年12月までの実績を集計した結果、検査を受けた女性は2万7696人に上り、検査で異常が確定して妊娠を続けるかどうか選択できた人のうち96.5%にあたる334人中絶を選んでいます。利用が拡大している一方、「命の選別」があります。体外受精させた受精卵を子宮に戻す前に、染色体異常を幅広く調べるPGSでも同じような現象が起こるのは容易に想定できます。医の倫理を蔑ろにするのは今後、禍根を残すことになり問題ありです。「倫理VS現実」。とはいえ、考えさせられる問題です。 〆

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不妊治療 「顕微授精(ICSI)」 1〜3

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・症例 鍼灸・不妊治療 
・症例 鍼灸・不妊治療 
・海外 鍼灸・不妊治療 1〜3
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| 不妊症 | 09:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
着床前スクリーニング(PGS)2

おはようございます。早朝から降り出した雨音で目覚めました。
春の雨も一興です。近所のコブシも蕾を膨らまして来ました。

さて、海外では主流の体外受精させた受精卵子宮に戻す前に、染色体異常を幅広く調べる「着床前スクリーニング」(PGS)があります。

日本産科婦人科学会はすでに特定の重い染色体異常の回避などの目的に限り、限定的な「新型出生前診断」(NIPT)を容認しています。しかし、PGSは「命の選別」の懸念から禁止してきました。その理由は受精卵段階での排除男女の産み分けにつながるためです。不妊に悩む夫婦の増加などを理由に、2015年2月に臨床研究実施を決定・承認していました。しかし、検査する試料の輸送や患者の費用も含め2年近く調整が難航。2016年2月14日、日本産科婦人科学会はPGSの臨床研究開始すると発表しています。

対象は35〜42歳体外受精を3回以上実施しても妊娠しなかった女性と流産を2回以上経験した女性各50人です。PGSにより異常のない受精卵を選ぶことができるので流産の割合を下げられるかなどを調べる模様です。受精卵の一部を採取しDNAを増幅してコンピューターで解析する「アレイCGH」と呼ばれる解析技術を採用。通常は計46本ある染色体の本数の過不足を調べて「適・不適・判定不能」に分け、原則「」だけを母胎に戻して通常の体外受精と効果を比べます。

それぞれPGSを実施しない40人と50人ずつ計100人で比較する小規模研究を先行実施し、本格的な研究に必要な症例数を決めます。すでに1月末から参加者の仮登録を始めています。実施が決まっているのは体外受精が名古屋市立大学など4施設、解析東京女子医大学など3施設で、他に大阪などの大手民間クリニックの計4施設で実施する模様です。

計画の中心を担う慶応大学不参加のまま始める模様です。その理由はPGSは「命の選別」の懸念から現在禁止されています。慶応大学では研究計画や倫理面を問題視して学内倫理委員会の承認が得られていません。「見切り発車」とも言える学会の対応に批判も出ています。 つづく・・・

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・産みたいのに産めない 1〜3
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・第二子不妊症 1〜4

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| 不妊症 | 08:59 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
着床前スクリーニング(PGS)1

おはようございます。週末は甥っ子の結婚式に出席しました。
ナイトウェディングで素敵な挙式でした。末永くお幸せに!!

さて、2013年4月、妊婦の血液から胎児の病気の有無をたやすく調べられる「新型出生前診断」(NIPT)が導入されています。実施機関を日本医学会の認定施設に限定する臨床研究として開始されています。35歳以上染色体異常の子どもを産んだ経験のある妊婦らが対象です。従来の羊水検査などより早い妊娠10週前後からでき検査が原因の流産の危険性もないため関心を集めています。現時点で想定よりも検査の精度が高いことが分かってきました。臨床研究の形で漫然と続けることには批判もあり、本格導入など今後のあり方を見直す議論につながるだろうとの意見もあります。

NIPTを実施している病院グループ「NIPTコンソーシアム」が加入する44施設の2016年12月までの実績を集計しています。対象となっている疾患は、21トリソミーダウン症候群)、心臓疾患などを伴う18トリソミー13トリソミーの計3種類。いずれかで陽性反応が出たのは全体の1.7%にあたる469人。このうち確定診断のため、その後に行った羊水検査で異常がなかったのは35人、流産・死産が73人のほか、その後、行方不明もあります。残り346人のうち334人中絶したのに対し、異常が分かっても妊娠を継続した女性が12人。検査で異常が確定して妊娠を続けるかどうか選択できた人のうち96.5%にあたる334人が中絶を選んでいたことになります。検査を受けた女性は2万7696人に上り、「命の選別」との指摘がある一方、利用が拡大している実態があります。

日本産科婦人科学会は特定の重い染色体異常の回避などの目的に限り、限定的な「着床前診断」を容認してきました。しかし、体外受精させた受精卵を子宮に戻す前に染色体異常を幅広く調べる「着床前スクリーニング」(PGS)は「命の選別」の懸念から禁止されてきました。その理由は受精卵段階での排除男女の産み分けにつながるためです。しかし、2015年2月に臨床研究実施を決定・承認。実際には検査する試料の輸送や患者の費用も含め2年近く調整が難航していました。2016年2月14日、日本産科婦人科学会はPGSの臨床研究開始すると発表しています。   つづく・・・

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