おはようございます。昨夜は地元の荻窪の「有いち」さんで、
20年来の友人と会食。美味で滋養のあるものをごちそうさまでした。
さて、中央線・総武線・東西線・丸の内線沿線の荻窪で開院しているてんゆ堂は、近くの無痛分娩で知られる「東京衛生病院」と地域医療連携している鍼灸院です。特に鍼灸治療による不妊治療などの産婦人科疾患に特化しています。逆子では帝王切開に・・・ 逆子治療に効果的なのが「逆子の灸」なんです。病院から紹介されてくる逆子の妊婦さんが来院します。西洋医学と東洋医学のイイ所取りした統合医療です。ざっと現在までを計算したところ逆子の灸の治療者数は延べ3000人。逆子の復位率は約87%になっています。
妊娠30週では15〜20%の赤ちゃんが逆子です。そして最終的に逆子で産まれてくるのは5%ほどです。逆子の原因としては子宮筋腫や子宮奇形など子宮内の体積が少なくなってしまう疾患により赤ちゃんが自由に動けるだけのスペースがないために正常な方向へと回転できなくなることが挙げられます。しかしほとんどの場合、そのようなハッキリとした原因が分からないのです。
逆子のまま通常の分娩をすると危険な場合があります。それは赤ちゃんの頭が最も大きな部分だからです。正常であれば最も大きな頭の部分から出てくるため、その後のお腹やお尻はほとんど抵抗なくスルリと短時間に出てくることができるのですが、逆子の場合は最も大きな頭が最後になるため引っかかってしまい、簡単に出てくることができなくなるわけです。したがって単殿位(前かがみの姿勢になっていて、足は顔のあたりに位置する)や複殿位(体育座りの状態)であっても赤ちゃんの頭が骨盤に比べて大きい場合や赤ちゃんが未熟児で弱いと思える場合には帝王切開になります。
逆子では予定帝王切開となり予定日まで待たずに大抵は妊娠38週前後に計画されます。帝王切開を受け入れることができないお母さんたちもいます。しかし赤ちゃんの安全を最優先すると帝王切開が医学的には安全性が高い方法です。しかし帝王切開は赤ちゃんにとっては安全でも母体には大きな負担とリスクが伴います。ですからできるだけ正常な頭位に戻して自然な分娩でのお産が望ましいですね。 〆
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