おはようございます。9月下旬まで続いた猛暑も一段落しそうですね。いや〜本当に今年は暑かったです。今年の漢字は「猛」に決まりです。
さて、長年に渡り逆子の妊婦さんを見続けていると逆子になりやすく、戻り難いのはお腹の血流が悪くなることです。冷えによるものと長時間の座り仕事、そして自転車です。当院で行っている逆子の灸は脚の方にお灸を多くします。これにより骨盤の中の血流が改善され、お腹の胎児も元気で活発に動き出し復位します。
逆子の灸を始めると、ほとんどの妊婦さんが「お腹がモニョモニョ動くようになりました」といい、実際の変化を実感できます。お灸により、お腹の血流が良くなると、お腹自体が柔らかくなり復位しやすくなります。お腹の血流が良くなるので「便秘が治った」という人もいます。お灸の材料であるヨモギにはアロマ成分が含まれていて、お灸をすると「よく眠れるようになった」という人も実に多いのです。
逆子が戻ってもお灸を続けると、会陰部も血流がよくなり安産傾向があります。中には「会陰切開しなかった」というほど柔軟性がでて来ます。お灸はヨモギを燃焼させて体に熱刺激を与えて体に変化をもたらす物理療法です。一定の熱さには耐えてもらう必要があります。刺激が少ないと復位するほどの変化が出ません。妊婦さんになると飲めない薬も出て来ますが、お灸は問題なくできます。
てんゆ堂と地域医療連携している近くの東京衛生病院は無痛分娩で知られ、高齢出産の方が割合と多いです。無痛分娩は自然分娩よりも後の入院時期も長くなりますから必然的に分娩費も高くなります。「せっかく、この病院を選んだのに無痛分娩できなかったら損した気分になる」とぼやく人も多いです。
2023年の夏は記録的な猛暑続きで逆子が非常に多かったです。上記のようなことを気を付けると逆子になり難く、戻りやすくなりますから、こういう生活面も気を付けてみるとイイですね。 〆
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