おはようございます。連休もつかの間、今週末も連休。初秋を探しにちょっとお出かけするのもイイですね。
さて、赤ちゃんは夜中にしばしば目を覚まして夜泣きや不機嫌になります。新生児期は昼夜の区別がなく眠り、授乳とオムツ換えで2〜3時間ごとに目を覚ます。夜泣きは発達の過程で昼と夜の睡眠リズムが形成されていく時期に起こります。早い子で3ヶ月くらいから始まる場合があります。
通常は1歳頃には落ち着き、1歳半くらいにはほとんどの幼児では自然と無くなります。なかには1歳を過ぎて始まる場合や、全く夜泣きをしないままの子もいます。乳幼児はしゃべれませんから泣く事で意思の疎通を図ります。しかし、夜泣きの原因は実は良くわかっていません。
日中の刺激や興奮で夜間に夢を見るのではないかとする説や、睡眠リズムがつかめず体内時計が狂ってしまっているのではないか・・・ しかし、夜泣きは発達過程の一段階であると考えられています。
実はこの夜泣き、疳の虫(かんのむし)、おねしょ(夜尿症)、突然キャーキャー叫ぶ場合や小児のひきつけで驚風症(きょうふうしょう)などには鍼灸治療が効果的です。
夜泣きに対して小児鍼(しょうにしん)という刺さない鍼で皮膚刺激を与えます。温灸(おんきゅう)で心地よく温める場合があります。小児鍼とは言いますが身体に鍼を刺す事はありません。様々な種類の鍼や技法で皮膚刺激するだけです。
やり方は簡単で、その方法も教えますから、自宅で毎日、寝る前に刺激してあげると良いスキンシップにもなります。治療院での施術中に寝てしまう子もいる位心地よい刺激です。心地よく副交感神経優位になりますから、乳幼児も心身ともに深いリラックス状態になります。
自宅でも寝る前にママに『チクチクして』とオマジナイのようにねだるお子さんもいるくらいです。ひとりで悩まないで近くの鍼灸院に伺ってみるのもイイ方法です。当院は「杉並区・子育て応援券」も使用可能ですので、夜泣きなどでお困りの方はお電話の上、お越しください。 〆
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