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荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
がん進行に交感神経影響
おはようございます。相変わらず蒸し暑いです。
残暑お見舞い申し上げます。夏の疲れは大丈夫!?

さて、岡山大医学部の神谷厚範教授(細胞生理学)と福島医大医学部付属生体情報伝達研究所生体機能研究部門の小林和人教授(59)らの研究チームは、2019年7月、英科学誌「Nature Neuroscience」電子版にがん組織内に自律神経が入り込み増殖や転移を促進しているとの研究結果を発表しています。

自律神経は脳からの命令(電気信号)を臓器に伝え、働きを調節するケーブルの役割を担います。ストレスなどで活発化する交感神経と、リラックス時に盛んに働く副交感神経があります。疫学ではストレスががんの進行を早めるとされるが、がん組織に自律神経がどう入り込み、どう作用するかは未解明でした。

研究チームは人の乳がん組織を分析し、がんの増大に伴い自律神経ががん組織に入り込むことを発見。患者約30人のがん組織を解析した結果、交感神経の多い人は、少ない人に比べて術後の再発死亡率が高い傾向がありました。さらに遺伝子操作して局所の自律神経機能を調節する技術を確立しました。

乳がんを移植したマウスに同技術を使い交感神経を刺激すると、がんが増殖して転移も増えた一方、交感神経を除去すると増殖や転移は抑制されました。自律神経の操作により、がんを抑制する新たな治療法の開発につながる可能性があるというのです。

がん治療は手術、抗がん剤、放射線治療が主ですが、抵抗性を持つがんも多いです。神谷教授は「ストレス軽減し、心を平穏に保つことがん予防・抑制に役立つことを示す結果。神経を操作する新たな治療法につなげたい」としています。

研究には福島医大から小林教授、加藤成樹講師(41)が参加。がん組織に入り込んだ交感神経に的を絞り遺伝子を注入し、機能を調節する特殊技術(ウィルスベクター)を提供し研究の成功に協力しました。小林教授は「脳分野の研究で培った技術でがん治療という異なる分野に貢献できたことは意義がある」と語っています。

がんと自律神経の関連が示された研究結果です。自律神経失調症の方も鍼灸治療を受けに多く来院しています。この辺の研究も進むとイイですね。  〆

<参考記事>
・がん進行に交感神経影響
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190709-00000002-fminpo-l07
| ★自律神経失調症・気象病★ | 09:51 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
気象病の対策

おはようございます。梅雨の時期ですから、
ちょっと気になる記事をご紹介します。

さて、医師などでつくるウーマンウェルネス研究会(東京)は2019年3月、首都圏の20〜59歳男女609人を対象にインターネットで調査を実施しています。「梅雨低気圧の時に不調を感じる」と答えた人は、女性59%男性は43%。女性を年代別でみると、20代69%で最も多く、次いで40代の61%30代の56%でした。

20代女性で、梅雨の時期に特に「肩こり」を感じると答えた人は9割に上っています。この調査では梅雨の時期には低気圧の影響で、女性の多くが肩こりなどの不調を感じることがあります。実に20代の7割が症状を訴えているというのです。

低気圧で特に女性が不調を感じやすい理由について、せたがや内科・神経内科クリニック久手堅司院長は、筋肉量の少なさや貧血などの要因があると指摘しています。雨と晴れ間との寒暖差、長雨による多湿などでも女性は自律神経バランスが崩れ、肩こりなどが悪化しやすいとしています。

低気圧女子の処方せん』の著書がある気象予報士の小越久美さんは、「肩こり以外にも、腰痛生理痛などが低気圧の影響で引き起こされる女性も多い。夏は台風などの低気圧や、局地豪雨の前後で起きる気圧変化にも注意してほしい」と話しています。

同研究会は、蒸しタオル、温熱シート、ストール肩・首元温めることや、耳たぶの上を水平方向に引っ張るなど、耳周りのストレッチで血流を良くする対策を呼びかけています。  〆

<参考記事>
・読売新聞「肩こり・腰痛・生理痛など、低気圧が影響」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190629-00010000-yom-sctch

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・気象病 1〜5
・自律神経免疫療法 1〜3

| ★自律神経失調症・気象病★ | 10:26 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
気象病 5

おはようございます。今週は爽やかな秋晴れ
続くようです。この季節の空気感がイイんです。

さて、気象病とは気圧・湿度・気温などの変化に影響を受け、引き起こされる不調や病気です。代表的なのが気圧の変化をきっかけとする痛みです。国内では約1000万人もの人に症状があると推定されています。偏頭痛・心臓病・脳卒中・うつなどの精神疾患、喘息、歯周病など多くの病気が気象の変化により悪化することがわかってきています。

気象病の対策としては、規則正しい生活を送り、自律神経のバランスを整えることが大事です。自分の苦手な理由がわかれば、移動手段を地下鉄から変えるなど対策も立てやすくなります。新幹線なら比較的気圧が変化しにくい中央付近の車両を選ぶのもイイです。また耳をマッサージするなどして耳の血行を促すのも効果的です。

気象病に詳しい愛知医科大学客員教授・中部大学教授の佐藤純先生が考案した簡単なくるくる耳マッサージがあります。/道悗反雄垢兄悗芭昭を軽くつまみ、上・下・横に、それぞれ5秒ずつ引っぱります。⊆を軽く横に引っぱりながら、後ろ方向に5回、ゆっくりと回します。耳を包むように折り曲げて、5秒間キープします。ぜ蠅里劼蕕納全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回します。これを5回行います。朝・昼・晩、1日3回行うとイイようです。気象病と大きく関連する内耳血流を改善することで症状を軽減できます。

気象病の原因のひとつは自律神経のアンバランスです。自律神経を調整するには鍼灸治療がオススメです。全身的な治療に、指先のツボに対して井穴刺絡(せいけつしらく)という治療を加えていくと自律神経が整ってきます。徐々に乱れた自律神経を整えるために短時間で改善しようとすると、反って症状が悪化することがあるので焦らずに徐々に治していくと考えてもらえるとイイです。

また自律神経を調整するのは西洋薬は苦手です。水分の循環を改善する作用のある五苓散(ごれいさん)という漢方薬が有効な場合もあります。気象病を根本的に治したいという方には東洋医学も選択肢のひとつになります。   〆

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| ★自律神経失調症・気象病★ | 08:58 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
気象病 4

おはようございます。てんゆ堂の向かいにあった
大木が伐採されてしまいました。来年の西日が…

さて、気象病とは気圧・湿度・気温などの変化に影響を受け、引き起こされる不調や病気です。代表的なのが気圧の変化をきっかけとする痛みです。国内では約1000万人もの人に症状があると推定されています。偏頭痛・心臓病・脳卒中・うつなどの精神疾患、喘息、歯周病など多くの病気が気象の変化により悪化することがわかってきています。

2018年の夏は厳しい暑さでした。多くの人が辛いと感じる酷暑でも高気圧で安定していると過ごしやすい人もいます。夏の過ごし方の影響が秋以降に不調となって現れることがあるかもしれません。それを避けるために冷房の効いた環境で過ごす時間が長かったのではないでしょうか。

自律神経がいつもの夏とは違う働き方をしたので、冬に向かって気温が下がっていく時期は気をつけた方がイイでしょう。気温や天気が変わりやすい秋は気象病の人にとって辛い時季です。

秋の気象病のチェックポイントがあります。―は何となく調子が悪い急な冷え込みが苦手だ。秋口になると風邪をひきやすい。けが降りそうな気配がわかる。乗り物酔いしやすい、または高いところが苦手だ。耳鳴りがしやすい、耳抜きが苦手だ。Щ故やスポーツで体のどこかを痛めたことがある。ストレスが多い。これらの項目に2つ以上当てはまるようなら気象病のリスクが高いといえます。  つづく・・・

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気象病 3

おはようございます。秋らしい晴天が続いています。
紅葉を見て来ました」という患者さんも多いです。

さて、気象病とは気圧・湿度・気温などの変化に影響を受け、引き起こされる不調や病気です。代表的なのが気圧の変化をきっかけとする痛みです。国内では約1000万人もの人に症状があると推定されています。偏頭痛・心臓病・脳卒中・うつなどの精神疾患、喘息、歯周病など多くの病気が気象の変化により悪化することがわかってきています。

気象病は耳が敏感な人がなりやすい傾向があります。内耳には気圧の変化を感じるセンサーがあるので、耳の血流が悪いと症状がでやすいかもしれません。乗り物酔いしやすい人は注意した方がイイです。乗り物に乗ると、まず高速で動くという特性から気圧が変化します。

新幹線のぞみで小倉から名古屋まで移動すると、車内で気圧の変化を測定してみたところ、75ヘクトパスカルという、かなり大きな変化が起きます。トンネルの続いているところは気圧の変化が激しいのです。数ヘクトパスカルでも影響を受ける気象病の患者さんが乗り物に弱いのもわかります。

また場所の移動により気圧が変化します。小倉と名古屋で気圧が違います。私たちは普段、天気がゆっくり変わっていくなかにいるものですが、新幹線や飛行機の移動では出発地と到着地で天気が一気に変わるのです。乗り物酔いをする人がすべて気象病というわけではありませんが、気圧変化の影響を受けやすい可能性があります。単なる乗り物酔いだと思って乗り物酔いの薬を飲んでいるのに効かないケースもあります。乗り物で移動した後に具合が悪くなるという人は注意が必要です。

他にも日常生活では高層マンションに住んでいて地下鉄を使うという人ならば、200mぐらいの高度差があります。その差は23〜25ヘクトパスカル程度。台風レベルの気圧差の影響を受けていることになります。また東京ドームのような気密性を高めた場所エレベーター、登山なども気圧差で体調を崩すきっかけとなる可能性があります。   つづく・・・

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| ★自律神経失調症・気象病★ | 09:07 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
気象病 2

おはようございます。ガーデニングの朝顔
今朝は三輪も咲いていました。頑張ってる〜!!

さて、気象病とは気圧・湿度・気温などの変化に影響を受け、引き起こされる不調や病気です。代表的なのが気圧の変化をきっかけとする痛みです。国内では約1000万人もの人に症状があると推定されています。偏頭痛・心臓病・脳卒中・うつなどの精神疾患、喘息、歯周病など多くの病気が気象の変化により悪化することがわかってきています。

台風は春・夏・秋にありますが、は偏西風にのってスピードが速い上、秋雨前線も伴っているため気圧の変化が強烈です。春や夏の台風に比べて秋台風は症状がひどいという人も多いです。通常の1013〜1006ヘクトパスカルまで下がると症状が出るという統計もあるようです。

また台風が遠くにある時から症状の出る人もいます。台風のように大きな気象現象は、それだけ大きなエネルギーを持っています。水槽に1滴、水を落としてできた渦が台風だとすると、微かなさざなみが端まで届くように気象病の人ははるかかなたの変化を前ぶれとしてキャッチしているのかもしれません。人によっては遥か遠くで台風ができただけでも感じることがあります。どのくらいの気圧の変化で症状が出るのかは一概には言えません。

気象病の中でも多い症状が頭痛です。なぜ気圧の変化で頭痛が起こるのでしょうか? そもそも不定愁訴(頭痛・イライラ・疲労感・不眠など漠然とした不快感を伴う原因不明の自覚症状)は天気の影響を受けやすいのですが、気圧の変化による頭痛は偏頭痛持ちの人に起こりやすい傾向があります。偏頭痛は顔の知覚を支配する三叉神経が何らかの刺激を受け、脳の血管を拡張する物質が分泌されることで起きる痛みと考えられています。

有病率は人口の8.4%程度とされ、男性よりは女性に多く、また10〜20代の若い世代で発病し、30代と40代に多く年齢を重ねるうちに発症しなくなることが多いです。およそ偏頭痛持ちの20〜30%が気圧の変化で頭痛が生じるとの報告があります。気圧の変化により頭蓋内の血管が膨張しズキンズキンという痛みを出すわけです。

女性に偏頭痛が多い理由は、そもそも女性ホルモンの変化も頭痛の原因となります。ですから生理前や生理中に偏頭痛が出やすいです。また気象病の中でも体がダルくなると感じるのもホルモンが関わっています。気圧の影響によって自律神経のバランスが崩れて、副交感神経優位になるとホルモンにも影響が出てしまい、ダルさを感じたりむくみが生じたりします。

眠気を感じるのは自律神経の乱れのほか偏頭痛も関係しています。偏頭痛の症状には実は眠気も含まれています。頭が痛くなる前はあくびが起きやすかったりします。   つづく・・・

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| ★自律神経失調症・気象病★ | 09:04 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
気象病 1

おはようございます。近所のコスモスが満開です。
てんゆ堂の今年の冬のガーデンニングは何にしよう!?

さて、気象病というのを聞いたことはありますか!? 気象病とは気圧・湿度・気温などの変化に影響を受け、引き起こされる不調や病気です。代表的なのが気圧の変化をきっかけとする痛みです。気象病に詳しい愛知医科大学客員教授・中部大学教授の佐藤純先生は“天気痛”と呼んでいます。

国内では約1000万人もの人に症状があると推定されています。心臓病・脳卒中・うつなどの精神疾患、喘息、歯周病など多くの病気が気象の変化により悪化することがわかってきています。気象病に大きく影響していると考えてられているのが気圧の変化です。例えば、人体そのものが気圧の変化により膨張・収縮しており肺や血管なども影響を受けます。これらはストレスとして自律神経に作用し気象病を招くのです。

気象病の患者さんは、数ヘクトパスカルの差でも頭痛めまいなどの不調に苦しめられますが、台風では数十倍の変化が急速に起きます。台風で症状が悪化しやすいのは、脳梗塞や心臓病などの循環器系疾患めまい、喘息などです。もともと心疾患のある人は、命に関わることもあります。

近年はゲリラ豪雨など極端な気象の変化が増えています。ゲリラ豪雨はヒートアイランド現象によって狭い範囲で強い上昇気流が発生することで突発的に激しい雨が降ります。局所で気圧が下がり、雨で気温も急激に低くなります。佐藤純先生が行った実験では10℃程度の気温差により循環器に負担となることがデータとして示されています。

実際、病院の救急外来では循環器系などの急患が増えるそうですし産気づく人も増えます。普段は気象の影響を意識することがなくても、台風の時に気づく人もいるかもしれません。気づいていなくても自律神経への影響は大きいのです。

台風による気象病が多様な現れ方をします。台風により、症状の出方が異なるのです。例えば、通常とは逆向きのコースを辿った台風では、多くの患者さんがひどい症状を訴えました。逆に「この台風は平気」ということもあります。またの時はダルさや気持ちの落ち込みを感じるのに、台風では逆に外に出たくなるという人も少なくありません。子どもも台風でソワソワしたりします。

気象病が精神的変化として現れていると言えます。台風の前後であるのは、気圧が下がる時に調子が悪くなる人、上がる時に調子が悪くなる人がいるからです。気圧がさがる前に調子が悪くなる人は、気圧が下がる1〜2日前ぐらいから異変を感じたりします。   つづく・・・

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| ★自律神経失調症・気象病★ | 09:07 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
起立性調節障害 5

おはようございます。山梨の親類から朝取り
トウモロコシが届きました。素晴らしく美味です。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。好発年齢は10〜16歳です。起立性調節障害は小学生では約5%中学生では約10%に起きているといわれています。

重症は約1%不登校の約3〜4割ODを併存します。性差があり、男の子では1に対して、女の子では1.5〜2となります。約半数に遺伝傾向を認めます。近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

発症の早期から重症度に応じた適切な治療と家庭生活や学校生活における環境調整を行い、適正な対応を行うことが不可欠です。ODは身体疾患である根性や気持ちの持ちようだけでは治らないと本人と保護者の理解が重要です。非薬物療法(日常生活上の工夫)では、坐位や臥位から起立する時には、頭位を下げてゆっくり起立する。静止状態の起立保持は、1〜2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。水分摂取は1日1.5〜2リットル塩分を多めに摂る。毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。眠くなくても就床が遅くならないようにするなどが必要です。

ODに特効薬はありません。治療と言っても水分と塩分を充分に摂って適度な運動をするなど、生活する上での注意点があるだけで自然に治るのを待つしかありません。思春期が落ち着くころには治っていくことが多いとされています。日常生活に支障のない軽症例では、適切な治療によって2〜3ヶ月で改善するとされていますがケースバイケースです。学校を長期欠席する重症例では社会復帰に2〜3年以上を要する場合もあります。

一番大切なことは、この病気について本人や家族と学校の先生方がよく理解することです。つまり、今の状態が怠けや気持のゆるみなどから来ているものではなく、自律神経の働きとバランスの悪さ、成長過程によって生じてくるものであること、さらに体も心も過ごしやすい生活環境を整えることが特に大切な病気であるという認識に立って、根気よく病気と取り組む態度が必要です。

起立性調節障害は思春期に起こるので、この時期のこどもから、はっきりしない様々な訴えがあった場合、単なる疲れや怠けとして放置せず小児科にぜひご相談ください。また、「起立性調節障害(OD)家族の会〜snow〜」という団体もあり、同じ病気を持つ家族同士が膝を交えて話せる機会を設けています。焦れば焦るほど悪化するのでボチボチ進むくらいの気持ちが大切です。   〆

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| ★自律神経失調症・気象病★ | 09:01 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
起立性調節障害 4

おはようございます。今日は夏至。陰陽消長です。
陽極まれば陰に転ず。人生、谷あり谷ありです。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていました。

しかし、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

治療は疾病教育と非薬物療法がメインです。疾病教育では中等症や重症の多くは倦怠感立ちくらみなどの症状が強く、朝に起床困難があり遅刻や欠席をくり返していますが、保護者の多くは、子どもの症状を「怠け癖」やゲームやスマホへの耽溺夜更かし、学校嫌いなどが原因だと考えて、叱責したり朝に無理やり起こそうとして、親子関係が悪化することが少なくありません。

本人と保護者に対して、ODは身体疾患である根性や気持ちの持ちようだけでは治らないと理解を促すことが重要です。非薬物療法(日常生活上の工夫)では、坐位や臥位から起立する時には、頭位を下げてゆっくり起立する。静止状態の起立保持は、1〜2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。水分摂取は1日1.5〜2リットル塩分を多めに摂る。毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。眠くなくても就床が遅くならないようにするなどが必要です。

その他、学校との連携も重要です。学校関係者にODの理解を深めてもらい、OD児の受け入れ態勢を整える必要があります。薬物療法は非薬物療法を行ったうえでミドドリン塩酸塩などが処方されることがあります。薬物療法だけでは効果は少ないと考えられています。

そして、環境調整では子どもの心理的ストレスを軽減することが最も重要です。受験対策が過度な負担になっている場合も多々見かけます。保護者、学校関係者がODの発症機序を十分に理解し、医療機関―学校との連携を深め、全体で子どもを見守る体制を整えましょう。

ODは自律神経機能不全の一つです。自律神経調整には鍼灸治療有効です。これまでに数人のODの患者さんを診ていますが、時間はある程度かかりますが、徐々にたちくらみ、失神、倦怠感、動悸、頭痛などの身体症状は緩和されていきます。思春期ですからホルモンバランスも大きく変わる時期です。

「自律神経ーホルモンー免疫」は連動しています。気圧や季節の変わり目は自律神経に影響を与えるために症状がバラツキます。これを上手にコントロールするには鍼灸治療が案外イイというのを臨床で実感しています。   つづく・・・

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起立性調節障害 3

おはようございます。てんゆ堂のグリーンカーテン
朝顔を2鉢追加しました。これで華やか&クール。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていました。

しかし、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

この病気は約50年前頃から見られ、その頃に診断基準が作られました。現在もこの基準が使われています。大症状(この病気に特徴的な症状)は立ちくらみめまいを起こしやすい。⇔っていると気分が悪くなり、ひどいと倒れてしまう。F浴中や嫌なことを見聞きすると気分が悪くなる。ぞし動くとドキドキしたり息切れがする。ツなかなか起きられず、午前中は調子が悪い

小症状(ほかの病気でも見られる症状)は顔色が青白い食欲がない腹痛をときどき訴える。疲れやすい頭痛をしばしば訴える。乗り物酔いしやすい。この中に該当する項目が3つ以上、あるいは2つ以上でも症状が強ければ起立性調節障害が疑われることになります。鑑別診断として、鉄欠乏性貧血、心疾患、てんかんなどの神経疾患、副腎、甲状腺など内分泌疾患など基礎疾患を除外します。

新起立試験を実施し、起立直後性低血圧(軽症型、重症型)。体位性頻脈症候群。管迷走神経性失神。ち延性起立性低血圧。このようなサブタイプを判定します。ガイドラインに基づいて検査結果と日常生活状況の両面から重症度を判定します。

経過をみる目的で立ち上がった瞬間の血圧と心拍数を計測する起立テストがあります。立った瞬間、通常の人より急激に脈が速くなったり、一旦下がった血圧がなかなか元に戻りにくい場合があります。それがふらつきや失神の原因です。また「心身症としてのOD」チェックリストを行い心理社会的関与を評価します。   つづく・・・

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