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荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
美容目的の豊胸リスク 3

おはようございます。今日はクリスマスイブ
振替休日ですがてんゆ堂診療しています。

さて、美容目的豊胸でジェル状の充塡剤注入しています。充塡剤はゼリーのような素材で管状の器具で大胸筋を覆う筋膜と乳腺側の筋膜の間に注入します。化学物質のポリアクリルアミドと水を混ぜたものやシリコーン、ヒアルロン酸などの素材が使われています。人体に吸収されないアクアフィリング24%で最も多く使用されています。充填剤注入による豊胸術は合併症リスクが高いと考えられており問題視されています。

また問題を起こすのは技術のない医師との指摘もあります。日本美容外科学会(JSAPS、正会員1220人)は2018年11月27日、東京・霞が関の厚労省で会見し「非常に安易な施術で誰でもできるため多く行われている。施術を受ける前にリスクについて説明を受けてほしい」と呼びかけています。日本美容外科学会は関連学会と連携し、1年以内を目標にジェル状の充填剤の使用中止などを盛り込んだ指針やガイドライン策定を目指しています。また国内では規制がないため厚労省にも、いつ誰がどう施術したか登録する仕組みや認可制などの仕組みを求めていくようです。

さらに豊胸や乳房の再建術でバッグ型の人工乳房を入れた後に感じた体の不調についてシリコーン製バッグのタイプは米国や日本で使用が認められていますが、医学界では安全性をめぐる議論が続いているのです。米国では施術で使う製品を巡り、1980年代以降、自己免疫疾患希少性がんなどの発症を指摘する声が相次いだのです。一方、日本国内ではシリコーン製バッグにかかわる被害の報告は多くないようです。自己免疫疾患とみられる症状を訴える例はあるものの希少性ガンの発症は確認されていません。形成外科医で豪マコーリー大学アナンド・ディーバ教授は「シリコーン製バッグが原因で合併症を引き起こす可能性は低くない。問題への対処は不十分で安全性の担保は欠落したままだ」としています。

女性にとって”見た目”は大事です。しかし、やってから後悔してからでは遅い場合もあります。どんな医療行為でもリスク説明が不十分で問題が起こています。利用者や患者さん自身もネットの時代ですからリスクの予備知識を入れておいて、質問してみることも大事です。イイ医療従事者は必ずこういうことは丁寧に対応してくれます。  〆

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| 婦人科 更年期障害 | 09:14 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
美容目的の豊胸リスク 2

おはようございます。年内最後の3連休です。
年末寒波もあるようなので大掃除にイイかも!?

さて、美容目的充塡剤注入による豊胸感染症にかかった都内の30代女性は、子育ての授乳を終えて乳房が小さくなり垂れたことや「胸がない」と周りから言われたことに悩んでいました。そこで豊胸ができるクリニックをネットで探すと、海外で製造したジェル状の充塡剤を勧めていました。脇をわずかに切開管状の器具で乳房に注入する方法です。「最後は尿として排出され、合併症の心配はほとんどない」と書いてあったそうです。家族には相談せず「安全なら」とクリニックを受診。そこで両胸に計400ミリリットルを注入。保険が適用されないため代金は約100万円ローン契約しました。施術は30分。しかし数日しても右胸の痛みが… 1年が過ぎても充塡剤は取り切れず、胸の痛みが続いているというのです。

日本美容外科学会(JSAPS、正会員1220人)の大慈弥裕之理事長(福岡大副学長)は「充塡剤の豊胸目的での使用はやめるべきだ」と話していますし、別団体の日本美容外科学会(JSAS、会員975人)も2017年3月、「一部の充塡剤による豊胸について推奨できない」とする声明を発表しています。豊胸手術は世界的にはシリコンインプラントと脂肪注入が標準的治療です。豊胸目的の充塡剤をめぐっては、米国の食品医薬品局(FDA)は血管を詰まらせる危険があるなどとして使用禁止にしています。流通した場合は押収や罰金などの措置を取っています。また美容整形大国の韓国の学会は、2016年に日本でも多く使われている充填剤アクアフィリングを使った豊胸手術の中止勧告を出しています。

日本では豊胸目的で国の承認を受けたものはありません。一方、使用に対する規制がないため医師が自由診療の中で使っており、流通量ははっきりしないのが現状です。日本でも関連学会が会員に注意喚起を行っていますが、個人輸入でそうした充填剤が使われており、合併症の報告が相次いでいるのが実態です。豊胸の充塡剤は大胸筋を覆う筋膜と乳腺側の筋膜の間に入れます。その際に細菌に汚染されたり、充塡剤が乳腺に入ったりすると炎症などが起きる恐れがあります。充塡剤が乳腺や大胸筋などに散らばると、すべてを取り出すのは困難です。大慈弥理事長は「充填剤注入による豊胸術は合併症リスクが高いと考えられ、受けた人は長期間、専門の医療施設で健診を受けることが望ましい」と話しています。  つづく・・・

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| 婦人科 更年期障害 | 09:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
美容目的の豊胸リスク 1

おはようございます。空気が乾燥して来ているので治療室
加湿器が登場。これで少しは抗ウイルス対策になります。

さて、美容目的豊胸でジェル状の充塡(じゅうてん)剤を使用します。充塡剤注入はゼリーのような素材で、管状の器具で乳房に注入します。化学物質のポリアクリルアミドと水を混ぜたものやシリコーン、ヒアルロン酸や化学物質などの素材が使われています。豊胸手術には、その他にシリコンの塊を挿入する「シリコンインプラント」、お腹などの脂肪を乳房に注入する「脂肪注入」などがあります。

中でも充填剤注入は注射器で胸の周りから注入するだけと手軽なため、多くのクリニックで行われており、日本美容外科学会(JSAPS、正会員1220人)が2017年に行った「全国美容医療実態調査」でも2017年には約1万1千件の豊胸術が行われ、その中の豊胸手術の約46%が充填剤注入が占めています。

注入されていた充填剤は、不明分を除くと人体に吸収されないアクアフィリング」が24%で最も多く、また「アクアリフト」と呼ばれる種類などが多かったようです。そしてヒアルロン酸とシリコーンオイルが各17%で続いています。シリコーン製のバッグと比べ、充塡剤は全身麻酔が不要で傷が小さく全国の美容クリニックで扱っています。またシリコーンバッグよりも胸が軟らかく仕上がるので患者の満足度は高いそうです。

2018年6〜7月、日本美容外科学会は形成外科医、3874人に充塡剤の使用に関するアンケート調査を実施しています。回答した132人のうち72人(55%)が計108件合併症を診察していました。症状別ではしこりなどの塊り44%感染症が22%、皮膚変化が8%、変形が6%などです。また、回答した医師132人が行った豊胸手術の半数以上が術後5年以上経ってから合併症を発症していました。  つづく・・・

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| 婦人科 更年期障害 | 09:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
起立性調節障害 5

おはようございます。山梨の親類から朝取り
トウモロコシが届きました。素晴らしく美味です。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。好発年齢は10〜16歳です。起立性調節障害は小学生では約5%中学生では約10%に起きているといわれています。重症は約1%不登校の約3〜4割ODを併存します。性差があり、男の子では1に対して、女の子では1.5〜2となります。約半数に遺伝傾向を認めます。近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

発症の早期から重症度に応じた適切な治療と家庭生活や学校生活における環境調整を行い、適正な対応を行うことが不可欠です。ODは身体疾患である根性や気持ちの持ちようだけでは治らないと本人と保護者の理解が重要です。非薬物療法(日常生活上の工夫)では、坐位や臥位から起立する時には、頭位を下げてゆっくり起立する。静止状態の起立保持は、1〜2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。水分摂取は1日1.5〜2リットル塩分を多めに摂る。毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。眠くなくても就床が遅くならないようにするなどが必要です。ODに特効薬はありません。治療と言っても水分と塩分を充分に摂って適度な運動をするなど、生活する上での注意点があるだけで自然に治るのを待つしかありません。思春期が落ち着くころには治っていくことが多いとされています。日常生活に支障のない軽症例では、適切な治療によって2〜3ヶ月で改善するとされていますがケースバイケースです。学校を長期欠席する重症例では社会復帰に2〜3年以上を要する場合もあります。

一番大切なことは、この病気について本人や家族と学校の先生方がよく理解することです。つまり、今の状態が怠けや気持のゆるみなどから来ているものではなく、自律神経の働きとバランスの悪さ、成長過程によって生じてくるものであること、さらに体も心も過ごしやすい生活環境を整えることが特に大切な病気であるという認識に立って、根気よく病気と取り組む態度が必要です。

起立性調節障害は思春期に起こるので、この時期のこどもから、はっきりしない様々な訴えがあった場合、単なる疲れや怠けとして放置せず小児科にぜひご相談ください。また、「起立性調節障害(OD)家族の会〜snow〜」という団体もあり、同じ病気を持つ家族同士が膝を交えて話せる機会を設けています。焦れば焦るほど悪化するのでボチボチ進むくらいの気持ちが大切です。  〆

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| 婦人科 更年期障害 | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
起立性調節障害 4

おはようございます。今日は夏至。陰陽消長です。
陽極まれば陰に転ず。人生、谷あり谷ありです。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

治療は疾病教育と非薬物療法がメインです。疾病教育では中等症や重症の多くは倦怠感立ちくらみなどの症状が強く、朝に起床困難があり遅刻や欠席をくり返していますが、保護者の多くは、子どもの症状を「怠け癖」やゲームやスマホへの耽溺夜更かし、学校嫌いなどが原因だと考えて、叱責したり朝に無理やり起こそうとして、親子関係が悪化することが少なくありません。本人と保護者に対して、ODは身体疾患である根性や気持ちの持ちようだけでは治らないと理解を促すことが重要です。非薬物療法(日常生活上の工夫)では、坐位や臥位から起立する時には、頭位を下げてゆっくり起立する。静止状態の起立保持は、1〜2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。水分摂取は1日1.5〜2リットル塩分を多めに摂る。毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。眠くなくても就床が遅くならないようにするなどが必要です。

その他、学校との連携も重要です。学校関係者にODの理解を深めてもらい、OD児の受け入れ態勢を整える必要があります。薬物療法は非薬物療法を行ったうえでミドドリン塩酸塩などが処方されることがあります。薬物療法だけでは効果は少ないと考えられています。そして、環境調整では子どもの心理的ストレスを軽減することが最も重要です。受験対策が過度な負担になっている場合も多々見かけます。保護者、学校関係者がODの発症機序を十分に理解し、医療機関―学校との連携を深め、全体で子どもを見守る体制を整えましょう。

ODは自律神経機能不全の一つです。自律神経調整には鍼灸治療有効です。これまでに数人のODの患者さんを診ていますが、時間はある程度かかりますが、徐々にたちくらみ、失神、倦怠感、動悸、頭痛などの身体症状は緩和されていきます。思春期ですからホルモンバランスも大きく変わる時期です。「自律神経ーホルモンー免疫」は連動しています。気圧や季節の変わり目は自律神経に影響を与えるために症状がバラツキます。これを上手にコントロールするには鍼灸治療が案外イイというのを臨床で実感しています。  つづく・・・

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起立性調節障害 3

おはようございます。てんゆ堂のグリーンカーテン
朝顔を2鉢追加しました。これで華やか&クール。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

この病気は約50年前頃から見られ、その頃に診断基準が作られました。現在もこの基準が使われています。大症状(この病気に特徴的な症状)は立ちくらみめまいを起こしやすい。⇔っていると気分が悪くなり、ひどいと倒れてしまう。F浴中や嫌なことを見聞きすると気分が悪くなる。ぞし動くとドキドキしたり息切れがする。ツなかなか起きられず、午前中は調子が悪い小症状(ほかの病気でも見られる症状)は顔色が青白い食欲がない腹痛をときどき訴える。疲れやすい頭痛をしばしば訴える。乗り物酔いしやすい。この中に該当する項目が3つ以上、あるいは2つ以上でも症状が強ければ起立性調節障害が疑われることになります。鑑別診断として、鉄欠乏性貧血、心疾患、てんかんなどの神経疾患、副腎、甲状腺など内分泌疾患など基礎疾患を除外します。

新起立試験を実施し、起立直後性低血圧(軽症型、重症型)。体位性頻脈症候群。管迷走神経性失神。ち延性起立性低血圧。このようなサブタイプを判定します。ガイドラインに基づいて検査結果と日常生活状況の両面から重症度を判定します。経過をみる目的で立ち上がった瞬間の血圧と心拍数を計測する「起立テスト」があります。立った瞬間、通常の人より急激に脈が速くなったり、一旦下がった血圧がなかなか元に戻りにくい場合があります。それがふらつきや失神の原因です。また「心身症としてのOD」チェックリストを行い心理社会的関与を評価します。  つづく・・・

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起立性調節障害 2

おはようございます。今夜、サッカーWC
日本vsコロンビア。俄かサッカーファンです。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

起立性調節障害の多くは自律神経の働きに問題があって起きるといわれています。自律神経とは血圧や心臓、呼吸、汗、体温などの調節に当たる重要な神経であり、自分の意志ではどうにもならないものです。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、大体は、シーソー関係で反対の作用をすることで体の働きのバランスをとっています。起立性調節障害は、この自律神経の働きが弱いため、血圧の調節がうまくいかず、その結果、脳や心臓への血液が不足し、立ちくらみ動悸などの症状が出るといわれています。

また交感神経と副交感神経とのバランスが悪いため体のリズムを正しく刻むことができず、朝起きが悪かったり何となくだるいなどの症状が起きます。ひどい場合には、これが学校に行けない大きな原因となることがあります。思春期が始まる頃は、体の成長に自律神経の発達がついてゆけず、体の中は非常に不安定な状態にあります。さらに、この時期には生活環境の面で精神的な問題の起きる機会が多く、ものごとに対するこどもの感じ方が敏感であり、反対にこども自らが問題を解決してゆく力が十分ではないため、心と体のバランスも崩れ、はっきりしない様々な症状が出てくることになってしまいます。

一般的にみられる症状は、立ちくらみ、朝起床困難、気分不良、失神や失神様症状、頭痛などです。症状は午前中に強く午後には軽減する傾向があります。症状は立位や座位で増強し、臥位にて軽減します。夜になると元気になり、スマホやテレビを楽しむことができるようになります。しかし重症では臥位でも倦怠感が強く起き上がれないこともあります。夜に目がさえて寝られず、起床時刻が遅くなり、悪化すると昼夜逆転生活になることもあります。

合併症・併存症は、/搬量漫概日リズム睡眠障害睡眠障害)、失神発作(けいれんを伴うこともある)、著しい頻脈。⊃翰・行動面:脳血流低下に伴う集中力や思考力の低下、学業低下、長時間臥床など日常生活活動度の低下、長期欠席。発達障害やその傾向性を伴う学校不適応や不登校です。  つづく・・・

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起立性調節障害 1

おはようございます。今朝、近畿地方で大きな地震
がありました。大事にならないように祈るばかりです。

さて、起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)という病気をご存知でしょうか? 思春期に起こるとされる病気で、朝起きることができないことが多く、これまでは「怠けている」のではと理解されないこともありました。しかし、最近になってようやく認知され始めて学校現場でも理解が進んでいます。

実際にはどのような症状なのでしょうか? 立っているとクラクラする、なんだかフワーとする、お腹が痛い、頭が痛い、体がだるく食欲がない、吐き気がある、なんとなく自分の体でないような感じがする… 色々な症状を訴えることが多く、自分でもどこが悪いのかはっきりいしない、周りからは「最近だらけている」「たるんでいる」などと見られがちになります。このようなことがあった場合、小児では起立性調節障害という病気の可能性があります。子供から大人へ体や心が変化してゆく、ちょうど小学校高学年から高校生ぐらいの年齢に起きることが多い病気です。

好発年齢は10〜16歳です。起立性調節障害は小学生では約5%中学生では約10%に起きているといわれています。重症は約1%不登校の約3〜4割ODを併存します。性差があり、男の子では1に対して、女の子では1.5〜2となります。約半数に遺伝傾向を認めます。

ODの原因はまだわかっていません。しかし、思春期の体の成長に神経の成長がうまくついていけなくて、バランスが崩れるということで起こってくると考えられています。過少あるいは過剰交感神経活動があります。その他、水分の摂取不足心理社会的ストレス(学校ストレスや家庭ストレス)が関与します。身体が辛いのに登校しなければならないという圧迫感が、さらに病状を悪化させます。そして、日常の活動量低下→ 筋力低下と自律神経機能悪化→ 下半身への過剰な血液移動→ 脳血流低下→ 活動量低下というdeconditioningが形成されるとさらに増悪します。

日本小児心身医学会では起立性調節障害を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。  つづく・・・

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江戸時代の避妊方法 6

暑中お見舞い申し上げます。それにしても今夏の天候不順
ったらないですね。無理せず過ごすしかないようです。

さて、江戸時代には堕胎専門の医者がいました。「中条
女医者」と呼ばれていました。女性の医者という意味
ではなく婦人科専門の医者ということです。「中条流
とも呼ばれます。「間の悪さ中条の前二度通り」「中条で娘覚悟
の前を出し
」という川柳も残っています。中条の門をくぐるのは
未婚であればなおさら躊躇することでしょう。出入り口も裏から
入りやすいようにしてあったようです。手術の費用は300〜400文
7000〜8000円前後ですからさほど高額診療
ではない
です。

どのような治療が行われていたか詳細は不明ですが、
かなり強引な方法がとられ
母体を害することも多かった
ようです。また「中条丸」という中絶薬も当時よく知られて
いましたが、これは水銀
米粉を混ぜて丸めた錠剤です。
水銀はいわずとしれた毒物ですのでかなり
危険な薬です。

中条の常連がいて二度三度と繰り返す女性がいるようで、
中条へまた来やしたはしゃれたもの」「大つぶれだと
中条へ芸子いい
」という川柳もあります。大つぶれとは商売
上がったりといった意味です。母体を損ない健康に悪いし、
なによりも一つの生命を断つに罪深さを感じない女はいない
と思うのですが「転んだらいつでも来なと女医者」「中条は
腹をへらして飯を食い
」という川柳もあります。

こうした中絶三代将軍・徳川家光の治世である1667年(寛文七年)、
幕府は「
堕胎禁止令」を発布し禁じました。また、五代将軍・
綱吉の治世にも同様の禁止令出されました。しかし、中絶がなく
なることはなく堕胎医は
潜りの医者として需要に応え続けました。

性に大らかだった江戸時代にはさまざまな避妊法や堕胎法がありました。
いつの時代も
泣くのは女性です。女性側の負担がかなり大きかったようです。
               〆

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| 婦人科 更年期障害 | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
江戸時代の避妊方法 5

おはようございます。今日は「山の日」で祝日ですが、
てんゆ堂診療しております。皆様、良い連休を!!

さて、妊娠が判明したものの母体の望まない妊娠や経済的な
理由などで、どうしても妊娠を継続できない場合があります。
母体保護法に基づき妊娠12週未満の初期に限り母体保護法指定医
人工妊娠中絶手術を行います。母体保護法とは国の法律
によって「都道府県の区域を単位として設立された社団法人たる医師会
の指定する医師は、第14条に該当する者に対して、本人及び配偶者の
同意を得て人工妊娠中絶を行うことができる」と定められたものです。
人工妊娠中絶は母体保護法指定医師として認定が必要です。
どこの産婦人科でも受けることができる訳ではありません。

江戸時代には望まぬ妊娠の結果「間引き」と呼ばれる乳児殺し
堕胎が行われることも少なくなかったそうです。そして、
堕胎専門の医者がいました。「中条」「女医者
と呼ばれていました。女性の医者という意味ではなく婦人科専門の医者
ということです。「中条流」とも呼ばれ、その始祖は中条帯刀
(ちゅうじょうたてわき)といって秀吉に仕えた元上杉家の家来で
越後中条出身です。著作に『中条流産科書』『中条流金創』などが
あり婦人科が得意だったようです。堕胎を行うニセ医者たちが「中条流」
を名乗ったため、いつの間にか「中条流=堕胎専門医」と認識されて
しまうようになり、江戸時代の庶民にとって「中条流」は堕胎の代名詞
になっていました。     つづく・・・

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