● 荻窪 教会通り てんゆ堂鍼灸院 「日日是好日」●

    
    東洋医学からみた
    鍼灸治療法
    健康情報
    養生法などなど徒草に
荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
起立性調節障害 5

おはようございます。山梨の親類から朝取り
トウモロコシが届きました。素晴らしく美味です。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。好発年齢は10〜16歳です。起立性調節障害は小学生では約5%中学生では約10%に起きているといわれています。重症は約1%不登校の約3〜4割ODを併存します。性差があり、男の子では1に対して、女の子では1.5〜2となります。約半数に遺伝傾向を認めます。近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

発症の早期から重症度に応じた適切な治療と家庭生活や学校生活における環境調整を行い、適正な対応を行うことが不可欠です。ODは身体疾患である根性や気持ちの持ちようだけでは治らないと本人と保護者の理解が重要です。非薬物療法(日常生活上の工夫)では、坐位や臥位から起立する時には、頭位を下げてゆっくり起立する。静止状態の起立保持は、1〜2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。水分摂取は1日1.5〜2リットル塩分を多めに摂る。毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。眠くなくても就床が遅くならないようにするなどが必要です。ODに特効薬はありません。治療と言っても水分と塩分を充分に摂って適度な運動をするなど、生活する上での注意点があるだけで自然に治るのを待つしかありません。思春期が落ち着くころには治っていくことが多いとされています。日常生活に支障のない軽症例では、適切な治療によって2〜3ヶ月で改善するとされていますがケースバイケースです。学校を長期欠席する重症例では社会復帰に2〜3年以上を要する場合もあります。

一番大切なことは、この病気について本人や家族と学校の先生方がよく理解することです。つまり、今の状態が怠けや気持のゆるみなどから来ているものではなく、自律神経の働きとバランスの悪さ、成長過程によって生じてくるものであること、さらに体も心も過ごしやすい生活環境を整えることが特に大切な病気であるという認識に立って、根気よく病気と取り組む態度が必要です。

起立性調節障害は思春期に起こるので、この時期のこどもから、はっきりしない様々な訴えがあった場合、単なる疲れや怠けとして放置せず小児科にぜひご相談ください。また、「起立性調節障害(OD)家族の会〜snow〜」という団体もあり、同じ病気を持つ家族同士が膝を交えて話せる機会を設けています。焦れば焦るほど悪化するのでボチボチ進むくらいの気持ちが大切です。  〆

<関連記事>
・起立性調節障害 1
・起立性調節障害 2
・起立性調節障害 3
・起立性調節障害 4
腎性貧血 1〜4
・マラソン貧血 1〜4
・マラソン 急性腎障害 1〜3
・貧血 フェリチン うつ症状 1〜5
・新型うつ病 1〜4
・軽症うつ病 1〜3
・冬季うつ病 リュミノテラピー 1〜6
・アパシー(意欲減退症候群)1〜6
・うつ病 「頚性神経筋症候群」 1〜5
・肩こり→睡眠障害 1・2
・うつ病と脳血流量 1・2
・うつ病と腸内環境 1〜5

| 婦人科 更年期障害 | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
起立性調節障害 4

おはようございます。今日は夏至。陰陽消長です。
陽極まれば陰に転ず。人生、谷あり谷ありです。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

治療は疾病教育と非薬物療法がメインです。疾病教育では中等症や重症の多くは倦怠感立ちくらみなどの症状が強く、朝に起床困難があり遅刻や欠席をくり返していますが、保護者の多くは、子どもの症状を「怠け癖」やゲームやスマホへの耽溺夜更かし、学校嫌いなどが原因だと考えて、叱責したり朝に無理やり起こそうとして、親子関係が悪化することが少なくありません。本人と保護者に対して、ODは身体疾患である根性や気持ちの持ちようだけでは治らないと理解を促すことが重要です。非薬物療法(日常生活上の工夫)では、坐位や臥位から起立する時には、頭位を下げてゆっくり起立する。静止状態の起立保持は、1〜2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。水分摂取は1日1.5〜2リットル塩分を多めに摂る。毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。眠くなくても就床が遅くならないようにするなどが必要です。

その他、学校との連携も重要です。学校関係者にODの理解を深めてもらい、OD児の受け入れ態勢を整える必要があります。薬物療法は非薬物療法を行ったうえでミドドリン塩酸塩などが処方されることがあります。薬物療法だけでは効果は少ないと考えられています。そして、環境調整では子どもの心理的ストレスを軽減することが最も重要です。受験対策が過度な負担になっている場合も多々見かけます。保護者、学校関係者がODの発症機序を十分に理解し、医療機関―学校との連携を深め、全体で子どもを見守る体制を整えましょう。

ODは自律神経機能不全の一つです。自律神経調整には鍼灸治療有効です。これまでに数人のODの患者さんを診ていますが、時間はある程度かかりますが、徐々にたちくらみ、失神、倦怠感、動悸、頭痛などの身体症状は緩和されていきます。思春期ですからホルモンバランスも大きく変わる時期です。「自律神経ーホルモンー免疫」は連動しています。気圧や季節の変わり目は自律神経に影響を与えるために症状がバラツキます。これを上手にコントロールするには鍼灸治療が案外イイというのを臨床で実感しています。  つづく・・・

<関連記事>
・起立性調節障害 1
・起立性調節障害 2
・起立性調節障害 3
・起立性調節障害 5
腎性貧血 1〜4
・マラソン貧血 1〜4
・マラソン 急性腎障害 1〜3
・貧血 フェリチン うつ症状 1〜5
・新型うつ病 1〜4
・軽症うつ病 1〜3
・冬季うつ病 リュミノテラピー 1〜6
・アパシー(意欲減退症候群)1〜6
・うつ病 「頚性神経筋症候群」 1〜5
・肩こり→睡眠障害 1・2
・うつ病と脳血流量 1・2
・うつ病と腸内環境 1〜5

| 婦人科 更年期障害 | 09:13 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
起立性調節障害 3

おはようございます。てんゆ堂のグリーンカーテン
朝顔を2鉢追加しました。これで華やか&クール。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

この病気は約50年前頃から見られ、その頃に診断基準が作られました。現在もこの基準が使われています。大症状(この病気に特徴的な症状)は立ちくらみめまいを起こしやすい。⇔っていると気分が悪くなり、ひどいと倒れてしまう。F浴中や嫌なことを見聞きすると気分が悪くなる。ぞし動くとドキドキしたり息切れがする。ツなかなか起きられず、午前中は調子が悪い小症状(ほかの病気でも見られる症状)は顔色が青白い食欲がない腹痛をときどき訴える。疲れやすい頭痛をしばしば訴える。乗り物酔いしやすい。この中に該当する項目が3つ以上、あるいは2つ以上でも症状が強ければ起立性調節障害が疑われることになります。鑑別診断として、鉄欠乏性貧血、心疾患、てんかんなどの神経疾患、副腎、甲状腺など内分泌疾患など基礎疾患を除外します。

新起立試験を実施し、起立直後性低血圧(軽症型、重症型)。体位性頻脈症候群。管迷走神経性失神。ち延性起立性低血圧。このようなサブタイプを判定します。ガイドラインに基づいて検査結果と日常生活状況の両面から重症度を判定します。経過をみる目的で立ち上がった瞬間の血圧と心拍数を計測する「起立テスト」があります。立った瞬間、通常の人より急激に脈が速くなったり、一旦下がった血圧がなかなか元に戻りにくい場合があります。それがふらつきや失神の原因です。また「心身症としてのOD」チェックリストを行い心理社会的関与を評価します。  つづく・・・

<関連記事>
・起立性調節障害 1
・起立性調節障害 2
・起立性調節障害 4
・起立性調節障害 5
腎性貧血 1〜4
・マラソン貧血 1〜4
・マラソン 急性腎障害 1〜3
・貧血 フェリチン うつ症状 1〜5
・新型うつ病 1〜4
・軽症うつ病 1〜3
・冬季うつ病 リュミノテラピー 1〜6
・アパシー(意欲減退症候群)1〜6
・うつ病 「頚性神経筋症候群」 1〜5
・肩こり→睡眠障害 1・2
・うつ病と脳血流量 1・2
・うつ病と腸内環境 1〜5

| 婦人科 更年期障害 | 09:06 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
起立性調節障害 2

おはようございます。今夜、サッカーWC
日本vsコロンビア。俄かサッカーファンです。

さて、日本小児心身医学会では起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。

起立性調節障害の多くは自律神経の働きに問題があって起きるといわれています。自律神経とは血圧や心臓、呼吸、汗、体温などの調節に当たる重要な神経であり、自分の意志ではどうにもならないものです。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、大体は、シーソー関係で反対の作用をすることで体の働きのバランスをとっています。起立性調節障害は、この自律神経の働きが弱いため、血圧の調節がうまくいかず、その結果、脳や心臓への血液が不足し、立ちくらみ動悸などの症状が出るといわれています。

また交感神経と副交感神経とのバランスが悪いため体のリズムを正しく刻むことができず、朝起きが悪かったり何となくだるいなどの症状が起きます。ひどい場合には、これが学校に行けない大きな原因となることがあります。思春期が始まる頃は、体の成長に自律神経の発達がついてゆけず、体の中は非常に不安定な状態にあります。さらに、この時期には生活環境の面で精神的な問題の起きる機会が多く、ものごとに対するこどもの感じ方が敏感であり、反対にこども自らが問題を解決してゆく力が十分ではないため、心と体のバランスも崩れ、はっきりしない様々な症状が出てくることになってしまいます。

一般的にみられる症状は、立ちくらみ、朝起床困難、気分不良、失神や失神様症状、頭痛などです。症状は午前中に強く午後には軽減する傾向があります。症状は立位や座位で増強し、臥位にて軽減します。夜になると元気になり、スマホやテレビを楽しむことができるようになります。しかし重症では臥位でも倦怠感が強く起き上がれないこともあります。夜に目がさえて寝られず、起床時刻が遅くなり、悪化すると昼夜逆転生活になることもあります。

合併症・併存症は、/搬量漫概日リズム睡眠障害睡眠障害)、失神発作(けいれんを伴うこともある)、著しい頻脈。⊃翰・行動面:脳血流低下に伴う集中力や思考力の低下、学業低下、長時間臥床など日常生活活動度の低下、長期欠席。発達障害やその傾向性を伴う学校不適応や不登校です。  つづく・・・

<関連記事>
・起立性調節障害 1
・起立性調節障害 3
・起立性調節障害 4
・起立性調節障害 5
腎性貧血 1〜4
・マラソン貧血 1〜4
・マラソン 急性腎障害 1〜3
・貧血 フェリチン うつ症状 1〜5
・新型うつ病 1〜4
・軽症うつ病 1〜3
・冬季うつ病 リュミノテラピー 1〜6
・アパシー(意欲減退症候群)1〜6
・うつ病 「頚性神経筋症候群」 1〜5
・肩こり→睡眠障害 1・2
・うつ病と脳血流量 1・2
・うつ病と腸内環境 1〜5

| 婦人科 更年期障害 | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
起立性調節障害 1

おはようございます。今朝、近畿地方で大きな地震
がありました。大事にならないように祈るばかりです。

さて、起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)という病気をご存知でしょうか? 思春期に起こるとされる病気で、朝起きることができないことが多く、これまでは「怠けている」のではと理解されないこともありました。しかし、最近になってようやく認知され始めて学校現場でも理解が進んでいます。

実際にはどのような症状なのでしょうか? 立っているとクラクラする、なんだかフワーとする、お腹が痛い、頭が痛い、体がだるく食欲がない、吐き気がある、なんとなく自分の体でないような感じがする… 色々な症状を訴えることが多く、自分でもどこが悪いのかはっきりいしない、周りからは「最近だらけている」「たるんでいる」などと見られがちになります。このようなことがあった場合、小児では起立性調節障害という病気の可能性があります。子供から大人へ体や心が変化してゆく、ちょうど小学校高学年から高校生ぐらいの年齢に起きることが多い病気です。

好発年齢は10〜16歳です。起立性調節障害は小学生では約5%中学生では約10%に起きているといわれています。重症は約1%不登校の約3〜4割ODを併存します。性差があり、男の子では1に対して、女の子では1.5〜2となります。約半数に遺伝傾向を認めます。

ODの原因はまだわかっていません。しかし、思春期の体の成長に神経の成長がうまくついていけなくて、バランスが崩れるということで起こってくると考えられています。過少あるいは過剰交感神経活動があります。その他、水分の摂取不足心理社会的ストレス(学校ストレスや家庭ストレス)が関与します。身体が辛いのに登校しなければならないという圧迫感が、さらに病状を悪化させます。そして、日常の活動量低下→ 筋力低下と自律神経機能悪化→ 下半身への過剰な血液移動→ 脳血流低下→ 活動量低下というdeconditioningが形成されるとさらに増悪します。

日本小児心身医学会では起立性調節障害を、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つとしています。過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。  つづく・・・

<関連記事>
・起立性調節障害 2

・起立性調節障害 3

・起立性調節障害 4
・起立性調節障害 5
腎性貧血 1〜4
・マラソン貧血 1〜4
・マラソン 急性腎障害 1〜3
・貧血 フェリチン うつ症状 1〜5
・新型うつ病 1〜4
・軽症うつ病 1〜3
・冬季うつ病 リュミノテラピー 1〜6
・アパシー(意欲減退症候群)1〜6
・うつ病 「頚性神経筋症候群」 1〜5
・肩こり→睡眠障害 1・2
・うつ病と脳血流量 1・2
・うつ病と腸内環境 1〜5

| 婦人科 更年期障害 | 09:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
江戸時代の避妊方法 6

暑中お見舞い申し上げます。それにしても今夏の天候不順
ったらないですね。無理せず過ごすしかないようです。

さて、江戸時代には堕胎専門の医者がいました。「中条
女医者」と呼ばれていました。女性の医者という意味
ではなく婦人科専門の医者ということです。「中条流
とも呼ばれます。「間の悪さ中条の前二度通り」「中条で娘覚悟
の前を出し
」という川柳も残っています。中条の門をくぐるのは
未婚であればなおさら躊躇することでしょう。出入り口も裏から
入りやすいようにしてあったようです。手術の費用は300〜400文
7000〜8000円前後ですからさほど高額診療
ではない
です。

どのような治療が行われていたか詳細は不明ですが、
かなり強引な方法がとられ
母体を害することも多かった
ようです。また「中条丸」という中絶薬も当時よく知られて
いましたが、これは水銀
米粉を混ぜて丸めた錠剤です。
水銀はいわずとしれた毒物ですのでかなり
危険な薬です。

中条の常連がいて二度三度と繰り返す女性がいるようで、
中条へまた来やしたはしゃれたもの」「大つぶれだと
中条へ芸子いい
」という川柳もあります。大つぶれとは商売
上がったりといった意味です。母体を損ない健康に悪いし、
なによりも一つの生命を断つに罪深さを感じない女はいない
と思うのですが「転んだらいつでも来なと女医者」「中条は
腹をへらして飯を食い
」という川柳もあります。

こうした中絶三代将軍・徳川家光の治世である1667年(寛文七年)、
幕府は「
堕胎禁止令」を発布し禁じました。また、五代将軍・
綱吉の治世にも同様の禁止令出されました。しかし、中絶がなく
なることはなく堕胎医は
潜りの医者として需要に応え続けました。

性に大らかだった江戸時代にはさまざまな避妊法や堕胎法がありました。
いつの時代も
泣くのは女性です。女性側の負担がかなり大きかったようです。
               〆

<関連記事>
・江戸時代の避妊方法 1
・江戸時代の避妊方法 2
・江戸時代の避妊方法 3
・江戸時代の避妊方法 4
・江戸時代の避妊方法 5
・「できちゃった婚」 白書 1〜3
・緊急避妊薬 「ノルレボ錠」 1・2
・緊急避妊薬 「モーニングアフターピル」
・ナイトライフ 1・2
・海外 人工妊娠中絶 1〜4
・性感染症 ピンポン感染
・カンジダ膣炎 1・2
・クラミジア 1〜3
・薬剤耐性 淋病 1〜3
・陰性エイズ・陰滋病
・日本 エイズの現状 1・2
 

| 婦人科 更年期障害 | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
江戸時代の避妊方法 5

おはようございます。今日は「山の日」で祝日ですが、
てんゆ堂診療しております。皆様、良い連休を!!

さて、妊娠が判明したものの母体の望まない妊娠や経済的な
理由などで、どうしても妊娠を継続できない場合があります。
母体保護法に基づき妊娠12週未満の初期に限り母体保護法指定医
人工妊娠中絶手術を行います。母体保護法とは国の法律
によって「都道府県の区域を単位として設立された社団法人たる医師会
の指定する医師は、第14条に該当する者に対して、本人及び配偶者の
同意を得て人工妊娠中絶を行うことができる」と定められたものです。
人工妊娠中絶は母体保護法指定医師として認定が必要です。
どこの産婦人科でも受けることができる訳ではありません。

江戸時代には望まぬ妊娠の結果「間引き」と呼ばれる乳児殺し
堕胎が行われることも少なくなかったそうです。そして、
堕胎専門の医者がいました。「中条」「女医者
と呼ばれていました。女性の医者という意味ではなく婦人科専門の医者
ということです。「中条流」とも呼ばれ、その始祖は中条帯刀
(ちゅうじょうたてわき)といって秀吉に仕えた元上杉家の家来で
越後中条出身です。著作に『中条流産科書』『中条流金創』などが
あり婦人科が得意だったようです。堕胎を行うニセ医者たちが「中条流」
を名乗ったため、いつの間にか「中条流=堕胎専門医」と認識されて
しまうようになり、江戸時代の庶民にとって「中条流」は堕胎の代名詞
になっていました。     つづく・・・

<関連記事>
・江戸時代の避妊方法 1
・江戸時代の避妊方法 2
・江戸時代の避妊方法 3
・江戸時代の避妊方法 4
・江戸時代の避妊方法 6
・「できちゃった婚」 白書 1〜3
・緊急避妊薬 「ノルレボ錠」 1・2
・緊急避妊薬 「モーニングアフターピル」
・ナイトライフ 1・2
・海外 人工妊娠中絶 1〜4
・性感染症 ピンポン感染
・カンジダ膣炎 1・2
・クラミジア 1〜3
・薬剤耐性 淋病 1〜3
・陰性エイズ・陰滋病
・日本 エイズの現状 1・2

| 婦人科 更年期障害 | 10:48 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
江戸時代の避妊方法 4

おはようございます。今年は例年になく暑いので夏バテが心配。
色々なものを
食べて適度に運動してよく寝る。これしかありません。

さて、
いつの時代も望まぬ妊娠は避けたいものです。望まぬ妊娠
をした場合、現代のような母体に安全な中絶法はなく、望まぬ妊娠
の代償はたいていは女が払っていました。『江戸時代にはピルなど
の避妊薬がなかった
』とされていますが実は色々とあったようです。

江戸時代の堕胎薬は「月水早流」(げっすいはやながし)、
朔日丸」(ついたちがん)「月浚」(つきさらえ)「月水散
自由丸」などが有名で江戸の町に出回っていました。これらは
通経薬であったが人々は避妊薬堕胎薬として買い求めました。
これらは避妊薬でありながら妊娠促進剤にもなる謎の薬です。
春画などでは裏長屋の共同便所の板壁や扉に『月水早流 代三百七十二文
朔日丸 代百文』などと印刷した引札が堂々と貼られています。
その横に『子を孕むこと妙なり、子を孕まぬこと妙なり』といった
言葉が書かれていたりします。

「月水早流」は1日3服を入れたで飲む粉薬でお値段は372文
(約7440円)と非常に高価でした。「朔日丸」は毎月の始めに飲めば
妊娠することがないという薬名で、今でいうピルのようなものでしょうか?
お値段は100文(約2000円)。「朔日で払うは月のとどこおり
持薬さと朔日丸を後家は飲み」という川柳も残っています。

またお風呂屋さんを舞台に庶民の生活を描いた『浮世風呂』などで知られる
人気作家の式亭三馬(しきていさんば。1776-1822)は薬屋をも営んで
いて避妊薬「天女丸」は看板商品でした。「天女丸」は避妊のほか
生理不順への効果や服用をやめればすぐに妊娠するなどさまざまな効果
を謳っていました。
「天女丸」という避妊薬を一服124文で売り出しています。
一両を10万円と単純換算して3100円です。いずれもよく売れたようです。

月水早流や朔日丸のくわしい成分などは不明危険な薬だったようです。
体調を崩し死亡した女性も少なくなかったに違いありません。
天女丸の成分も不明で本当に効果があったかどうか疑わしいです。

江戸時代は現代より“性”に対する考えが大らかだったといわれています。
当時の江戸では堕胎薬が珍しくなかったことがわかります。それだけ
夫婦間以外の男女の性交渉と望まぬ妊娠が多かったということです。
                つづく・・・
<関連記事>
・江戸時代の避妊方法 1
・江戸時代の避妊方法 2
・江戸時代の避妊方法 3
・江戸時代の避妊方法 5
・江戸時代の避妊方法 6
・「できちゃった婚」 白書 1〜3
・緊急避妊薬 「ノルレボ錠」 1・2
・緊急避妊薬 「モーニングアフターピル」
・ナイトライフ 1・2
・海外 人工妊娠中絶 1〜4
・性感染症 ピンポン感染
・カンジダ膣炎 1・2
・クラミジア 1〜3
・薬剤耐性 淋病 1〜3
・陰性エイズ・陰滋病
・日本 エイズの現状 1・2

| 婦人科 更年期障害 | 09:08 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
江戸時代の避妊方法 3

おはようございます。今日の東京の最高気温の予報は37℃!!
不要不急の外出は控えた方がイイのではないでしょうか!?

さて、いつの時代でも”夜をひさぐ女性”はいるものです。
江戸時代の遊女の場合、妊娠すれば出産は許されませんから、
堕胎させられます。女性にとって苦しみが増るばかりです。
客をとることに差し障りが出ますから避妊は最重要事項でした。

もっとも一般的だったのが「揚げ底」。吉野紙(吉野産の上質紙)
を口に含んで噛み、これを丸めて膣の奥へ押し込むという方法です。
正確には「御簾紙」(みすがみ)という薄くて丈夫な和紙の一種。
遊女たちはこれを口に入れ噛んで柔らかくして吐き出し、丸めたもの
局部に詰めて避妊していたといわれています。今でいうペッサリー?
底をよく入れなんしよと姉女郎」「品玉のように傾城丸めこみ
という川柳もあったようです。品玉とは手品のことのようです。
これは「用心紙」「はさみ紙」とも呼ばれ、遊女ならず
とも庶民にも普及していたようです。

その他、一般庶民はホオズキ根の煎じて飲むとか、ホオズキ根
乾燥させて粉末したものを子宮口に塗ったりしていたようです。
ホオズキの根に含まれるヒスタミンという成分が子宮収縮作用
あるようですが… また陰阜(女性の恥骨結合の前方。すなわち陰部
の上方の皮下脂肪に富んでふくらみのある部分。恥丘(ちきゆう) )
お灸をすえると妊娠しないといわれていたようですが、どれほど
の効果があったか疑問です。また、事後にとにかくひたすら水で洗い
流す
という方法もとられていたようです。   つづく・・・

<関連記事>
・江戸時代の避妊方法 1
・江戸時代の避妊方法 2
・江戸時代の避妊方法 4
・江戸時代の避妊方法 5
・江戸時代の避妊方法 6
・「できちゃった婚」 白書 1〜3
・緊急避妊薬 「ノルレボ錠」 1・2
・緊急避妊薬 「モーニングアフターピル」
・ナイトライフ 1・2
・海外 人工妊娠中絶 1〜4
・性感染症 ピンポン感染
・カンジダ膣炎 1・2
・クラミジア 1〜3
・薬剤耐性 淋病 1〜3
・陰性エイズ・陰滋病
・日本 エイズの現状 1・2

| 婦人科 更年期障害 | 08:58 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
江戸時代の避妊方法 2

おはようございます。台風5号の影響で東京も大雨のはずが・・・
蒸し暑く汗も出にくいと熱中症になりやすいのでご用心を!!

さて、江戸後期の1857年(文政十年)に刊行された『閨中女悦笑道具
(けいちゅうにょえつわらいどうぐ)に紹介された「茎袋
(きょうたい)という動物の皮でできた
コンドームがありました。
リュールサック」やルーデサック」と呼ばれるオランダからの
舶来品です。舶来品なだけあって非常に高価でしたが、
しかも硬くて使い心地が悪く、効果もイマイチ・・・


「茎袋」の後、改良され世に出されたのが下図右の「甲形」(かぶとがた)
という避妊具です。水牛の角やウミガメの甲羅(べっ甲)でできています。
使い方は亀頭に装着するだけ。外れやすく避妊効果は逆に低下したかも…
外れて女性器内に置き忘れてしまうなんてことも起きていたようです。
避妊具「茎袋」や「甲形」は、すぐに外れてしまうためあまり役に
立たなかったようで、むしろ
アダルトグッズとして使われた
ようです。
下図左は「鎧形」(よろいがた)は男性器に装着して
大きさや形を強化して女性を悦ばせる正真正銘のアダルトグッズです。

 

ついでに国産コンドーム第1号が誕生したのは1909年(明治四二年)。
しかし、目的は避妊ではなく“おもちゃ”的なものだったようです。
現在のコンドームの基礎となるラテックス製コンドームが誕生したのは
1934年(
昭和九年)。実際にコンドームが普及するのは昭和末期で、
意外とその歴史は浅いです。また、コンドームが使用され始めた当初は

性病予防が目的でしたが、やがて避妊が主目的となっていきました。
              つづく・・・

<関連記事>
・江戸時代の避妊方法 1
・江戸時代の避妊方法 3
・江戸時代の避妊方法 4
・江戸時代の避妊方法 5
・江戸時代の避妊方法 6
・「できちゃった婚」 白書 1〜3
・緊急避妊薬 「ノルレボ錠」 1・2
・緊急避妊薬 「モーニングアフターピル」
・ナイトライフ 1・2
・海外 人工妊娠中絶 1〜4
・性感染症 ピンポン感染
・カンジダ膣炎 1・2
・クラミジア 1〜3
・薬剤耐性 淋病 1〜3
・陰性エイズ・陰滋病
・日本 エイズの現状 1・2

| 婦人科 更年期障害 | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
  • 1/9PAGES
  • >>