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肝臓に愛を!! 5

おはようございます。サーバーの更新を失念。
HP等にアクセスできずにすみませんでした。

さて、非アルコール性脂肪性肝疾患NAFLD=ナッフルドorナッフルディー)を防ぐには、どのような生活改善が大切でしょうか。リスクで大きいのは、主に炭水化物(糖質)中性脂肪、コレステロール過剰摂取です。

まず、自分がどの栄養素の取り過ぎでメタボになっているか振り返ってみましょう。その栄養素を多く含む食品を1〜2割程度減らす食生活で、運動習慣の時間を増やすことです。炭水化物でも特に悪いのは単糖類(ブドウ糖や果糖など)の取り過ぎです。健康のために果物を多く取る人もいますが、食べても1日に握りこぶし1個分くらいの量に抑えましょう。

それとC型肝炎NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の人は代謝異常を起こして、肝臓に鉄分が過剰に蓄積されることがあります。すると鉄と過酸化水素が結びついて大量の活性酸素が発生して、肝臓の細胞が障害され正常な働きができなくなってしまいます。脂肪肝を指摘された人も鉄分を多く含むレバー、ホウレンソウ、ひじき、卵などの食べ過ぎには注意した方がイイでしょう。

運動習慣はカロリーを消費させる有酸素運動(ウオーキングなど)が従来勧められてきました。しかし、最近は有酸素運動だけでなく、余分な糖質の消費や基礎代謝を上げるために筋肉をつける無酸素運動(階段の昇降、スクワットなど)を運動習慣に取り入れることも重要とされています。   〆


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| お酒・肝臓 | 08:54 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
肝臓に愛を!! 4

おはようございます。10月から新ジャンル
ビールが増税になります。発泡酒は減税です。

さて、脂肪肝では「体がだるい」「疲れやすい」などの症状が現れますが、多くの人は気づきにくいでしょうか。非アルコール性脂肪性肝疾患NAFLD=ナッフルドorナッフルディー)の疑いをみるサインのひとつに健康診断(血液検査)の数値があります。

肝細胞が壊れているかどうかは、アミノ酸を代謝する酵素の「ALT(GPT)」と「AST(GOT)」の項目に示されます。アルコール性脂肪肝では「ALT<AST」が高くなりますが、NAFLDが疑われる場合には「AST<ALT」が高くなるのが目安になります。

ただし、NAFLDの人の中にはALTもASTも正常値を示すケースもあります。また、飲酒習慣がなく、メタボにも該当しないやせ型の人の“隠れ脂肪肝”もあるので注意が必要です。そんな人の中から重症型のNASHを拾い上げる方法としてFib-4インデックス(肝線維化スクリーニング)という指標があります。

Fib-4インデックスは、年齢・ALT・AST・血小板数の数値から計算して、肝線維化の進行を評価する指標です。ALTやASTが正常値でも、血小板数が18(万/マイクロリットル)以下だと肝障害が進行している可能性があります。日本肝臓学会のホームページなどでは、4項目の数値を入力すれば自動で算出して評価してくれるサイトがあります。心配な人は健診の最新データで確認してみるとイイでしょう。

Fib-4インデックスの基準値は、低値:1.3以下。肝疾患による線維化の進行リスクは低く経過観察中間値:1.3〜2.67。線維化が進行している可能性があります。念のためお近くの病院で詳しい検査を受けることを推奨します。高値:2.67以上。4〜8割が肝硬変、または肝硬変に近い状態まで線維化が進行している可能性があります。お近くの病院にご相談ください。

NASH(非アルコール性脂肪肝炎)のリスクは低値・中間値・高値で評価されます。高値では肝生検の検査が必要になりますが、肝臓に針を刺して組織を採るので体の負担が大きく入院が必要になります。現在では超音波検査に似た機器で、外来で体を傷つけることなく肝臓の線維化の程度や脂肪量が調べられるフィブロスキャンという検査法があります。中間値以上であれば、とりあえずこの検査で肝臓の状態を調べてもらった方がイイでしょう。   つづく・・・


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| お酒・肝臓 | 09:17 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
肝臓に愛を!! 3

おはようございます。週末は台風の影響
東京も時々、雨でした。少しづつですね。

さて、肝炎から肝硬変肝ガンに進行する原因として、肝炎ウイルスの感染(主にB型C型)や大量飲酒がよく知られています。しかし、この両方に該当しないから「自分は大丈夫」と安心してはいけません。飲酒の習慣がなくても食生活が偏っていたり、肥満傾向(メタボ)があると、アルコールの過剰摂取と同じように肝機能障害を起こすからです。

大量のお酒を毎日のように飲み続けていると、最初の段階ではアルコール性脂肪肝になります。しかし、実は日本人で多いのは、アルコールが原因ではなく、食べ過ぎによる脂肪肝の方なのです。アルコール摂取量が1日20グラム以下飲酒習慣がないのに起こる脂肪肝を非アルコール性脂肪性肝疾患NAFLD=ナッフルドorナッフルディー)と呼びます。

NAFLDは成人の2割ほどいると推定されています。その内の10〜20%が肝細胞が壊死して炎症や線維化が起こる重症型の非アルコール性脂肪肝炎NASH=ナッシュ)とみられています。NASHを治療せずに放置していると、5〜10年5〜20%肝硬変に進行するといわれています。

NAFLDもNASHも耳なじみもないと思います。わかりにくいかもしれないので、もう一度、簡単に説明しておきます。NAFLD(nonalcoholic fatty liver disease、非アルコール性脂肪肝疾患)はアルコールを原因としない脂肪肝です。NAFLDの8割から9割は炎症や線維化を伴わない脂肪肝で単純性脂肪肝と呼ばれています。メタボ由来の脂肪肝で、90%以上の症例で肥満、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症等の生活習慣病を合併しています。

NASH(nonalcoholic steatohepatitis、非アルコール性脂肪肝炎)は炎症や線維化を伴い肝硬変肝ガンに進展するタイプの肝炎を伴った脂肪肝です。NASHはNAFLDの中で炎症や線維化を伴い、肝硬変症や肝ガンに進展するタイプの脂肪肝と言えます。単純性脂肪肝からNASHへ進行することもあります。NASHの発症および肝硬変症や肝ガンへの進展には、酸化ストレス、インスリン抵抗性(高インスリン血症)、などが関与していると考えられています。    つづく・・・


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| お酒・肝臓 | 09:03 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
肝臓に愛を!! 2

おはようございます。コロナ禍の中で
飲酒量が増えていませんか!? ご用心。

さて、肝臓に負担をかけない1日の飲酒の適量は、純アルコール量で約20グラム程度とされています。酒の種類で換算すると、ビール中瓶(ロング缶)で1本、焼酎(35度)では2分の1合、ワインではグラス2杯、日本酒では1合、ウイスキーではダブル1杯となります。

ただし、この適量は酒に強い人に対しての基準です。アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって無毒の酢酸に分解されて体外に排出されます。日本人には、このALDHの働きが弱い(酒に弱い)人が約40%います。

このような酒に弱い人たちにとっては、先の適量も肝臓への負担が2〜4倍高くなります。最も危ないのは酒に弱かった人が鍛えられて強くなったというケースです。このような人々は、よりアルコール性肝機能障害になりやすいとされています。とはいっても毎日飲む酒好きな人が、いきなり適量に減酒するのは難しいかもしれません。

まずは、一日に飲んでいるお酒の量を半分に減らすことを目標にするのがイイでしょう。そして、徐々に適量に近づけていくとイイかもしれません。また、肝臓は非常に再生能力が優れているので休肝日を設けることはとても有効です。まったく飲まない日を、1週間のうちに2日は設けるのが理想です。

飲酒時は、高カロリーや塩分の多いつまみは控え、肝細胞の修復に役立つ良質なタンパク質枝豆冷ややっこなど)、ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含んだ食品を意識して摂るとイイでしょう。また、アルコール度数の高い酒は水などで薄めたり、(チェイサー)と交互に飲むようにすれば肝臓への負担を減らせます。

肝臓のアルコール処理能力は1時間に体重1キロ当たり約0.1グラム程度とされています。例えば、体重60キロの人なら、日本酒1合が分解されるまで約3時間かかることになります。飲み過ぎて肝臓に負担をかけたり、二日酔いにならないように、酒の処理能力も時間も覚えておきましょう。    つづく・・・


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| お酒・肝臓 | 08:59 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
肝臓に愛を!! 1

おはようございます。猛烈な台風10号の被害が心配です。
備えあれば患いなし” 台風シーズンの準備しましょう。

さて、問題です。体内の臓器で最も大きく重たい臓器は何!? 答えは肝臓。1日に一升瓶にして1200本分もの血液が肝臓に流れ込みます。肝臓の主な働は、^食物の栄養素を体で使える形に変える代謝アルコール有害物質などを分解して無毒化する解毒。消化吸収に必要な胆汁の生成です。

肝臓に大きな負担をかける生活習慣といえば酒飲過多。アルコールを分解する時に生成されてしまう毒性のあるアセトアルデヒドや、アルコールそのものが肝臓を傷つけるのです。

アルコール性肝障害の初期には、肝臓に中性脂肪が蓄積するアルコール性脂肪肝になることが多く、検査項目(血液検査)では「AST(GOT)」や「γ(ガンマ)―GTP」が高値を示します。そのまま飲酒の習慣を続けていると、肝細胞が破壊されて炎症を起こすアルコール性肝炎や、肝細胞が壊死して線維化するアルコール性肝線維症に進行します。そして、さらに飲酒を続けると肝硬変肝ガンに至ります。

よく肝臓は“沈黙の臓器”といわれ、自覚症状がなく進行するといわれますが、早期の脂肪肝の状態では「体がだるい」「疲れやすい」というような症状が出ます。肝臓が腫れるので「右腹の違和感や鈍い痛み」などの症状が現れます。この時点で飲酒習慣を改善すれば元に戻ります。

肝臓は再生能力が高いため、肝ガンなどでも肝機能が保たれていれば大きく切除しても、ほとんどもとの大きさに戻ります。しかし、肝臓の病気によって肝機能が低下した状態で手術をすると、致命的な術後肝不全を起こす危険性があります。重症型のアルコール性肝炎になってしまうと、発熱や腹痛が起こり、約半数は亡くなってしまいます。   つづく・・・


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| お酒・肝臓 | 09:39 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
酒に弱い人 5

おはようございます。降りしきるの中を歩いて来ました。
ご予約の方は足元が悪いので予定の変更などご遠慮なくどうぞ。

さて、人の脳が他の動物と最も異なるところは精神活動を担う大脳新皮質という部位が非常に発達していることです。大脳新皮質は快感を求め本能や情動のおもむくままに行動することを強く抑制しています。これに対してアルコ−ル大脳新皮質麻痺させるため本能や情動が開放され快感をもたらします。この状態が酩酊状態です。

酩酊状態は一過性のものですが過剰な飲酒を続けると脳はアルコ−ルに対して耐性をもつようになります。その結果、酔うためのアルコ−ル量が増えていつも脳の神経細胞がアルコ−ルである程度麻痺されている状態が続くようになります。

そして脳のアルコ−ルの濃度が下がると神経細胞が異常な興奮を示すようになります。これが禁断症状とか離脱症状と呼ばれる状態です。これがアルコール依存症です。アルコール依存症は誰にでも起こりうる病気です。そしてあらゆる依存症には治療が必要です。自力では無理です。
              
自分が酒に強いかどうか知る方法があります。アルコールパッチテストにより簡単に判定することができます。本来は酒に強くないにもかかわらず慣れで酒に強くなったと錯覚して飲んでいると思わぬ病気になる可能性が高いので注意しましょう。そして、お酒は楽しく飲みましょう!!    〆
 

 

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| お酒・肝臓 | 09:02 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
酒に弱い人 4
おはようございます。今日はソチオリンピックの開会式です。
しばらくTVなどではこれ一色。都知事選は今週末です。

さて、アセトアルデヒド分解酵素には2種類あり、ALDH2は体内のアセトアルデヒド低濃度のときにから働きます。ALDH1高濃度になってから働きます。ALDH2の遺伝子が異常の場合、ALDH2が弱活性あるいは不活性になるため少量のアセトアルデヒドでも分解できずすぐ酔いが回ります。

そして毎日多量に飲酒する習慣があるとアルコール代謝で生成される毒性のあるアセトアルデヒドにより、肝細胞を障害しアルコール性肝硬変など重篤な病気を招くおそれがあるのです。飲酒に際して偏食したりし、ビタミン類や蛋白質摂取の不足などの栄養障害に陥ると、アルコールの肝障害作用が増強してしまうのです。

咽頭は鼻に近いところから上中下に分類されます。下咽頭は喉仏の後ろ側。食物は中咽頭から下咽頭を経て食道、胃へと流れていきます。鼻腔からの空気は上咽頭、中咽頭、喉頭を経て気管から肺に入ります。ノドの奥の食道と気管の分岐に近い下咽頭に生じるガンがあります。

下咽頭ガン喫煙飲酒危険因子とされています。特にアルコールが体内で分解されて生じる毒性があるアセトアルデヒドが強力な発がん物質となるのです。酒に弱いのに鍛えて強くなった人は、本来アルデヒドの分解能力が低く体内にアセトアルデヒドを蓄積しやすいため下咽頭ガンを発症しやすいのです。発症は50〜60代男性60%を占め女性より男性が圧倒的に多いのです。

咽頭ガンは粘膜にできる扁平上皮ガンがほとんどです。近くには喉頭や頸部リンパ節があり、進行するとそれらへの浸潤も多く見られます。自覚症状が少なく、下咽頭ガンの60%以上は初診時にはすでに周囲組織への浸潤頸部リンパ節に転移している進行ガンなのです。

下咽頭ガンは早期ではほとんど無症状です。少し進行するとノドに違和感が出て、違和感は錠剤や唾液を呑み込む時よりも食事の時に強く感じることが多いです。数ヶ月経過してさらに進行すると食事が呑み込めない嚥下困難や嚥下痛、声がれ、リンパ節転移による頸部の腫れなどが起こります。

下咽頭ガンは進行が早いので発症リスクの高い常習飲酒・喫煙の中高年男性はノドの違和感を少しでも感じたら、面倒くさがらずに早めの耳鼻咽喉科の受診が不可欠です。   つづく・・・
 

 

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| お酒・肝臓 | 09:01 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
酒に弱い人 3

おはようございます。今年は2月17日(月)から確定申告です。
医療費控除ふるさと納税などはもう確定申告可能です。

さて、アセトアルデヒド分解酵素には2種類あり、ALDH2は体内のアセトアルデヒド低濃度のときにから働き、ALDH1高濃度になってから働きます。ALDH2の遺伝子が異常の場合、ALDH2が弱活性あるいは不活性になるため少量のアセトアルデヒドでも分解できず、すぐ酔いが回ってしまいます。

飲酒してすぐ赤くなり不快になる人はALDH2の活性を持たないためです。アルコールから分解されたアセトアルデヒドは毒性が強く、顔面紅潮・頭痛・吐き気・頻脈などの不快感を起こします。


約2万年ほど前の古代中国でアセトアルデヒド脱水素酵素のALDH2突然変異をもつ人が現れました。これによりアルコールをほとんど、あるいはそれほどちゃんと分解できない遺伝子を受け継いだ子孫がモンゴロイドが多く住む日本、中国、韓国などに多く存在します。

日本人の約半分くらいがALDH2の活性を持っていません。日本人をはじめとするモンゴロイド46%はALDH2の酵素を生まれつき持っていません。しかし白人黒人はほぼ100%の人が持っています。日本人の40〜50%は生まれつきアルコールに弱く、縄文系のアイヌの人たちはALDH2欠損率欠損率は20%といわれています。

欠損の割合は人種・民族で大きく異なります。白人、アフリカ系黒人、インド人、アラブ人などは0%に対し、日本人40〜44%で、韓国人で25%漢族は50%、モンゴル人は30%、ベトナム人は57%、タイ人は18%・・・ 東南アジア系民族は50%前後を占めています。

ですから白人や黒人はモンゴロイドよりお酒に強く二日酔いにもなりにくいのです。 スペインイタリアでは昼間からワインを飲んだりしますが、てんゆ堂さんがそんなことしたら・・・ 下戸の人は両親からアルコールに弱い遺伝子を引き継いだ人たちです。片親だけから正常な遺伝子を受け継いだ人は弱い程度になります。そして両親から正常な遺伝子を受け継いだ人は酒に強い人になります。日本人では約5%が飲めず、40%が弱く、55%が強いとされています。

アルコールが分解され体内から消えるまでの時間は、酒に強い人でもアルコールを分解するにはそれなりの時間がかかります。およその目安として体重1kgにつき1時間にアルコール0.1g分解します。体重が50kgの人が1時間に分解できるアルコールの量は5gです。

日本酒の1合、ウイスキーのダブル1杯、ビール中ビン1本、ワインのグラス2杯はおよそ20gのアルコールを含むので体重が50kgの人ならアルコールが分解されるまでに4時間かかる計算になります。まして酒に弱い人はもっと時間がかかります。ちょっと休めば酔いは収まると考えて車を運転するのはとても危険な訳です。飲酒運転はやめましょう。   つづく・・・

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| お酒・肝臓 | 08:51 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
酒に弱い人 2

おはようございます。先日、巷で話題?の低価格、高品質
の純米大吟醸獺祭(だっさい)をGET。これは噂通りです。

さて、二日酔いの話の続きですがてんゆ堂さんが二日酔いになりやすい体質なので・・・ 飲酒してアルコールが体内に入ると肝臓から分泌されるアルコール脱水素酵素ADH)で分解され,ほとんどがアセトアルデヒドに分解されます。このアセトアルデヒドが酔う原因になる物質です。

これが分解されずに体内に蓄積されればされるほど酔っ払う度合いが増していきます。毒性のあるこのアセトアルデヒドを分解する必要がありアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH)で分解します。


そして酢酸に分解され最終的に水と二酸化炭素になって体外へ排出される仕組みになっています。アセトアルデヒド分解酵素には2種類あり、ALDH2は体内のアセトアルデヒドが低濃度のときにから働きます。ALDH1高濃度になってから働きます。ALDH2の遺伝子が異常の場合、ALDH2が弱活性あるいは不活性になるため少量のアセトアルデヒドでも分解できずすぐ酔いが回ります。

ところで12000年前、日本列島(北は北海道〜南は沖縄まで)に縄文系の人々が住んでいました。そして古代中国の2万年ほど前にアセトアルデヒドの一種であるアセトアルデヒド脱水素酵素のALDH2突然変異をもつ人が現れ、その遺伝子が子孫に受け継がれた人々がいました。

そして3000年前〜2300年前に大陸から朝鮮半島を経て北九州、中国地方に渡来系弥生人が入ってきました。この弥生人の一部にALDH2の突然変異の遺伝子を持つ人が含まれていました。それ以前に日本に住んでいた縄文人は正常なアセトアルデヒド分解遺伝子を持っていたはずです。縄文人と弥生人の混血が進みます。こうしてお酒に弱い日本人が誕生したのです。

現在でも縄文人の血を濃く受け継いでいると考えられる北海道アイヌの人たちはALDH2欠損率は20%といわれています。また東北の一部、沖縄あたりには酒に弱い人の割合が少ないようです。

さらに渡来人の比率が高いと考えられている近畿地方では酒が弱い人の比率が高くなっています。稲作を本格的に初めて米の発酵による酒造りが容易になったはずの弥生系渡来人は、皮肉なことに酒を飲めない遺伝子を持ってしまったのです。残念〜。  つづく・・・


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| お酒・肝臓 | 08:58 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
酒に弱い人 1

おはようございます。今日はお昼頃からの予報です。
午後からご予約の方はお足元に気をつけてお越し下さい。

さて、そろそろ年度末で電車の中や駅構内やトイレが修羅場と化しているときもあります。ほどほどに・・・ 楽しく飲んでも困るのが二日酔いです。二日酔いの原因はアルコールの代謝プロセスが関わっています。アルコールを摂取すると胃から約20%、腸から約80%吸収され肝臓に行きます。肝臓は解毒作用があるのでアルコールを分解します。

肝臓にとって酒でも薬でも飲食物でも、身体にイイものでも必ず解毒します。そして肝臓からアルコール脱水素酵素ADH)と呼ばれるアルコール分解酵素が分泌されます。アルコールの大部分はこの酵素でエタノールをアセトアルデヒドと呼ばれる物質に分解します。

アセトアルデヒドは、さらに別のアセトアルデヒド脱水素酵素ALDH)によってアセテートと呼ばれる物質に分解されます。このALDHによる分解プロセスが進まず、毒性のあるアセトアルデヒドが体内に多く残っている二日酔いの症状が生じます。最終的にはアセトアルデヒドは酢酸に分解され最後に二酸化炭素になって体外へ排出される仕組みになっています。

簡単に言えば、二日酔いはアルコールの代謝がスムーズに進まないときに起きるのです。毒性のあるアセトアルデヒドは悪酔いの原因物質と言われ、これが体内にたまると顔が赤くなったり気分が悪くなったりします。アセトアルデヒドは少量でも顔面紅潮吐き気頭痛をもたらすやっかいな物質です。

この物質が体内で速やかに分解されないといわゆる悪酔いした状態になります。居酒屋などで素面の状態で行くと独特なアルコール臭さがありますが、あれがアセトアルデヒドのニオイです。

アセトアルデヒド分解酵素には2種類あり、ALDH2は体内のアセトアルデヒドが低濃度のときにから働きます。ALDH1高濃度になってから働きます。数種類のALDHが酢酸に分解して無害化します。アセトアルデヒド脱水素酵素のALDH2
をつくる遺伝子には酒に強い、いわゆる分解能力が高いとされるN型と突然変異で分解能力が低下したD型があります。

誰でも両親から受け継ぐのでNN型、ND型、DD型の3パターンあります。NN型はアセトアルデヒドの分解が速く、たくさん飲める酒豪タイプ、ND型はそこそこ飲めるタイプ。そしてDDは体質的にほとんどアルコールを受けつけない下戸タイプです。  つづく・・・

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