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機能性ディスペプシア 8

おはようございます。定期的に晴雨が入れ変わる
のは春先の特徴です。寒桜が咲くのもそろそろです。

さて、これまで神経性胃炎胃下垂などの診断名で呼ばれていたものが機能性ディスペプシア機能性胃腸症。functional-dyspepsia:FD)です。消化器が壊れているわけではなく、機能というか働きが悪いわけです。

胃腸の機能を整えるのはどちらかと言うと心身の状態を総合的に捉える鍼灸治療や漢方治療の方がオススメです。 東洋医学的に胃腸の機能に深く関わるのは(かん)と(ひ)です。肝を抑える治療(抑肝)や脾をたすける治療(扶脾)が有効で、これらの治療を併せて抑肝扶脾(よくかんふひ)と言います。東洋医学ではこのように心身の状態を総合的に捉え胃や腸だけを治療対象とするではなく、ストレスに起因する身体の反応にも目を配り対応することになります。

漢方薬を構成する生薬の中で、脾(胃腸)を補い整えるものの代表は人参(にんじん)です。その他、茯苓(ぶくりょう)、白朮(びゃくじゅつ)や甘草(かんぞう)という生薬などにも補脾作用があります。そしてこれらがチームを組んだ漢方薬として人参湯(にんじんとう)や四君子湯(しくんしとう)が有名です。 これらは胃が弱く、冷え性ですぐに胃もたれするような方に処方されます。また六君子湯(りくくんしとう)は四君子湯と胃のむかつきに用いられる二陳湯(にちんとう)が組み合わされた処方ですが、最近の研究で胃の排泄能を改善したり、グレリンという食欲に関連するホルモンの感受性を高めることで食欲改善効果があることがわかってきました。胃のムカムカや胃痛には、他に半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)や安中散(あんちゅうさん)もよく用いられますが、これらが合うか合わないかの見極めは、実際にはなかなか難しいこともあります。

肝の失調は胃腸の機能に深くかかわっています。抑肝作用(抗ストレス作用)のある生薬としては、柴胡(さいこ)が主なもので、これを含む処方を柴胡剤と呼んでいます。たとえば柴胡、芍薬(しゃくやく)、枳実(きじつ)、甘草の4つの生薬で構成される四逆散(しぎゃくさん)は胃炎や胃酸過多に保険適応があります。この処方には人参が含まれていませんが、抗ストレス作用により胃腸機能の改善が得られるものの代表と言えます。また抑肝扶脾の効果を持つ、柴胡と人参が含まれる処方も数多くあり、その代表としては補中益気湯(ほちゅうえっきとう)があります。この漢方薬は特に疲労感の強い場合によく処方されます。

このように機能性ディスペプシアは上部消化管の機能障害を主体として起こる症候群であり、胃痛胃部不快感胃部膨満感、食後早期の満腹感、食欲低下、嘔気、嘔吐、胸やけなどの上部消化管症状(dyspepsia症状)を呈します。このように機能回復には東洋医学がオススメです。 〆

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機能性ディスペプシア 7

おはようございます。4月から新入学・新生活
の方もおります。別れと出会いの季節です〜。

さて、これまで神経性胃炎胃下垂などの診断名で呼ばれていたものが機能性ディスペプシア機能性胃腸症。functional-dyspepsia:FD)です。消化器が壊れているわけではなく、機能というか働きが悪いわけです。

胃腸の機能を整えるのはどちらかと言うと心身の状態を総合的に捉える鍼灸治療や漢方治療の方がオススメです。 東洋医学的に胃腸の機能に深く関わるのは(かん)と(ひ)です。消化器の中心は脾であり、まずは脾を整えることを考えますが、胃腸の機能を悪化させる要因としてストレスの関与は大きいもので、ここに肝すなわち“”が関わってきます。ストレスから出る怒は肝の失調を来し、相克の関係から肝の昂ぶりは脾の衰えを招くことになります。つまり肝を抑える治療(抑肝)や脾をたすける治療(扶脾)が有効で、これらの治療を併せて抑肝扶脾(よくかんふひ)と言います。東洋医学ではこのように心身の状態を総合的に捉え胃や腸だけを治療対象とするではなく、ストレスに起因する身体の反応にも目を配り対応することになります。

東洋医学では、症状は勿論、顔色や舌苔の状態、脈診・腹診などによって総合的に判断します。鍼灸治療では脾は胃と表裏関係にあるので、胃経の足三里(あしさんり)という有名なツボを使います。肝経のツボでは太衝(たいしょう)というツボを使います。ストレス性の肩こりも多いので肩井(けんせい)も使いたいです。気を下げる作用もあります。また腹部の中脘(ちゅうかん)もイイですね。胃の六つ灸(いのむつきゅう)という背部も膈兪・肝兪・脾兪にお灸するのも効果的です。 つづく・・・

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機能性ディスペプシア 6

おはようございます。「何となく調子が悪い
という患者さんが増えています。春先は多いのです。

さて、これまで神経性胃炎胃下垂などの診断名で呼ばれていたものが機能性ディスペプシア機能性胃腸症。functional-dyspepsia:FD)です。消化器が壊れているわけではなく、機能というか働きが悪いわけです。

すでに複数種類の胃薬を飲んでいる人には、一度、腹薬中止することもあります。どの薬が効いているかが分からないからです。現代医学的には薬物治療として胃酸分泌を抑える制酸剤胃粘膜保護剤消化管機能改善薬がいくつか併用されます。六君子湯(りくくんしとう)という漢方薬や抗うつ薬などを用いることもあります。 機能性ディスペプシアの治療で重要なのは医師と患者の信頼関係です。中には正しく診断がついた医師に「自分の話をよく聞いてもらった」というだけでも症状が改善する方もいるのです。簡単に治る病気ではないですが、治る病気です。根気よく治療に取り組む必要がある病気です。

胃腸の機能を整えるのはどちらかと言うと心身の状態を総合的に捉える鍼灸治療や漢方治療の方がオススメです。 東洋医学的に胃腸の機能に深く関わるのは(かん)と(ひ)です。消化器の中心は脾であり、まずは脾を整えることを考えますが、胃腸の機能を悪化させる要因としてストレスの関与は大きいもので、ここに肝すなわち“”が関わってきます。ストレスから出る怒は肝の失調を来し、相克の関係から肝の昂ぶりは脾の衰えを招くことになります。つまり肝を抑える治療(抑肝)や脾をたすける治療(扶脾)が有効で、これらの治療を併せて抑肝扶脾(よくかんふひ)と言います。東洋医学ではこのように心身の状態を総合的に捉え胃や腸だけを治療対象とするではなく、ストレスに起因する身体の反応にも目を配り対応することになります。 つづく・・・

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機能性ディスペプシア 5

おはようございます。先日、NHK「ガッテン」で「はり治療SP
を放送していました。見逃した方は金曜日の夜中に再放送です。

さて、これまで神経性胃炎胃下垂などの診断名で呼ばれていたものが機能性ディスペプシア機能性胃腸症。functional-dyspepsia:FD)です。機能性ディスペプシアは簡単に治る病気ではないですが、治る病気です。根気よく治療に取り組む必要がある病気です。患者さん自身が「今回の出張はストレスがかかりそうだから、薬を飲んでおこう」「残業が続くと胃もたれがひどくなるから、生活リズムに気をつけよう」などと考えるようになっていきます。そうなると薬をやめられる日も近いようです。

薬とともに胃の不調とうまく付き合っていくための生活習慣も大事です。まずは生活習慣の見直しと改善が第一です。胃の機能を整えるためには、過労・ストレスを避け十分な睡眠が必要です。緊張状態は胃の運動を低下させ、胃酸分泌を亢進させることになります。また朝食は抜かないようにしましょう。朝、胃が重くて食事を受け付けないという場合には就寝前3時間は食事を摂らないようにしましょう。仕事で遅くなるという場合には、おにぎりなどで軽く済ませ、深夜の空腹時には豆乳やホットミルクなどに少量の砂糖を加えるのもイイでしょう。

食事内容としては甘いもの・油もの・刺激物を控え、一口30回よく噛んで食べるようにすることがよいでしょう。できるだけ決まった時間に食事を摂るようにしましょう。食事の量は腹八分目にしましょう。胃に負担のかかる食事を摂り過ぎないようにしましょう。食後には休息をとりましょう。嗜好品ではタバコ・アルコール・コーヒー・チョコレートなどが胃蠕動を低下させるものとして注意が必要です。そして適度な運動をしましょう。  つづく・・・

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機能性ディスペプシア 4

おはようございます。ちょっと個人的に慌ただしい
時期を乗り越えました。”人生、山あり谷あり”です。

さて、これまで神経性胃炎胃下垂などの診断名で呼ばれていたものが機能性ディスペプシア機能性胃腸症。functional-dyspepsia:FD)です。診断規準(Rome II criteria)は、先行する12か月のうち、少なくとも12週以上(連続している必要はない) 持続あるいは再発するdyspepsia症状(上腹部を中心とした腹痛不快感)が存在し、その症状を説明しうる器質的疾患を認めず、排便によって症状が著明に改善したり、便の性状や頻度の変化と関連していないこと――です。

つまり(1)ある程度慢性的に胃の不調があり、(2)内視鏡などで胃を調べても潰瘍やがんなどの異常(器質的疾患)が見られない場合です。しかし、一般の人はもちろん、医師の間でも完全に認知されているとは言い難く、個々の患者に適切な診断や治療が行われているとはいえない状況です。(2)のように機能性ディスペプシアは器質的疾患がないからこそ、そう診断されるのですが「異常なし。治療の必要がない」とみなす医師もいれば、数種類の胃薬を同時に処方する医師もいます。“気のせいは機能性”と冗談で言うほど理解を得られていないのがこの病気です。(1)と(2)に当てはまり病院を受診したのに一向に症状が改善されないようなら機能性ディスペプシアとして前向きに治療してくれる医師を探しましょう。消化器内科医であっても、だれもが胃の機能性疾患に精通しているとは限りません。

機能性ディスペプシアと診断されるとヘリコバクター・ピロリ菌がいる場合は、まずピロリ菌の除菌治療が行われることが多いです。専門家の間では、ピロリ菌がいる場合を機能性ディスペプシアとするか、ピロリ菌関連ディスペプシアとするかで意見が分かれています。しかし、どちらにしろ除菌後、14人に1人くらいは機能性ディスペプシアの症状が治まるので「まずは除菌から」となります。 除菌後、数か月たっても症状が改善されない、あるいは最初からピロリ菌がいないという場合は、ディスペプシア症状に応じた薬をが処方されます。胃の運動を促進する薬胃酸分泌抑制薬などさまざまな胃薬がありますが、基本的には症状に対して最も適切だと考えられる薬を1種類、1か月ほど服用して症状の変化を見ながら最適な薬を探っていきます。  つづく・・・

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機能性ディスペプシア 3

おはようございます。2月もアッという間に下旬。
何かと慌ただしく確定申告の準備もしなければ…

さて、機能性ディスペプシア機能性胃腸症。functional-dyspepsia:FD)という医学用語を聞いたことがありますか!? ディスペプシアとは上腹部消化器症状の総称です。これまで神経性胃炎胃下垂などの診断名で呼ばれていたものが含まれています。別名で非潰瘍性胃腸症(Non-Ulcer Dyspepsia:NUD)とも呼ばれます。

ひとつは食後愁訴症候群(PDS)で、食後のもたれ感早期飽満感が週に数回以上起こるタイプです。もうひとつは心窩部痛症候群(EPS)で、みぞおちの痛み(心窩部痛:しんかぶつう)やみぞおちの焼ける感じ(心窩部灼熱感:しんかぶしゃくねつかん)が起こりやすいタイプです。これらの症状は食後愁訴症候群と異なり、食後だけでなく空腹時に起こることもあります。

また機能性ディスペプシアは4型に分類できます。1)運動不全型胃の蠕動(ぜんどう)運動が低下しているタイプで最も多いです。我が国では運動不全型が全体の約6割を占めています。すぐに満腹感を感じる、膨張感、腹部のむかつき、食欲不振などがあります。2)潰瘍症状型。潰瘍はないのに胃潰瘍に似た症状が出ます。みぞおちに重い痛みを感じます。3)逆流型胸やけ、胃酸が上がってきます。4)特発型(非特異型)。いくつかのタイプが複合しているものです。  つづく・・・

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機能性ディスペプシア 2

おはようございます。鍼灸師国家試験
今週末の2月24日(日)です。後は体調管理です。

さて、機能性ディスペプシア機能性胃腸症。functional-dyspepsia:FD)という医学用語を聞いたことがありますか!? ディスペプシアとは上腹部消化器症状の総称です。これまで神経性胃炎胃下垂などの診断名で呼ばれていたものが含まれています。別名で非潰瘍性胃腸症(Non-Ulcer Dyspepsia:NUD)とも呼ばれます。

原因ははっきりと分かっていません。心理的ストレス要因と胃に対する物理化学的ストレスによる身体的要因の大きく2つの要因が考えられています。FDにおいてプラセボ効果が40〜50%であったとの報告があることからFDの病因の中でも心理的要因の関与は少なくないと考えられます。胃はストレスや日常生活で生じる負荷の影響を受けやすいので、それらの外的要因に体質加齢などの変化が加わって発症すると考えられています。 4人に1人が機能性ディスペプシアという指摘もあります。

代表的な症状は「つらいと感じる食後の胃もたれ」「食べ始めるとすぐにお腹がいっぱいになり、それ以上食べられない」「みぞおちの痛み」「みぞおちの焼けるような感じ」の4つです。ただし、人によって不調の表現が違うので実際の症状の訴えは多岐にわたります。 機能性ディスペプシアは、よく起こる症状によって大きく2つのタイプに分けられます。ただし、両方のタイプの症状が重なって起こったり、日によって感じる症状が変わったりすることもあり、どちらのタイプであるかはっきり分けられない場合も多くあります。  つづく・・・

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機能性ディスペプシア 1

おはようございます。連休を頂いておりましたが、
本日より通常診療となります。朝晩はまだまだ寒い〜。

さて、いつまでも胃の調子がよくない人は機能性ディスペプシア機能性胃腸症)を疑った方がイイかもしれません。英語では(functional-dyspepsia:FD)です。 ディスペプシアとは上腹部消化器症状の総称です。これまで神経性胃炎胃下垂などの診断名で呼ばれていたものが含まれています。別名で非潰瘍性胃腸症(Non-Ulcer Dyspepsia:NUD)とも呼ばれます。

機能性ディスペプシアは上部消化管の機能障害を主体として起こる症候群であり、胃痛胃部不快感胃部膨満感、食後早期の満腹感、食欲低下、嘔気、嘔吐、胸やけなどの上部消化管症状(dyspepsia症状)を呈します。さまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんなどのような異常不検出な病気です。生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。

この機能性ディスペプシアという病気の概念は、近年になって新しく確立したものです。それまでは機能性ディスペプシアの患者さんの多くは慢性胃炎神経性胃炎と診断されていました。本来、胃炎は胃の粘膜に炎症が起きている状態を表す言葉です。ところが胃炎があっても症状があるとは限らず、逆に症状があっても胃炎が認められないことも多々あります。そこで症状があってもそれを説明できる異常がさまざまな検査でも認められない場合、胃に炎症があるなしにかかわらず機能性ディスペプシアと呼ばれるようになりました。

しかし日本ではFDが保険診療病名として承認されていないため慢性胃炎に位置付けられています。また機能性ディスペプシア以外の機能性摂食不振症として摂食障害の患者さんも含まれます。 つづく・・・

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| 内臓 消化器の病気 | 09:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
潰瘍性大腸炎 生薬の青黛が効く 4

おはようございます。バレンタインデーも近いので
どこでもチョレート… 年間の何%売上るのかな〜!?

さて、以前から漢方生薬として使われてきた青黛(せいたい)が科学的に検証されておらず、慶応大学など約30の施設の共同グループが潰瘍性大腸炎(UC)患者に青黛のおける20人治験の臨床試験を行った結果が「活動期潰瘍性大腸炎に対する青黛坐剤の有用性」(2017年10月20日)です。その有効性が米国の医学論文雑誌『Digestion』に掲載されました。中国由来の生薬が科学的方法論で有効性証明されたことは異例です。

一方、肝機能障害などの副作用もみられ、投与容量の設定を含む更なる検証のため、次の段階の試験が必要と考えています。また、2016年12月、厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課から「植物由来製品による健康被害(疑い)について」という通達が出ています。青黛を摂取した潰瘍性大腸炎患者において肺動脈性肺高血圧症(PAH)が発現した症例が複数存在することが判明したとして関係各医学会に注意喚起を発出しています。青黛の臨床研究で知られる広島のスカイクリニック公式サイトには、肺動脈性肺高血圧症が発症した人が4,500人中/6人0.13%)に見られた事実があると報告しています。

通達では\賃磴寮歇茲砲茲蠻抛位性肺高血圧症が生じる可能性があること。自己判断で青黛を摂取せず必ず医師に相談するよう患者を指導すること。G抛位性肺高血圧症が疑われる場合には、青黛の摂取を中止させ適切な処置を行うことについて注意喚起いただきたく、ご協力をお願いいたします――とあります。潰瘍性大腸炎患者が個人の判断で摂取する事例が認められており、医療従事者に対し、青黛摂取患者でPAHが疑われる場合は、摂取を中止させて適切な処置を行うことなどを求めています。

肺動脈性肺高血圧症とは、心臓から肺に血液を送るための血管である肺動脈の圧力(血圧)が異常に上昇する病気で、心臓に多大な負担がかかり、結果として、全身への酸素供給がうまくいかなくなります。病気がある程度進行すると、体を動かす時に息苦しく感じる、すぐに疲れる、体がだるい、意識がなくなる(失神)などの症状が現れます。病気が進むと、心臓の機能がより低下するために、足がむくむ、少し体を動かしただけでも息苦しいなどの症状が出現します。しかし何故このような病気が起こるのかは解明されていません。この病気の原因解明が必要であり、有効な治療法の研究開発のため肺動脈性肺高血圧症は難治性呼吸器疾患(指定難病)に認定されています。  〆

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潰瘍性大腸炎 生薬の青黛が効く 3

おはようございます。30年来の友人たちが誕生日会
開いてくれました。こういう友人たちは大切にせねば…

さて、潰瘍性大腸炎(UC)に有効とされる漢方生薬の青黛(せいたい)とは、リュウキュウアイやホソバタイセイなどの植物から得られる成分で、中国では生薬などとして、国内でも染料(藍)健康食品などで用いられています。特に近年はUCに対する有効性が指摘されています。青黛の臨床研究で知られるのは慶應義塾大学病院 IBD(炎症性腸疾患)センターと広島のスカイクリニックでしょうか。当センターは青黛を使用した潰瘍性大腸炎の治療の研究が行われてるのが有名です。青黛が含有するインジゴが、近年、粘膜治癒を促進する物質として世界的にも注目を集めているインドール化合物であるという点に着目し、その有効性と安全性を科学的に検証するため、世界で初めて潰瘍性大腸炎の患者に対する前向き臨床試験を行いました。

スカイクリニックは青黛や漢方を利用した治療でこれまでに4,500人以上の潰瘍性大腸炎患者の治療に関わっており、2013年11月20日には中国新聞にも掲載されており、潰瘍性大腸炎患者の中では有名なクリニックです。金井教授と広島のスカイクリニックの院長天野先生は、2016年7月17日に一緒に「潰瘍性大腸炎における生薬の可能性」という講演会を一緒にやられていますので治療方針や考え方が同じです。

ネットなどでの情報による自己判断や自由診療で青黛を含む漢方薬を内服している患者さんが日本にも多数いる現状があります。慶應義塾大学病院 IBDセンター長の金井隆典教授は「生薬には副作用があるため、決して自己判断の使用はせず医師と相談してから使用してほしい」と述べています。一方、安全性や医師がそのことを知らずに診療に当たっていることもあるという社会的な問題点も指摘されています。当センターでは臨床における青黛の豊富な使用経験のみならず、基礎研究も平行して安全性や機序の解明を目指しています。潰瘍性大腸炎以外の疾患についても臨床研究を設定しています。  つづく・・・

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