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痺証 1
おはようございます。ここ最近は急激に気温が低下してきました。
良く食べて良く働いて良く寝ましょう。これが一番の健康法です。

さて、東洋医学が難解に思える理由のひとつに漢字が多い
事が挙げられるでしょう。馴染みのない漢字や熟語が登場するせいで
ノックアウトされます。また、同じ意味の事が別の言い方をしたりします。
まして、中国語の簡体字なんて登場してくると・・・

今日は気温低下と共に起こりやすい「急性腰痛」(ギックリ腰)や、
慢性腰痛、坐骨神経痛などに対して東洋医学ではどう考えているか!?
そこで耳なれない「痺証(ヒショウ)」のお話。
」は訓読みで「しびれ」です。「証」は病証の事ですから、
簡単に言うと(しびれが出る病気)という事になります。
しびれ病態の特徴により、「風痺(フウヒ)」=「行痺(ギョウヒ)」、
「寒痺(カンピ)」=「痛痺(ツウヒ)」、「湿痺(シッピ)」=「着痺(チャクヒ)」、
そして「熱痺(ネッピ)」と「尫痺(オウヒ)」に分類されます。

●「行痺(ギョウヒ)」(風痺(フウヒ))
 「風邪(フウジャ)」が経絡に入り気の疏通を傷害し関節痛筋肉痛
 などの疼痛部位が定着せず遊走性疼痛が特徴の病証です。
 「走注」とも呼ばれる事があります。「風邪」は風の性質があるので
 遊走性のしびれ痛み。解りやすい!!

●「痛痺(ツウヒ)」(寒痺(カンピ))
 「寒邪(カンジャ)」により経絡が凝滞し「気」が巡らなくなり、
 強い疼痛を生じ、著しくこわばりと冷えが目立ちます。
 寒冷刺激により増悪します。つまり冷えると痛みが強くなります。
 寒いと身体も固まります。当然血液循環も低下し、「ヒスタミン」などの
 発痛物質が停滞し強い疼痛となります。現代医学にも合致します。

●「着痺(チャクヒ)」(湿痺(シッピ))
 「湿邪(シツジャ)」が経絡を阻滞し気血を不通にし重だるい痛み
 を生じます。常に同じ部位が痛み、重だるい固定性疼痛
 が特徴です。また雨天、低気圧などで痛みが増悪します。
 軽い浮腫も診られます。気圧の変化は自律神経に影響を与えるのは、
 ご存知の通りです。低気圧などでは副交感神経優位になりますから、
 自ずと低活動モード。なかなか身体機能も活動的にはなりません。

●「熱痺(ネッピ)」
 「熱邪(ネツジャ)」が経絡を阻滞し局所の関節の熱感、発赤、腫脹が特徴で、
 触れると酷く痛みを訴えます。打撲捻挫による関節の、
 急性炎症などが当てはまる病証です。また、「風・湿・寒邪」などが
 長期間うっ滞した結果、化熱して生じる場合も割合に多いです。

●「尫痺(オウヒ)」
 複数の邪が長年に渡り経絡を塞ぎ、更に「瘀血(オケツ)」(血の停滞)と、
 「痰飲(タンイン)(水の停滞と粘稠化)が併存した痰瘀互結の病態で生じます。
 関節が破壊さる事などで起こる変形性関節症や、
 「関節拘縮(カンセツコウシュク)」(長期にわたる寝たきり生活などで、
 関節が固まり動きにくくなる事で、四肢全体で特に股関節膝関節が固くなり、
 動かすと痛みをともなうようになる)がみられるのが特徴です。
 慢性的に遷延し肝腎の精血虚弱を主な特徴とします。
 「」は訓読みで(あしなえ)。その意味は足が悪く歩行が不自由な事。
 または歩行障害者を指す。変形性の腰椎症や膝関節症
 はたまた関節リウマチを連想させる病証です。
                            つづく・・・

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・痺証 2
・痺証 3
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・腰〜足のしびれ・痛み 1〜3
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