● 荻窪 教会通り てんゆ堂鍼灸院 「日日是好日」●

    
    東洋医学からみた
    鍼灸治療法
    健康情報
    養生法などなど徒草に
荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
<< うつ病の患者数(2012年) | TOP | 扁鵲 「六不治」 2 >>
扁鵲 「六不治」 1
おはようございます。帰宅途中にフッと香るキンモクセイはイイ感じです。
とても好きな香りですが一昔前はトイレの芳香剤の代名詞でした。

さて、今から2500年位前中国春秋時代(紀元前475年〜紀元前221年)
末期の伝説的な名医「扁鵲(ヘンジャク)」(生没年は不詳。本名:秦越人)。
扁鵲が著したとされる『難経(ナンギョウ)』は古典医書『黄帝内経(コウテイダイケイ)』
ダイジェスト版としての体裁を取り、『黄帝内経』の中の81種の難解な部分
解説する問答形式で編述されています。基礎と臨床における具体的で
実用的な鍼灸の臨床上の問題についても触れています。
そして扁鵲は脈診の名人として名を馳せています。
特に鍼灸の分野で脈診が重んじられる「経絡治療」を行う鍼灸師さん
にとって『難経』は必読書とされています。扁鵲とは(風に乗り舞い踊るかささぎ)
との意味で、一箇所に留まらず各地を渡り往診に次ぐ往診を続ける姿を
重ね扁鵲と尊称されたようです。扁鵲の姿はその名から鵲(カササギ)の姿となり
鍼治療をしたとされています。石図像として今日まで残っています。(下図)

         


中国は前漢代(紀元前206年〜8年)の歴史家「司馬遷(シバセン)」
(紀元前145年?〜 紀元前87年?)は中国の歴史書『史記(シキ)』
を編纂しています。「本紀」十二巻、「」十巻、「」八巻、「世家」三十巻、
列伝」七十巻から成り、「列伝」には『扁鵲倉公列伝
があります。ここに「六不治(リクフチ)」が記載されています。
病に六つの不治があり病気が治らない6つの理由が書かれています。

前文があるので書いておきます。
使聖人預知微,能使良医得蚤従事,則疾可已,身可活也。
人之所病,病疾多;正義曰病厭患多也,言人厭患疾病多甚也。
而医之所病,病道少。徐廣曰;「所病猶療病也。」故病有六不治


要約しますと、「人が病気のかすかな兆候にはやく気付いて、
名医に早くから治療してもらえば、病気は治せるし、
身は活きる事ができる。人が心配するのは病気の多い事であり、
医者が心配するのは療法の少ない事である。
それ故、病気には六つの不治がある」

いつもと違う兆候を身近な人が気付き、直ぐに受診
させるのが大切だと言っています。現代にも通用する事を言って
くれています。     つづく・・・

<関連記事>
・扁鵲 「六不治」 2
・『扁鵲心書』 1〜7
・『雙梅景闇叢書』 1〜6
・『肘後備急方』 
・『医心方』 1〜3
・『東医宝鑑』 1・2
・食養生・薬膳1〜6
・曹操の頭痛 1〜6
| 東洋医学 基礎講座 | 09:06 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック