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静脈うっ滞性皮膚炎 1

おはようございます。春の晴天を春昼(しゅんちゅう)
というそうです。この時期も空気は乾燥しやすいです。

さて、鍼灸専門学校では西洋医学約8割東洋医学が残りの2割という具合に学習して国家試験を受けて、合格すれが鍼灸師(厳密にははり師・きゅう師)となります。さまざまな病気についても学習しますが、広く浅くという感じです。ですから免許取得後にも情報網を広げて、新しい病気や疾患名をチェックしておかないと「患者さんの方が詳しい」なんて目にあってしまいます。それでは本末転用ですね。医療系の世界では「患者さんが一番の教科書」などとも言われます。患者さんが言っていることや意味が解らないことはわかった振りをせず、次回までに調べておくと言うのも率直でイイのではないでしょうか。

恥ずかしながら、てんゆ堂にもそのような経験があります。70歳代の男性が来院しました。下腿のおもだるさなどを訴えていました。足首周囲だけが黒く色素沈着し、皮膚表面はツルツルとした光沢感があります。本人は「夏の日焼けがなかなか治らない」というのです。しかし、日焼けではなさそうで、何らかの循環不全によるものではと・・・ 学生時代に使った教科書には載っていません。そこでPCで検索して調べてみると静脈うっ滞性皮膚炎の可能性が疑われました。

静脈うっ滞性皮膚炎とは、下肢静脈瘤など下肢の血行障害(静脈の循環不全に起因する)によって下肢に浮腫があり、膝下3分の1の部位に生じる慢性皮膚炎です。浮腫に続き、褐色色素斑・点状出血・紫斑が出現します。そして痒みも誘発し掻いて湿疹を併発するのです。大部分は中高年で男女差は女性に比較的多いようです。妊娠や長時間の立ち仕事などによる下肢の慢性的な血流のうっ滞します。下肢静脈瘤血栓性静脈炎合併して起こることが多いです。動静脈ろう、先天性静脈拡張症などの先天性疾患でも起こりますが、この場合、年少時より生じるようです。治療には慢性炎症ですから外用剤としてステロイドが使われます。また抗アレルギー薬なども痒みに応じて用いられます。    つづく・・・

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