2019.04.06 Saturday
過活動膀胱の鍼灸治療 1
おはようございます。今週末でソメイヨシノも
盛りを過ぎることでしょう。花見イイなぁ〜!!
さて、泌尿器疾患に関わるものには鍼灸治療が有効なものがあります。小生も授業を受けたことがある北小路博司先生(明治国際医療大学)は泌尿・生殖器系障害に対する鍼灸治療の研究の第一人者です。
まず、排尿障害や下部尿路症状について書きます。排尿障害や下部尿路症状では頻尿、夜間頻尿、尿意切迫、尿失禁などの蓄尿症状がみられます。過活動膀胱(Overactive Bladder:OAB)は尿意切迫感を必須とした症状症候群であり、通常は頻尿と夜間頻尿を伴うものですが、切迫性尿失禁は必須ではありません。
尿意切迫感とは突然起こる、抑えられないような強い尿意で我慢するのが困難な愁訴であり、ただ単に強い尿意があるが我慢できるものとは異なります。つまり膀胱での知覚が過敏になった状態です。頻尿とは便宜的に1日8回以上とされています。夜間頻尿とは夜間に排尿のために1回以上起きなければならない愁訴をいいます。切迫性尿失禁とは尿意切迫感と同時または尿意切迫感の直後に不随意に尿が漏れる愁訴です。 つづく・・・
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