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ヒトメタニューモウイルス 3

おはようございます。てんゆ堂の治療室ではすでにエアコンを使用
しています。カビが心配なので診療後はエアコン内を乾燥させて終了〜。

さて、ヒトメタニューモウイルス(human metapneumo virus:hMPV)は春先〜梅雨(3〜6月)に流行するウィルスです。hMPV感染症に効果のあるワクチンはありません。多くの場合は症状を抑える対症療法になります。軽症の場合は水分補給・睡眠・栄養・保温をして安静にして経過をみることになります。重症化すると入院して輸液や加湿された酸素投与などを行います。とくに乳幼児や高齢者では重症化することもあり要注意です。

hMPVに感染し発熱4日以上続く場合、細菌感染している可能性があり、その場合、抗菌薬(抗生物質)が必要となります。熱が長引く時は中耳炎や細菌による肺炎などを起こしていることがあるので、もう一度早めに受診しましょう。

咳やくしゃみで吐き出されたウイルスが付いてしまう飛沫感染鼻汁、喀痰など気がつかないうちにウイルスに触れてしまう接触感染によってうつるために感染が拡がります。乳幼児の多い保育園・幼稚園や小学校では集団感染が広がりやすいことがあります。

保育園などでの集団感染に注意する必要がありますので、家に帰ってきたら、手洗いうがいを徹底しましょう。また、家庭内でも兄弟・両親・祖父母に感染してしまうことがあります。子どもの調子がよくないときは、ウイルス感染が拡がらないようマスクを着用する、タオルや食器を分けるなどの感染対策をしましょう。hMPVは感染力が強く、家族の中に1人感染者が出るとあっという間に家族二次感染する可能性があります。家庭のように密着して生活する場で拡大しやすいのです。また、保育者の手などを介して接触感染しますので“手を洗う”ことが非常に重要です。

症状が治まっても2週間くらいはウイルスを排泄されるので要注意です。春先〜梅雨に流行するhMPVはRSウィルスとよく似た構造を持っているウイルスです。症状だけでは区別ができず違いを見分けるのは難しいです。そのため、どちらか分からない場合、検査による鑑別が行われることがあります。細い綿棒を鼻に入れるだけで行える簡単な検査キットがあり5〜15分ほどで確認できます。しかし、検査をせずに症状に合わせた対症療法が行われる場合がほとんどです。解熱剤、鎮咳薬、去痰薬などが処方されます。

hMPVはRSウイルスと比べて、次のような傾向もあります。hMPVの初感染は1歳未満〜2歳に多いのに対してRSウイルスは1歳未満、特に生後6ヶ月前に多い傾向があります。また、RSウイルスの流行期は秋冬ですが、hMPVの流行期は春先〜梅雨と時期も若干ずれます。

hMPVに感染して1週間程度で症状は治まります。しかし、1回の感染では免疫が獲得できません。何度か繰り返して感染してしまいますが、年齢が上がるにつれて徐々に免疫がつき症状が軽くなる傾向にあります。聞き慣れないヒトメタニューモウイルスを知っておきましょう!!   〆

<関連記事>
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