● 荻窪 教会通り てんゆ堂鍼灸院 「日日是好日」●

    
    東洋医学からみた
    鍼灸治療法
    健康情報
    養生法などなど徒草に
荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
<< 血液1滴→ガン13種早期発見 4 | TOP | 脂肪酸 オメガ 2 >>
脂肪酸 オメガ 1

おはようございます。今日はすっかり初冬の気温です。最近では「寒暖差疲労」という言葉もあるようです。

さて、脂肪酸は大きく3種類に分けることができます。動物性油・植物性油・魚油とに分けられます。肉・卵・牛乳など動物性脂肪に多い飽和脂肪酸と、オリーブ油、なたね油、コーン油など、主に植物性由来の不飽和脂肪酸があります。

不飽和脂肪酸はオメガ9、オメガ6、オメガ3に分類されます。オメガ9は体内で合成することが出来ます。しかし、必須脂肪酸のオメガ6・オメガ3は体内で合成することが出来ないので食事で摂取する必要があります。

オメガ9オレイン酸)は一価不飽和脂肪酸です。オリーブ油キャノーラ油などオメガ9は体内で合成することが出来ます。オメガ9は酸化しにくく熱に強いです。熱に強いので炒め物などに普段の調理油をオリーブオイルに変更すればオメガ6の過剰摂取を防げます。


オメガ6リノール酸アラキドン酸)は多価不飽和脂肪酸です。コーン油サフラワー油、紅花油、月見草オイル牛肉豚肉、鶏肉などなど体内で合成することが出来ません。オメガ6は市販の揚げ物総菜、加工食品などに多く含まれています。

オメガ3同様に必須脂肪酸ですが、現代人は家庭でも外食でもオメガ6を過剰摂取しているので、摂取量を下げるか、オメガ3の摂取を増やすかどちらかの対策が必要です。

さらに、溶剤を使い高温精製で化学的に抽出された油は栄養価も失われています。リノール酸は体内でアラキドン酸に変化し、炎症を起こす物質となり炎症アレルギーの原因になります。そして大腸ガン乳ガン動脈硬化心臓疾患などの危険因子になります。

オメガ3αリノレン酸EPADHA)は多価不飽和脂肪酸です。αリノレン酸は主に亜麻仁油えごま油しそ油、くるみ、アーモンドなどの豆類です。EPA・DHAは主に魚類(いわし、あじ、さば、カツオ、マグロ、サケなど青魚)に多く含まれています。青魚などに比べると量は少ないものの、卵類や貝類、海藻類にも含まれています。

オメガ6同様に体内で合成することが出来ません。α-リノレン酸は抑炎症作用、血液を流れやすくしたり、ガンの増殖抑制作用などリノール酸の危険因子を中和してくれます。また、学習能力を高める作用もあります。オメガ3系油の特徴は酸化しやすく、熱に弱いです。欠乏すると皮膚炎などの発症も起こります。

オメガ6のリノール酸の働きと反対の性質を持つ油、オメガ3が充分摂取されていません。逆に現在の食生活ではオメガ6が過剰摂取されています。現在よく使われている油は、ほとんどがオメガ6を含む油です。   つづく・・・

<関連記事>
・脂肪酸 オメガ 2
・脂肪酸 オメガ 3
・トクホ 健康油
・トランス脂肪酸 1〜4
・健康食品の虚偽誇大広告 1〜7
・健康食品 規制緩和 1〜9
・医食同源 1〜4
・食養生・薬膳 1〜6
・血管力 1〜5
・毛細血管って大事!! 1〜4
ポリフェノール  レスベラトロル
・高血圧予防・改善 チョコレート 1〜4
・刺絡(しらく)

| 食品の機能・食養生 | 09:49 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP -
コメント
コメントする