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脂肪酸 オメガ 2

おはようございます。てんゆ堂治療室診療ベッド暖房ON。すっかり冬支度です。患者さんが寒くないように配慮しております。

さて、現在の食生活ではオメガ6リノール酸アラキドン酸)が過剰摂取されています。現在よく使われている油は、ほとんどがオメガ6を含む油です。オメガ6のリノール酸の働きと反対の性質を持つ油であるオメガ3αリノレン酸EPADHA)が充分摂取されていません。

厚労省2015年度版・日本人の食事摂取基準によるとオメガ3とオメガ6の摂取量の目安は、男性18才以上オメガ3(2.0g/日)、オメガ6(11.0g/日)女性18才以上オメガ3(1.6g/日)、オメガ6(8.0g/日)です。この基準では男性では1:5.5の割合です。

摂取量割合目安も諸説あり、研究者によっては1:1の説を唱えている人もいます。現代人の摂取割合は、1:10 〜 1:30とオメガ6を過剰摂取していると指摘されています。オメガ6の過剰摂取は皮膚病アトピー悪化することもあります。

リノール酸(オメガ6)は一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸よりも酸化されやすく、多量に摂取した場合(10%以上)のリスクは十分に解明されていません。さらに、リノール酸は炎症を惹起するプロスタグランジンやロイコトリエンを生成するので多量摂取時の安全性が危惧されています。 

どの油をどれくらい摂ればよいのか!? 日本人の摂取量が年々減っているのが、オメガ3の油です。オメガ3青魚などに豊富に含まれています。オメガ6は紅花油など市販の植物油に多く含まれています。体の三大栄養素は糖質・脂質・タンパク質です。脂質の中でも体内で合成出来ないのがオメガ3オメガ6です。食事からしか摂れないので必須脂肪酸と呼ばれています。

オメガ3とオメガ6の理想的な摂取割合は1:4とされていますが、食生活の欧米化によりオメガ3の摂取量が減り、オメガ6の摂取量が増え現代人の摂取バランスは崩れています。   つづく・・・

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