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臓器同士の会話 2

おはようございます。狭山産のをいただきました。
少し硬めの柿が美味しいです。秋はイイなぁ〜!!

さて、脳が出すことが知られていたメッセージ物質と同じような物質を心臓の心房細胞も出していることを発見し世界から大注目されました。そのメッセージ物質はANP心房性ナトリウム利尿ペプチド)です。主に心房で合成・貯蔵され、血液中に分泌されるホルモンです。水・ナトリウムの利尿、血管の拡張、レニン・アルドステロンの分泌抑制、循環血漿量の減少など多彩な生理作用を介して生体の体液バランスならびに血圧調整に関与しています。同様にBNP脳性ナトリウム利尿ペプチド)は主に心室から血液中に分泌されるホルモンです。強力な水・ナトリウム利尿作用、血管拡張作用を有しており、心室に負荷がかかると分泌され交感神経系およびレニン・アンギオテンシン系を抑制して、それらのホルモンと拮抗的に働いて心不全などの病態を改善させます。

ANPの分泌は心房圧による心房筋の伸展によって刺激されるため、ANPが高値の場合、心房負荷循環血漿量の増加を起こす病態が存在することを意味しています。ANPは心不全腎不全などの重症度や治療効果を判定するときに検査されます。その他、高血圧の病態把握、内分泌疾患のスクリーニング検査などにも用いられています。BNPも同様に心不全の臨床的指標として非常に有用とされています。BNPはANPに比較して変化率が大きいのが特徴です。例えば、重症の心不全ではANPよりはるかに上昇するため、心不全の指標としてはANPより優れています。また心室機能の把握、心不全や心肥大の治療効果の確認、抗腫瘍薬、向精神薬の心筋障害の早期感知にも役立てられています。基準値はANP:40pg/ml以下。BNP:20pg/ml以下。異常な場合に疑われる病気は高値では本態性高血圧、うっ血性心不全、慢性腎不全、ネフローゼ症候群、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症などです。低値では脱水状態、利尿薬の影響などです。

何らかの原因で血圧が上がり、心臓に負担がかかると心臓の細胞から盛んにANPが放出され始めます。いわば「疲れた、しんどい」という心臓からのメッセージを全身に伝える物質です。このANPがもつ能力を利用して、なんとガン転移・再発効果的に抑えようという全く新しい治療への扉が開きつつあります。  つづく・・・

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