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摘便 2

おはようございます。近所の小学校も昨日から3学期です。
年明けの年度末も何かと慌ただしいものです。ボチボチと!!

さて、排泄は人間の最も基本的な生理的な欲求で必要不可欠です。
便秘は患者にとって大変な苦痛をもたらします。どうしても
肛門部に硬い便が溜まってしまった場合、自然に排便することが
難しくなります。水分が吸収されて硬くなった便が肛門部を塞ぐことで、
一層便が硬くなって栓をしてしまい便秘を悪化させます。便秘が高度
になると嘔気・嘔吐・食思不振、イレウスを起こすことがあります。

入院病棟や介護施設の女性の高齢者さんに多く、看護師さんが
3日に1回浣腸後に摘便(てきべん)とルーチンに
行われることも多いのが実状です。 対象になるのは緩下剤の内服
でも自然排泄が得られない患者。高齢者衰弱者、もしくは術後の
創傷等で腹圧がかけられない患者。認知症精神疾患により自身で
排便のできない患者。脊椎損傷や二分脊椎等の疾患による直腸機能障害
のある患者。バリウム検査後に排便のない患者などです。

排便困難の方が自宅で安易に行われがちな摘便ですが、出血・ショック・
穿孔
などの危険も伴うものです。看護師さんの行う摘便でも指を挿入
して便を掻き出す際
に直腸粘膜を傷つけて出血を起こすことがあります。
摘便の範囲は肛門から4僂泙任箸渓詰に搔き出さないようにします。
また、肛門部に腫瘍があり便秘を起こしている場合、腫瘍を傷つける
ことで大出血を起こす危険性があります。さらにトイレ内で立位の状態
で摘便を行うと腸の走行により穿孔を起こしやすくなります。そして、
摘便により排便が促されて大量の排便があった場合、急激に血圧低下
を起こすことがあります。出血の有無と合わせて血圧変動にも注意です。

プロの看護師さんも摘便の実施の際は慎重に行い、医師とすぐに連絡
がとれるようにしています。摘便は臨床で日常的に行われ、便を出す
には一番確実な方法です。患者の苦痛を極力減らし、安全かつ効果的
に処置しています。しかし、自身やご家族の方がに行うと出血や穿孔
など、時には命に関わる大きな危険も伴います。高齢の親族がいる方は、
特に知っておきましょう。            〆

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