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移植用臓器 作製 3

おはようございます。パラリンピックも始まりました。
ハンディーキャップがありながらあのパフォーマンスは凄い

さて、米カリフォルニア州にあるソーク研究所が主導した国際研究チームが科学の世界で言う「キメラ」、つまり異なる2種の生物に由来する細胞をあわせ持つ生物を作り出したのです。 その目的はヒトへの移植用臓器ブタなどで作製するというものです。

こういう研究は「倫理問題」が大きく関わります。数年前に小保方晴子独立行政法人理化学研究所の元研究員による刺激惹起性多能性獲得細胞(STAP細胞)研究でも大きく取り上げられています。また京都大学の山中伸弥教授のiPS細胞の研究でも同様です。

また、中国科学院神経科学研究所は、1997年に世界初の哺乳類クローンだった羊の「ドリー」が作成されたのと同じ「体細胞」を使った技術でクローン猿の誕生に成功したという研究論文を2018年1月に米科学誌『セル』に発表しています。ロンドンのフランシス・クリック研究所ロビン・ラベル=バッジ教授は「非常に非効率で危険なやり方」だと指摘し、「研究論文に書かれた内容は分娩による人間クローンの誕生の手法への確立への足ががりではない」と語っていますが・・・ 研究者たちは米国立衛生研究所(NIH)が定めた動物実験に関する厳格な国際的ガイドラインに従ったと説明しています。共同研究者を努めた中国科学院(上海)の蒲慕明博士は「将来の人間以外の霊長類を使った研究が、世界のどこであろうと厳格な倫理基準を守る研究者たちの責任にかかっていると、我々はよく認識している」と語っています。しかし、人権問題も大きく取り上げられている中国ですから・・・

上記のソーク研究所は移植用臓器の作製への研究資金が増えれば研究スピードは加速するでしょうが、米国立衛生研究所は現在、人間と動物のハイブリッドを作る研究に公的資金を投入することを禁止しています。しかし、この方針を取り消される可能性も示唆されています。これまでの研究費用は、民間からの寄付によって賄われています。また研究が進めば倫理面に関する監視が厳しくなるのは確実です。臓器研究へのアプローチ方法が増えることは希望につながると考えています。

移植用臓器の作製は日本でも進められています。明治大学京都府立大学などの研究チームは人への移植用ブタを作製したとして、2018年3月10日に開かれる日本異種移植研究会で発表するそうです。動物の臓器や細胞を人に移植する「異種移植」に関する国の指針に基づき移植用動物を作ったのは初めてとされ来年初めには民間企業と共同でブタの供給を始める方針です。異種移植は臓器不足を解消する手段としてニュージーランドロシアなどで臓器の機能が人に近いブタから人への移植が200例以上行われています。国内での実施例はありません。2016年、厚労省は移植用動物の作製法などを定めた指針を改定。ブタは隔離した清潔な環境で育て約40種類のウイルスの検査を行い人への感染を防ぐなど安全性を確保するよう求めています。

この移植用臓器の作製は世界中で確実に進んでいるようです。しかし”踏み込んではいけない領域に踏み込んでいる”ような漠然とした不安や危機感を覚える方も多いかもしれません。 つづく・・・

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