● 荻窪 教会通り てんゆ堂鍼灸院 「日日是好日」●

    
    東洋医学からみた
    鍼灸治療法
    健康情報
    養生法などなど徒草に
荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
<< 解離性大動脈瘤 2 | TOP | 解離性大動脈瘤 4 >>
解離性大動脈瘤 3

おはようございます。不安定な天候が続いています。
今年は春から体調の不調を訴える患者さんが多いです。

さて、解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)は2〜3ミリの大動脈の壁を構成する内膜、中膜、外膜3層のうち、中膜が弱くなり内膜の一部が裂けて内膜と外膜がはずれるのを解離といいます。解離した血管は一部が外膜だけになるために薄くなって動脈瘤というコブになるので解離性大動脈瘤といいます。この解離性大動脈瘤も普通の動脈瘤と同様破裂しやすくなります。この疾患は高血圧による血管壁へのストレスが重なることが解離をおこす最大の理由です。男性中高年に好発します。ほとんどが動脈硬化が原因です。多くは高血圧を合併します。

発症は突然内膜が裂けることによるものですが急激に血圧が上がったりした場合に発生しやすくなります。解離は突然起こります。そして症状も突然出現します。症状は解離による痛みがあります。外膜は丈夫な繊維性の皮で壁構造の強度維持に働くとともに感覚神経(圧覚や痛覚など)の末端を備えています。解離性大動脈瘤は強烈な痛みは患者の96%に見られ、解離の場所を推定するのにも重要な症状となります。急性大動脈解離は胸部あるいは背部をバットで殴られたような激痛が起こります。血管の解離の部位によって前胸部痛から肩、背部につけての痛みがあります。まれに痛みがほとんどなく無症状のこともあります。破裂した場合はショックによる失神を起こすことから、突然倒れ命を失う程の激烈な症状を来すこともあります。初発症状が突然死であることもあります。血管の機能が障害され、例えば頭の血流が悪くなってた場合、失神、けいれん、意識障害を起こすこともあります。解離の進展につれて痛みは下方に移ります。

上行大動脈では大動脈閉鎖不全が起こります。大動脈弓部、下行大動脈では主要分枝の狭窄や閉塞により左右上下肢の血圧差、脳虚血症状(意識消失、四肢麻痺)、腸管虚血症状(腹痛、下血、麻痺性イレウス(腸閉塞))、腎不全、下肢虚血症状などが併発することがあります。解離腔が破裂すると心タンポナーデ血胸、また大動脈弁閉鎖不全が進展すると急性左心不全を起こします。そして主要分枝の血流障害により諸臓器が虚血壊死を起こし短期間のうちに死亡します。心筋梗塞、あるいはお腹の血管が詰まって腹痛を起こしたり、足の血管が詰まって足の痛みを来すこともあります。いずれにせよ様々な症状を来たし診断が難しい病気のひとつです。

内膜が裂けた部位、血管がはずれた部位、破裂出血しているかどうかによって重症度や治療方法が変わってきます。「A型」は心臓に近い上行大動脈に存在するものを言います。破裂により心臓を圧迫し救命できない場合が多くほとんどが緊急手術となります。「B型」は胸部の下行大動脈から腹部にかけて存在します。破裂する確率が少ない場合は血圧を下げて安静にすることにより破裂を防止する事ができます。破裂する危険性がある場合は血流の低下があり、腹痛や足の痛みがある場合は緊急手術となります。   つづく・・・

<関連記事>
・解離性大動脈瘤 1
・解離性大動脈瘤 2
・解離性大動脈瘤 4
・痛みのサイン 胸が痛い
・「心不全」の兆候 1・2
・不整脈 心房細動 1〜6
・微小血管狭心症 1〜3
・たこつぼ心筋症 1・2
・温度差 心筋梗塞 1・2
・心停止の前触れ
・「狭心症」と性格 1〜6
・心理学 行動パターン 1〜5
・動脈硬化を見抜く方法 1・2
・血管力 1〜5
・毛細血管って大事!! 1〜4
ポリフェノール 「レスベラトロル」
・高血圧予防・改善 チョコレート 1〜4
・ピーナッツ 20粒
・高血圧は悪いのか!? 1〜3
・高血圧 ハンドグリップ法 1〜6
・握力で心臓病リスクを判定 1・2

| 心臓・血管・血液の病気 | 09:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.tenyudou.com/trackback/4495
トラックバック