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鍼灸治療・漢方薬 WHO認定 2

おはようございます。昨夜は台風でしたが案外穏やかでした。
今夏は異常気象ですから思いもかけないことが起こりそう!?

さて、日本や中国の伝統医学である鍼灸治療漢方薬などが世界保健機関(WHO)の総会で認定されました。2018年6月18日、WHOが国際疾病分類の11回改訂版(ICD-11を公表しています。国際的な疾病・傷害・死因の統計分類の統一基準である国際疾病分類(ICD)があります。伝統的な東洋医学の章として第26章で「伝統医療」(Traditional Medicine conditions - Module I )が新しく追加されました。

WHOが伝統医療を公式に認めれば、漢方の有効性についても科学的な検討が進められることになるでしょう。ICDの作成にも携わった千葉大の並木隆雄診療教授(和漢診療学)は「WHOに公式に認められれば、日本の伝統医療の地位向上に役立つ。科学的な調査のもと、漢方の有効性も検討でき、成果は国民に大きく還元される」と話しています。

日本では1976年(昭和51年)に147種漢方エキス製剤医療保険に適用。漢方医学は2001年(平成13年)から医学教育に、平成14年からは薬学教育にも導入されています。鍼灸教育は未だ… 現在、漢方薬のエビデンスが少しずつ増え、西洋医学と併用して漢方薬を処方する医師も徐々に増えてきています。「できるだけ副作用を避けたい」「妊娠中でも服用したい」など、患者さんからの要望に応える選択肢のひとつとして漢方薬に注目している医師もいます。しかし科学的なエビデンスがまだ不十分であると、漢方薬の処方を避けている医師もいます。その一方で漢方や漢方薬に詳しい医師の検索サイトに登録する医療機関も着実に増えています。

WHOの方針が影響し東洋の伝統医療が世界的に認められ、日本の漢方薬や鍼灸治療の需要がますます増えるとも考えられます。日本国内はもちろん、西洋医学以外の選択肢として、海外からもいっそう注目されるかもしれません。海外では目新しく、天然素材を用いた漢方薬に良いイメージを持つ人も多いようです。

とわいえ問題もあります。伝統医学の標準化、ISO国際規格策定による鍼灸の医療情報の国際標準化です。中国国家戦略の一環として、国費を投じてこの分野を中国主導でいきたいのです。しかし、同じ東洋には日本もあれば韓国もあります。伝統医学のルーツは中国かもしれませんが、それが伝播し各国で独自に発展してきた歴史があります。それをすべて中国スタイルで統一するというのが困りものです。この中医学ゴリ押しが進み、結果的にそれが国際標準となれば、WHOも厚労省もそれに倣うのは必定です。つまり日本の伝統的な鍼灸治療や漢方処方が否定されることになるのです。鍼灸界ではこれまでにも、国際的な鍼灸の学会などで標準経穴部位の検討がなされ、最終的に『WHO STANDARD ACUPUNCTURE POINT LOCAT IONS IN THE WESTERN PACIFIC REGION』が出版されています。WHO/WPRO(世界保健機関西太平洋地域事務局)が推進する東洋医学分野での標準化は他に、用語標準化医療情報標準化鍼灸研究法ガイドライン作成などがあります。国内では日本東洋医学会などの各学術団体の先生方が、各国の代表と渡り合い頑張ってくれています。  つづく・・・

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