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多剤処方と耐性菌 4

おはようございます。朝方に冷えるのが嫌なので
毛布を用意しました。これでぐっすり眠れます。

さて、抗菌薬抗生物質)が効かない薬剤耐性菌が医療現場で広がり、治療が長期化したり、最悪の場合は死亡したりするなど世界的に問題となっています。抗菌薬が有効なのは尿路感染症、マイコプラズマ肺炎、腸管出血性大腸菌感染症(O157など)、結核、敗血症など細菌性感染症です。風邪はほとんどがウイルス性で、抗菌薬がよく処方される中耳炎細菌によるものは一部しかありません。

近年はガンなどと比べて感染症関係の新薬開発は低調で耐性菌への対抗手段が少なくなっています。英政府委託の調査チームの推計では、耐性菌による2013年の世界の死亡者は年間約70万人。対策をしなければ、2050年には、今のガンによる死亡者数を超える1000万人に上ると発表。世界保健機関(WHO)対策強化に乗り出しています。 

日本では2016年のアクションプラン策定に続き、2017年には風邪や胃腸炎では抗菌薬を極力使わないとする医師向け手引書厚労省が発行しています。今春の診療報酬改定で、初診時に子どもへの抗菌薬の処方を控えるなどした医院に800円耐性菌対策をした病院1000円が新たに支払われるようになっています。薬剤耐性菌への感染が命に関わる重症患者のいる基幹病院では対策が進んでいるようですが… 抗菌薬の過剰使用が背景にあるとして、厚労省は抗菌薬の使用量を2020年までに2013年比で3割減らす「薬剤耐性対策アクションプラン」を策定しています。効果のない風邪や胃腸炎への処方や、漫然とした長期投与を控えるよう呼び掛けています。

抗菌薬は万能」と誤解して医師に処方を求める患者さんも多いようです。我々も正しい医薬知識を得て不必要な薬はもらわない、使わないという意識を持たなければ、ペニシリン発見以前のような感染症で大勢が亡くなる時代が再来しかねないと警鐘を鳴らす医師もいます。抗菌薬を賢く使わなければ、未来の子どもたちに治療の道がなくなってしまうので、まず小児科医から改めるべきだと医師の中から声があがっているのです。  〆

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