● 荻窪 教会通り てんゆ堂鍼灸院 「日日是好日」●

    
    東洋医学からみた
    鍼灸治療法
    健康情報
    養生法などなど徒草に
荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
<< 吸引分娩 8 | TOP | バトルフィールド・アキュパンクチャー 2 >>
バトルフィールド・アキュパンクチャー 1

おはようございます。来春のスギ花粉は今年の2.7倍の予想。
6年ぶりの大量飛散だそうでNEWSだけで鼻がムズムズ…

さて、先日、NHKで「東洋医学ホントのチカラ」を放送していました。鍼灸オシが好印象でした。その中で米空軍が特殊な鍼を用いて治療している紹介されていました。実は初耳だったので色々と調べてみました。ということでしばらくこの話をしていきます。

米軍では1965年に2人の軍医がベトナムの病院で鍼を使用した報告があるそうです。鍼が広く知られるようになったのは、医師のための鍼(medical acupuncture)の研修を受けた放射線腫瘍医であるDr. リチャード・ニムゾフ(Richard Niemtzow) が、1995年に空軍病院に初めての鍼のクリニック(military medical acupuncture clinic)を設置して高い評価を得たことによるそうです。ニムゾフ氏は国防総省最初の常勤の軍医の鍼施術者(military medical acupuncturist)になり、 2001年に空軍の外科医の補完代替医療コンサルタントとして働いてるニムゾフ氏が開発した疼痛管理に有用とする耳鍼法バトルフィールド・アキュパンクチャーbattlefield acupuncture:戦場鍼治療)と名付けました。ニムゾフ氏は現在、米国医師鍼灸協会会長( Former President of the American Academy of Medical Acupuncture)です。

2002年にはアンドリュース空軍基地に常設の医師の鍼診療所(medical acupuncture clinic)の開設が認められ、ここでニムゾフ氏らは複合性疼痛症候群鍼の効果を啓発普及させます。空軍軍医総監の注目を浴び、帰還兵の疼痛管理に用いられるようになります。2008年には国防総省は「医療への科学的根拠に基づいたアプローチを支援するため、それらが効果的と証明されている場合には代替療法の使用をサポートする」というRFP(調達仕様書)を提出しています。米国空軍は疼痛緩和にバトルフィールド・アキュパンクチャーを使っています。「Noah Shachtman: "Air Force to Use ‘Battlefield Acupuncture' for Pain Relief" 」(2008/12/11) 。

そして、2009年にイラクおよびアフガニスタンに派遣される軍医に対して、空軍はバトルフィールド・アキュパンクチャーの教育を始めています。伝統的保守な軍医コミュニティが初めてハイレベルでな鍼治療を推奨したのです。2009年に44名の軍医の鍼施術者に対して試行的な教育プログラムが行われ、空軍・陸軍・海軍からこの講習会に派遣された受講生は広い領域で医学の専門家として活動したようです。この試行的なプログラムにより、鍼の効果として評価されたのは、鎮痛戦場での麻薬性鎮痛薬依存の改善。戦場のひどい負傷者に対する外傷性脳損傷の早期判断の促進などです。そして様々な環境の配属先で医学の補助として鍼治療を実践的に用いるようになっています。  つづく・・・

<参考文献>
Fox Lindsay M,Murakami Mikiko,Danesh Houman.Battlefield acupuncture to treat low back pain in the emergency department(救急における腰痛治療のための戦場鍼療法).American Journal of Emergency Medicine.36 (6).1045‐10482018.

<関連記事>

・バトルフィールド・アキュパンクチャー 2
・バトルフィールド・アキュパンクチャー 3
・バトルフィールド・アキュパンクチャー 4
・バトルフィールド・アキュパンクチャー 5
・バトルフィールド・アキュパンクチャー 6
・バトルフィールド・アキュパンクチャー 7
・バトルフィールド・アキュパンクチャー 8

| 鍼 灸 その他治療法 | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.tenyudou.com/trackback/4562
トラックバック