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バトルフィールド・アキュパンクチャー 4

おはようございます。今年の猛暑を凄く助けて
くれたグリーンカーテン植え替えの時期です。

さて、米軍医のDr. リチャード・ニムゾフ(Richard Niemtzow)が名づけた バトルフィールド・アキュパンクチャーbattlefield acupuncture:戦場鍼治療)。これは負傷した兵士の鎮痛を目的に行われた治療法として広まりました。また兵士の疲労緩和をさせるため鍼灸治療を採用しています。モルヒネ以外に鎮痛・鎮静作用があるものを探した結果らしいです。肉体的ケアはもちろん、精神的なケアにも用いられています。軍人たちは長期間に渡り故郷や家族から離れての生活が強いられますし、最前線では目の前で仲間が死んだり、敵を殺したり、何より自分の生命が危険にさらされるわけで、その恐怖不安からくるストレスは大きいです。肉体的に屈強な兵士も精神的にバランスを崩しては兵役を全うできないですから、それを未然に防ぐために鍼灸治療が応用されています。

また有事以外に災害などの被災者は精神的にも大きなストレスがかかりますが、そうしたストレスから解放する力を鍼灸治療は発揮します。2010年1月12日、ハイチ共和国でマグニチュード (M) 7.0の地震が起こり31万6000人ほどに及ぶ死者を出し、ほとんどの病院が倒壊して機能しなくなりました。また2012年の10月末〜11月初めにかけて米国では巨大なハリケーンに襲われ、約6000万人が被災しました。このような検査も手術もできない西洋医学的手段が大きく損なわれた環境のもとで、米軍は救援に当たり、道具がなくてもを使って耳鍼に相当する治療を行い、負傷して痛みに苦しむ人たちを救助できたという経験があります。このような中で米国では鍼治療効果に対するニーズが高まり、人々が耳鍼治療に関心を高める状況になってきています。

バトルフィールド・アキュパンクチャーは災害時の応急処置や一般の医師による様々な痛みの治療にも取り入れられ始めています。また、そのテクニックは手や足、背中、腰の痛みだけでなく、頭痛にも痛風にも二日酔い、さらにドライアイドライマウスなどにも有用です。  つづく・・・

<参考文献>
Richard C. Niemtzow, Kevin J. Kempf, Peter A. S. Johnstone.ACUPUNCTURE FOR XEROPHTHALMIA.MEDICAL ACUPUNCTURE.13(3);21−22.2001.

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