● 荻窪 教会通り てんゆ堂鍼灸院 「日日是好日」●

    
    東洋医学からみた
    鍼灸治療法
    健康情報
    養生法などなど徒草に
荻窪 教会通り 恬愉堂鍼灸治療院
<< 医療用麻薬 薬物依存 4 | TOP | お知らせ >>
医療用麻薬 薬物依存 5

おはようございます。立冬も過ぎ早くも初冬
冷えないようにしましょう。我慢せず油断せず。

さて、米国では医療用麻薬オピオイドへの依存症社会問題しています。オピオイドはガンや手術後の痛みなど限られた場合にだけに処方することは周知されてきましたが、依存症に関する教育が医療従事者に十分行われているとはいえない状況です。医師だけでなく、看護師やソーシャルワーカーなど治療にかかわるすべての人が依存症についての教育を受けるべきだと指摘されています。医学部などで依存症をカリキュラムを取り入れる大学も増えているようです。

またオピオイドの依存がヘロインの乱用にもつながっていると指摘されています。米国立薬物乱用研究所(NIDA)によると、ヘロインを乱用した人の8割は、処方薬の乱用から始まったというデータがあります。ヘロインによる中毒死は、2015年に1万2989人と、この5年で4倍に急増しています。米政府や各州では事態を重く見て対策に乗り出しています。州レベルでは患者が他の病院でどのような処方を受けているのかを医師が確認できる「処方薬流通監視プログラム」(Prescription Drug Monitoring Program)が導入されました。一部の州では大量に処方を続ける診療所などへの規制強化も進めています。オピオイドは日本でも利用されていますが、主にガンの疼痛治療を目的に医師が処方するもので厳密に管理されており、乱用のリスクは格段に低いです。

2017年3月、米疾病対策センター(CDC)慢性の痛みの初期の治療には オピオイド系鎮痛剤以外の方法が望ましいことなどを記したガイドラインを発表しました 。また同年11月にはオピオイドを含めた薬物依存についての報告書を公衆衛生局長官が初めて発表し強い危機感を示しました。前長官は「アルコールを含めた薬物依存患者は増え続けているのに、10人に1人しかきちんとした治療を受けられていない」と強調しています。

米国では1980年代に薬物による犯罪を厳しく取り締まるようになり、薬物依存者が大量に刑務所に送られました。しかし再犯が後を絶たず、現在では薬物依存症には治療や福祉的な支援で対応するという考え方に変わっています。司法の場でも治療に重点が置かれたプログラムを選べるようになっています。しかし3〜5日の短期の治療プログラムにより、一時的に薬が抜けても、すぐに元の状態に戻ってしまいます。長期的な治療プログラムの必要性があります。  つづく・・・

<関連記事>
・医療用麻薬 薬物依存 1
・医療用麻薬 薬物依存 2
・医療用麻薬 薬物依存 3
・医療用麻薬 薬物依存 4
・医療用麻薬 薬物依存 6
・麻薬とペインコントロール 1〜6
・スマートドラッグ 1〜4
・アセトアミノフェン 多量服用自殺 1〜4
・STOP!! 薬物依存 1・2
・小児 咳止め「コデイン」禁忌 1・2
・風邪薬→覚醒剤 1〜3
・カフェイン中毒死 1〜11
・リタリン中毒
・ブロン中毒
・悪用・睡眠導入剤 1〜6
・米国の大麻事情 1〜4
・医療用「大麻」
・ネットの「偽造ED治療薬」 1〜4
バトルフィールド・アキュパンクチャー 1〜8

| 処方薬・一般薬 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.tenyudou.com/trackback/4601
トラックバック