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ベンゾジアゼピン離脱症候群 2

おはようございます。今日から通常の生活再開
という方も多いでしょう。頑張って参りましょう!!

さて、抗不安薬睡眠導入剤として知られる向精神薬ベンゾジアゼピン系薬物の長期服用による副反応があります。依存性や依存性からの脱却のために服薬を中止することで出現するベンゾジアゼピン離脱症候群が欧州を中心に医学的に問題視されています。離脱症状には、それまでの症状が悪化するだけでなく、新たに振戦(しんせん。手足首などの震え)、不穏、無力感、集中力低下、発汗、めまいなど様々な症状がみられます。目に関しては開瞼困難羞明(しゅうめい。まぶしい)、光過敏などがあります。症状は目やその周辺に出ますが、病気の正体は脳の誤作動です。眼球に病気が出現したからではなく、脳の感覚系神経回路の誤作動で生じた中枢性羞明と考えられます。

ベンゾジアゼピン系薬物離脱後に羞明や目の痛みがひどくなり、生活上、本来必要な光の存在さえも邪魔になり、光をできるだけ避けて生活せざるを得ず、しかも、それが何年経過しても改善なく、むしろ悪化していくようです。これらの患者は線維筋痛症慢性疲労症候群に類似する症状を持つ場合もあり、これも離脱症候群の一部ではないかと考える医師もいます。 現在でも離脱症候群の頻度や、治りにくい遷延性はどのくらい生じているのかについての調査はなく、中枢性羞明を含む感覚過敏のメカニズムの解明が一向に進んでいないようです。

その原因は、今日まで非常に多種のベンゾジアゼピン系薬物や類似薬が次々市場に出回り多用されました。しかも、使い方はまちまちで単剤ではなく他の向精神薬と併用されることも多いです。ベンゾジアゼピン系薬物単体による臨床研究は難しく、科学的実証性に問題が生じる可能性が高く研究に結び付けにくいという一面があります。そして離脱症候群は離脱だけが問題なのではなく、服薬期間中から、すでに症状が出現し始めているか、発症の準備段階にある可能性がありますが検証が極めて難しいのです。さらに一部の人は離脱症状を全く起こさず、ベンゾジアゼピン系薬物に対する個体差は極めて大きいことも研究が進まない一因と考えられています。

臨床では睡眠導入や精神安定のためによく使われる薬物を5年以上飲み続けて発症した場合は、離脱(少しずつ薬の量を減らして、最終的には服用をやめること)に成功しても症状があまり改善しないとの報告もあります。目に異常があり、検査では異常は見つかたないが睡眠導入剤を常用しているようでしたらベンゾジアゼピン離脱症候群も考慮してみる必要があるようです。 〆

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