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アルコール依存症 8

おはようございます。早いもので2019年も2月です。
この2月が例年あっという間に過ぎ去っていきます。

さて、厚労省によると2013年の全国調査の結果、治療の必要なアルコール依存症患者は約109万人いると推計されています。アルコール依存症の唯一の治療法は断酒であり、節酒ではありません。状況により治療方法は様々で、離脱・断酒、酒害教育、抗酒剤などの薬物療法、心理社会的治療(カウンセリング)などがありますが、一番大切なのは本人の意思自助努力に大きく左右される言えるでしょう。

これまでのアルコール依存症の治療薬は、アルコールの分解産物であるアルデヒド脱水素酵素を阻害し、飲酒時のアセトアルデヒドの蓄積による顔面紅潮、頭痛、悪心・嘔吐等の不快反応を起こすものです。2019年1月8日、大塚製薬は飲酒の欲求を抑えて飲酒量を低減させる治療薬ナルメフェン(商品名・セリンクロ錠10mg)の国内での製造販売承認を厚労省から取得しており、医療機関向けに販売開始しています。これは飲酒の1〜2時間前に服用すると、飲酒の欲求が満たされた時に活性化する神経に作用し過度な飲酒を抑えます。患者の飲酒量を減らす過程を補助することで患者のストレスを和らげながら減酒や断酒の達成、その継続を後押しします。

アルコール依存症の治療薬は、入院や飲酒時に不快感をもたらす抗酒薬などでの断酒が主流となっていました。一方、患者によっては我慢できずに治療を途中で中止したり、リバウンドしたりすることが課題になっています。ナルメフェンはデンマークの製薬大手ルンドベックが開発し欧州で2013年に販売を開始。日本では大塚製薬がルンドベック社と同年、共同開発と商業化で合意し、国内製造販売の承認を得るため2015年から臨床試験を行ってきました。ルンドベックが海外拠点で製造し、大塚製薬が徳島県内の工場で包装・出荷します。大塚製薬は「アルコール依存症は健康や仕事、家庭生活に重大な支障をきたす疾患。新たな選択肢を示して治療に貢献したい」としています。飲酒量を低減させる治療薬の承認は国内初めてで、これまで断酒が中心だった治療の新たな選択肢として期待されています。

アルコール依存症は麻薬などの薬物中毒と非常に似ています。 脳も不可逆的に変化するので治療が難しい点も薬物中毒と似ています。アルコール依存症は早期発見・早期治療から治療継続において周囲のサポートも大切です。  〆

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