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過活動膀胱の鍼灸治療 5

おはようございます。ソメイヨシノも盛りを過ぎ、
近所の薄黄色ウコンザクラが咲き始めました。

さて、国内の過活動膀胱(Overactive Bladder:OAB)に対する灸治療の報告もあります。
冨田らはOABの症状のひとつである夜間頻尿を有し薬物療法に抵抗性を示す36名の患者を対象に、温灸群とsham温灸群の2 群に分けた。治療は患者自身が自宅で下腹部の中極穴に1 週間毎日就寝前に台座灸3壮を施灸しました。sham温灸群は熱上昇が少ない台座灸を用いました。温灸群とsham温灸群で治療前1週間と治療中1週間の平均夜間排尿回数の変化について比較検討しました。その結果、1日あたりの平均夜間排尿回数の推移は、温灸群では治療前と比較すると有意な減少がみられました。sham温灸群では治療による変化に有意差はみられませんでした。中極穴への温熱刺激が1週間の平均夜間睡眠中排尿回数を減少させた可能性が示唆されました。中極穴への温灸治療は夜間頻尿に対して有効な治療方法のひとつになる可能性が示唆されています。

このようにOABの頻尿・尿失禁・尿意切迫感に対して、鍼灸治療有効性を示唆するものが多数報告されています。 結論として、OABは尿意切迫感を必須とした症状症候群であり、通常は頻尿と夜間頻尿を伴うものであるが切迫性尿失禁は必須ではありません。そして、自覚症状に基づいてOABは診断されます。OABに対する低刺激の鍼灸治療として、後脛骨神経(太渓相当部位)へ対極板を貼り低周波電気刺激による頻尿・尿意切迫の抑制が期待できます。また就寝前に台座灸中極穴への施灸は夜間頻尿の減少が期待できます。効果的な鍼治療として中膠穴への刺鍼刺激はOABにともなう切迫性尿失禁と尿意切迫感に対して有効性が示されています。中髎穴鍼治療の臨床的有用性の根拠として膀胱容量の増大とNCVの抑制があります。抗コリン剤で抑制できない尿意切迫感は鍼刺激により抑制され、QOLの改善に有効であることが示唆されています。  つづく・・・
 

  

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・過活動膀胱 1〜6
心因性頻尿 1〜6
・パンプキンシード 尿漏れ防止 1・2
・排尿障害 「尿失禁」

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