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過活動膀胱の鍼灸治療 6

おはようございます。独特な医事漫談で人気を集めた
ケーシー高峰さんが死去。昭和の話芸って面白かったな〜。

さて、過活動膀胱(Overactive Bladder:OAB)に対する鍼灸治療の報告もあります。北小路博司先生(明治国際医療大学)は、一連の精力的な研究を行ってきました。用いるツボは中髎(ちゅうりょう)です。その解剖学的特徴は仙髄排尿中枢(S2〜S4)に位置します。これらは骨盤神経(副交感神経)、陰部神経(体性神経、自律神経系)の起始する部位で、膀胱、尿道(外尿道括約筋)、および性機能に深く関係しています。

   

   
 

中髎の刺鍼は仙骨前面に沿うように刺入します。神経因性の過活動性膀胱患者の最大尿期時膀胱容量が増加傾向となります。切迫性尿失禁患者の60%が、尿失禁の消失ないし改善しています。中髎の刺鍼は膀胱容量を増加させ、無抑制収縮を抑制させる傾向があります。また、前立腺肥大症(第鬼)に対して、週1回の中髎刺針を行い、平均6回あまり施術すると、夜間の排尿回数減少、および昼間排尿間隔の延長がみられました。ただし治療終了後は元に戻る傾向があります。 さらに神経因性膀胱で膀胱機能正常、尿道機能は過活動による排尿困難では、6例中、4例で排尿困難が消失し、1例は改善しています。そして、低緊張性膀胱による排尿困難 神経因性膀胱で膀胱機能が低活動、尿道機能正常による排尿困難では、7例中、1例に排尿困難の軽減がみられました。しかし、中髎の鍼治療によって排尿筋の収縮力を高めることはできませんでした。


その他、勃起障害 心因性9例、内分泌性8例、静脈性3例、糖尿病性2例、神経因性1例、前立腺症1例の計26例。早朝勃起は全症例に対して改善。性交時の状態は65%が改善しています。心因性36%、内分泌性83%、静脈性100%、糖尿病性50%、それぞれ改善しましたが、神経因性その他は不変でした。心因性インポテンツが、他の原因によるインポテンツと比べ、予想外に有効率が低い結果となっています。このように中髎の刺鍼は泌尿器疾患に有効です。いろいろとお困りの方は鍼灸治療も考えてみてはいかがでしょうか。  つづく・・・

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・過活動膀胱 1〜6
心因性頻尿 1〜6
・パンプキンシード 尿漏れ防止 1・2
・排尿障害 「尿失禁」

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