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【号外】グリホサート 発がん性 1

おはようございます。”食欲の秋”です。
こういう時期に食品の安全性を考えてみます。

さて、米国の多国籍バイオ化学メーカーで農薬大手のモンサントが開発した強力な除草剤ラウンドアップは家庭菜園の手入れや大規模な大豆畑などで広く使われています。モンサントは農業の生産性と食料品質の向上を目指し、化学・種子・バイオテクノロジーを用いた統合的な技術と農業関連製品を提供する農業バイオテクノロジーのリーディングカンパニーです。遺伝子組み換え作物を提供する会社として有名で、世界の種子販売のシェア約22%を占める最大手です。そして除草剤と肥料と種子をセットにして売るというビジネスモデルで成功しています。モンサント・デュポン・シンジェンタなど6社ほどが世界の種子を牛耳り支配しているのです。日本の米のタネを守ってきた「主要農作物種子法(種子法)」が2018年3月末で廃止されています。例えば、モンサントの米の種子を高値で買わされ続ける農家の負担は消費者にも跳ね返り、米の値段は10倍にも跳ね上がる可能性があります。すでに野菜の種子は90%以上が外国産です。

このモンサントが開発した強力な除草剤ラウンドアップは世界でも日本でも最も売れている除草剤です。皆さんもCMなどで一度は耳にしたことがあると思います。このラウンドアップの主成分がグリホサートです。グリホサートに耐性を持つ遺伝子を導入された作物は、グリホサートを散布しても枯れず、雑草のみを枯らすため除草の手間がかからないという仕組みです。1990年代中頃に開発された除草剤耐性大豆ナタネなどは、この20年の間に広まりました。この除草剤耐性を持つ遺伝子組み換え作物の栽培拡大に伴ってグリホサートの散布量も格段に増えています。しかし遺伝子組み換え作物の栽培地域では栽培面積の広がりに加えて、除草剤が効かない耐性雑草の増加により使用量が増え続け健康被害が拡大しています。特に遺伝子組み換え作物の栽培国である北米南米各国では、人体からもグリホサートが検出されています。その他、出生異常や健康被害についての影響も報告されています。グリホサートの環境や健康への影響に対する懸念が世界中で高まっているのです。

そしてグリホサートには発がん性があると疑われています。2015年3月、WHO(世界保健機関)の専門機関IARC(国際がん研究機関)が発表した報告書では、ラウンドアップの主要成分であるグリホサートは5段階ある発がん性分類リストのうち上から2番目にリスクが高い発がん性が疑われる2Aカテゴリーに分類されています。IARCのランク付けは1〜4の4段階で、2はAとBの二つに分けられており、2Aにランクされると発がん性が強く疑われることになります。2017年にはロンドン大学の研究チームが「超低濃度のグリホサートでも長期間摂取すれば脂肪肝を引き起こす」という研究結果を発表しています。

IARCの2Aカテゴリーの信憑性に関しては異論を唱える科学者もおり意見が分かれています。このIARCの評価を否定しているモンサントはラベルの指示どおりに使用すればグリホサートは安全であることを示す科学的証拠が増えているとしてWHOに報告書の撤回を求めています。しかし、その後、グリホサートは米国において3件の訴訟で非ホジキシリンパ腫原因物質として認定されています。  つづく・・・

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・グリホサート 発がん性 2
・残留農薬 基準値緩和 1〜3

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