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ネオニコチノイド系殺虫剤 5

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さて、ネオニコチノイド系殺虫剤は世界中で使用されています。ネオニコチノイドはアセチルコリンの受容体に結合できるニセ神経伝達物質です。アセチルコリンの受容体は脳などの中枢神経と末梢神経にあります。アセチルコリンは昆虫の中枢の主要な神経伝達物質です。 このネオニコチノイド系殺虫剤は脳神経科学では発達障害の原因の一つと指摘されています。脳の一部の神経回路が発達せず、自閉症、ADHD、学習障害などの発達障害になる可能性が指摘されています。日本国内の3歳児の尿検査でネオニコチノイド殺虫剤の成分が検出された割合が80%、有機リン系、ピレスロイド系農薬の代謝物が100%検出され、子どもたちが複数の農薬に日常的に曝露していることがわかります。

またネオニコチノイド系殺虫剤はパーキンソン病、アルツハイマー病、ガン、糖尿病、生殖器の異常などとの関連が疑われています。子宮への発ガン性、胎児への影響、神経毒性などが指摘されています。直接的および間接的に人体に影響を与えており使用禁止や制限に踏み切る国や地域が増えています。

1999年、フランスでネオニコチノイド系殺虫剤の規制が始まり、EU諸国、米国・ブラジル・台湾・韓国でも使用禁止の動きが始まっています。2009年、中国ではフィプロニル使用規制(輸出は許可)。2014年、韓国は本殺虫剤の3成分の新規および変更登録禁止。同年、オランダでも本殺虫剤のフィプロニルの全面禁止法案を可決。2015年、ブラジルでは綿花に本殺虫剤の3成分フィプロニルの使用禁止。2016年、フランスでは本殺虫剤のフィプロニルの全面禁止(2018年9月発効)。同年、台湾では茶葉への本殺虫剤のフィプロニルの使用禁止。2018年、EU委員会は3種の本殺虫剤のハチへの毒性を確認し、永続的屋外使用禁止を決定しています。3種以外のネオニコは安全とされたのではなく、農薬として未登録、もしくは1日の摂取許容量が日本より厳しく設定されたり、環境ホルモン作用の懸念物質とされ、今後規制される可能性があります。

秋田の米農家、長崎の養蜂家、NPOダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンなどの団体は農水省に「むやみに農薬を使わないお米がいい」との書名を提出しています。署名の内容は、ネオニコチノイド系殺虫剤の使用禁止すること。特に生態系・水系への被害が大きい水田でネオニコチノイド系殺虫剤を使用せずにすむよう、米の検査規格を見直し、斑点米の規定をなくすことです。すでに農水省の農産安全管理課長は「農薬取締法改正に伴い、農薬の再評価を行うことが決定しており、国会でたくさん取り上げられているので科学的根拠を元に見直していく方針です。 そして発達神経毒性の評価についても重要なものとして今後対応していく」と回答しています。

このようにネオニコチノイド系殺虫剤の使用は人体に悪影響があるのは解って来ました。しかし日本では禁止・規制ではなく規制緩和へと進んでいます。”国民の安全と安心”はどこへ行ってしまったのでしょう!? こういう取り返しのつかないことが経済最優先でいくとないがしろにされていきます。これを”自己責任”で片付けるには問題があるように思われます。  〆
 

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