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子ども 近視予防 3

おはようございます。治療院のアマリリス
も今季は終わりかな。来年もよろしくです。

さて、世界で最も近視の割合が高い国のひとつがシンガポールです。20歳以下の近視の割合が増加し、今では8割以上に達しています。シンガポールでは国が150億円以上の予算を投じ研究が行われています。ここで開発されたのが近視の進行を抑制する効果が世界で初めて示された目薬です。

この目薬は検査薬として使われているアトロピンをもとに作られています。アトロピンの濃度を薄めて使用すると副作用もほとんどなく近視の進行を遅らせることができます。400人の子どもを対象にした研究結果では、アトロピン未使用のグループは3年で度数が平均1.6悪化したのに対し、使用したグループでは5年が経過しても、平均1.4でした。子どものうちに治療し、悪化する時期を遅らせれば大人になってから深刻な近視にならずにすむ可能性が高くなるのです。

臨床研究ではアトロピンを使った子どもたちは、使わなかった子どもたちに比べて、2年以上、視力の悪化を遅らせることができたとされています。小学生の頃に少しでも進行を遅らせることができれば、強度近視になる手前で食い止めることにつながると考えられ、2019年8月から日本でもアトロピンの安全性と有効性を確かめる治験が始まっています。

さらに近視を予防する研究も進んでいます。20歳以下の約8割が近視の台湾では、全ての小学校を対象に屋外にいる時間を増やすという政策を進めています。もとになったには子ども約700人を対象にした研究です。明るさ1000ルクス以上の光を週11時間以上浴びた子どもは近視になりにくいことが分かっています。1000ルクスは屋外でなければなかなか達成できません。一般的に屋内では300ルクス程度窓際でも800ルクス程度です。一方、屋外では日陰でも数1000ルクスに達します。

台湾政府は近視にならないようにするには子どもの頃からの対策が重要だと考え、2011年から子どもの屋外活動を増やす取り組みを始めました。2013年には法律を改正して体育の授業を週150分屋外で行うことを義務化し、そのほかの授業も屋外での実施を推奨しています。1000ルクス、2時間/日を目標に掲げています。首元には光センサーをつけ、学校では浴びた光の量と時間も管理しています。対策を始めて7年後、視力0.8未満の小学生の割合は5%以上減少しています。   つづく・・・

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