おはようございます。昨日は梅雨の合間の晴れ間でした。また、しばらく梅雨らしい天気が続くようです。
さて、近視の治療法にはアトロピンという目薬をさして抑制する方法や、オルソケラトロジーという就寝時に装着するコンタクトレンズがあります。これは子どもの近視には最適とされています。またガボール・アイという方法もあります。これはガボールパッチという白黒のしま模様を使った視力回復法です。
ガボールパッチは、1971年にノーベル物理学賞を受賞したデニス・ガボール博士が考案したしま模様で脳の視覚野に作用して処理能力を上げる効果があります。カリフォルニア大学など世界トップクラスの研究機関で有効性を実証する試験結果が報告されている視力回復法です。
スマホやパソコン業務などの至近距離での作業増加に伴い、大人になってから近視が初めて起こる成人発症近視や、あるいは近視が通常は体の発育が止まったら止まるはずですが、それ以降も続いてしまう成人進行近視が問題となっています。眼球の組織が引き伸ばされ、それが悪化して近視の度数が進むと、より目が長くなったり、あるいは眼球の後ろが変形してしまう状態になります。
こうなると眼球の後ろの網膜や視神経といった非常に重要な神経組織が傷つけられ失明の原因になります。視神経の障害による緑内障や黄斑変性などが起きる可能性が高くなります。近視が強くなると、失明につながる病気の危険性が高まることが分かっています。強度近視の人は近視でない人に比べて緑内障で3.3倍、網膜剥離は21.5倍、近視性黄斑症は40.6倍になります。 つづく・・・
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