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カプサイシン 1
おはようございます。寒い日は温かいものが恋しいです。すっかり鍋の季節になりました。

さて、巷では激辛グルメブームが続いているそうです。激辛な食品を食べるとハッピーになるだけでなく、アドレナリンが分泌されてストレスに強くなると言われています。そのためストレスを抱える人が増えると激辛ブームになると言われています。

激辛のグルメやブームは江戸時代にもありました。人見必大が撰著した『本朝食鑑』(1697年刊)があります。江戸時代初期に発行された庶民の食材を解説した書物です。唐辛子の項には「多食すると、血を破り、眼を損ない、瘡毒を動かす」とあります。これは唐辛子を多食をしていた人が多いので唐辛子の食べ過ぎについて警告しているわけです。

昭和〜令和時代の激辛ブームがあります。第一次激辛ブームが訪れたのはバブル全盛期の頃で”24時間働けますか?”というキャッチコピーが生まれるほどみんなが働いていました。1985年にはベルフーズ(現クラシエフーズ)が激辛カップ麺「カラメンテ」を発売。1年で35億円の売り上げ。外食店でも「超辛」「辛さ○倍」「1〜30倍カレー」などを売りにした店が相次いで登場。

1986年の新語・流行語大賞では新語部門・銀賞に「激辛」が選ばれています。その当時発売されたのが湖池屋のカラムーチョで年間売り上げ50億円の大ヒットでした。そしてバブル崩壊で超不景気だった1990年代に第2次激辛ブームが到来しタイ料理インドネシア料理などの激辛エスニック料理を中心とした激辛ブームが訪れました。

2000年代には第2次激辛ブームと重なるように第3次激辛ブームが起こったとされています。2000年に再開した激辛のタンメンの「蒙古タンメン中本」が一世を風靡しました。2003年、東ハトがハバネロを練りこんだスナック「暴君ハバネロ」を発売しています。

2018年頃から第4次激辛ブームが到来しています。スーパーやコンビニなどにも花椒(ホワジャオ)などの激辛商品がたくさん並んでいます。激辛の進化系“しびれる辛さ”の麻(マー)を使った商品が続々登場しています。唐辛子の売り上げが、ここ3年で3億4千万円も増加しています。   つづく・・・

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