2020.04.01 Wednesday
アフリカ豚熱 1
おはようございます。新年度の始まりです。焦らずできることをやっていきましょう。
さて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中に蔓延しています。収束する気配さえ少しもみられません。そして、公衆衛生上の危機だけではなく、全世界の社会的経済的な危機に発展してきています。日本ではCOVID-19以外にも懸念されている感染症があります。
豚が感染する豚コレラ(CSF:Classical swine fever)です。日本の農水省は2019年12月24日付で日本国内での感染が確認されているCSFの名称を豚熱(CSF)に変更すると発表し、同時に中国や韓国で感染が広がるアフリカ豚コレラ(ASF: African swine fever)の名称をアフリカ豚熱(ASF)に変更すると発表しています。
2005年以降に報告があったアフリカ豚熱の発生国はアフリカ30カ国、アジア12カ国・地域、欧州20カ国の計62カ国・地域。うちチェコは清浄化に成功しています。アジアではベトナムの感染が深刻で、中国では全土で広がっています。一方、韓国は野生イノシシで発生しているものの、2019年10月以降は養豚場では発生しておらず、封じ込めに一定の効果を見せています。
2018年に日本で26年ぶりに確認された豚熱は岐阜県から愛知県、三重県などに広がり埼玉県にまで拡大しました。その後、殺処分とワクチンの接種によって勢いは弱まり恐怖は去ったかに見えますが、この豚熱よりも強力なアフリカ豚熱が国境を超えて日本にやって来る可能性が懸念されています。 つづく・・・
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