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アフリカ豚熱 3

おはようございます。今日はてんゆ堂開院記念日です。
開院14年目に入りました。「お陰様」の一言に尽きます。

さて、東京大学大学院農学生命科学研究科の杉浦勝明教授や宮崎大学農学部獣医学科の関口敏准教授らの研究論文が、獣医の疫学分野では最も権威のあるオランダの国際的な科学雑誌『Preventive Veterinary Medicine』の3月分に記載されています。

この調査は中国人旅行者にアンケートを実施。無記名、自記式で大阪や東京の観光地で2019年8月に調査。精査し同じ条件で回答した248人の結果を分析しました。その結果、2.8%豚肉製品を持ち込んだことがあると答え、持ち込みは「簡単だ」「少し簡単だ」と考える人は12.9%に上っています。「極めて難しい」は44%で半数を下回っていました。また、豚肉製品の持ち込みに対し「違法性を十分に認識している」と回答した人は44%と半数を下回りました。一方、2.8%が違法であるという認識をしていませんでした。

アフリカ豚熱(ASF: African swine fever)は62カ国で発生していますが、発生国からの渡航者全員に探知犬をあてがうことは難しいのが状況です。一層の水際対策強化が問われています。農水省によると探知犬は成田、羽田、関西などの10空港で合計53頭。全ての便を見ることはできず中国便であっても抽出検査しています。農水省は「水際で止めることだけでなく、違法な肉製品を持って来させないよう情報発信を強化していく」と説明していますが、新型コロナウイルスでも水際作戦が功を奏していないので感染拡大していますが…

宮崎大学農学部獣医学科・末吉益雄教授は「実はアフリカ豚熱がすでに国内に入ってきている可能性は高い」と指摘しています。そして「アフリカ豚熱ウイルスが、運よくまだ日本の豚やイノシシの口に入っていないだけだと考えたほうがいい」と指摘しています。養豚場では残飯も餌として与えます。その中にアフリカ豚熱ウイルスに汚染された加工食品が紛れ込めば感染します。また野生のイノシシが餌を求めて養豚場近くに出没します。そこでアフリカ豚熱ウイルスに汚染された加工食品をパクパク… 同種のイノシシから豚に容易に感染します。

イノシシ対策として広い敷地の養豚場を柵で囲うことも大事ですが、その設置費用や材料費は経営者にとって大きな負担になります。そして致死率が高いアフリカ豚熱が一度発生すれば全殺処分豚全滅… 養豚業界は惨憺たる状況に陥ることは必定です。

杉浦教授は「一層の水際対策の徹底食品残さ飼料(エコフィード)の安全性確保に加え、農家や地域の防疫対策(バイオセキュリティー)強化を呼び掛ける。既に国内にアフリカ豚熱のウイルスが持ち込まれていることを前提にした防疫対策の必要性」を指摘しています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も大変なことになっていますが、あまりNEWSにならないアフリカ豚熱に対しても注視していく必要があります。  〆

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