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新型コロナに効く中医薬 3

おはようございます。ジャスミンが咲き誇り、
甘い香りに癒されます。初夏の気配を感じます。

さて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して中国政府は国務院通知として「新型冠状病毒肺炎診療方案」を発表しています。3月3日に発表された最新の「試行第七版」では中医治療の詳細なガイドラインが示されています。

中医薬として今回創方された清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)は軽症から重症まで幅広く用いることができるようです。処方内容は、麻黄9g、炙甘草6g、杏仁9g、生石膏15〜30g、桂枝9g、沢瀉9g、猪苓9g、白朮9g、茯苓15g、柴胡16g、黄芩6g、姜半夏9g、生姜9g、紫苑9g、冬花9g、射干9g、細辛6g、山薬12g、枳実6g、陳皮6g、藿香9gです。

清肺排毒湯は『傷寒論』に記載されている処方である麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、五苓散(ごれいさん)、小柴胡湯(しょうさいことう)、射干麻黄湯(やかんまおうとう)、茯苓飲(ぶくりょういん)に藿香(かっこう。シソ科のパチョリの地上部を乾燥したもの)が配合されたような内容で時期を問わずに幅広く用いる処方として開発されました。感染が確定していない時期には胃腸の不調がある場合と、発熱を伴う倦怠感を覚える場合の2つに分けて経過を観察して診断が確定した後は清肺排毒湯を用います。そして重症以上になると中医注射剤が使われます。

さらに軽症・中等症・重症・重篤・回復期に分けて(しょう)を鑑みて処方内容が決められます。COVID-19は中医学的には温病(うんびょう)、時疫(じえき)ととらえられ、寒湿鬱肺、湿熱蘊肺、湿毒鬱肺、寒湿阻肺、疫毒閉肺と弁証されます。また湿邪(しつじゃ。体内に過剰になっている不要な水分など)が特徴で「毒」が基本病機となっている湿毒疫(しつどくえき)に属するとの考えもあります。

北京中医薬大学は「中医薬は重症化を阻止して重症患者の病状を緩和させ、治癒率を高め死亡率を低減させることができる」としています。4月17日、北京中医薬大学副校長の王偉教授は「清肺排毒湯は新型コロナウイルスの特効薬だと認識している」と発言しています。

中国を代表する感染症研究者である張文宏氏(復旦大学附属華山医院感染科主任)は、4月中旬の会見で「上海では病例の約93%の感染者が中医薬を服用しており、治癒率は約97.5%だった。これは中医薬と西洋の治療法による中西結合がもたらした結果だ」と述べています。中医薬治療で感染患者の9割に「効果が出る」というのは、中国では定説になりつつあり、西洋医学に中国の伝統的な中医薬を結合させる中西結合というコンビネーションで非常に効果を上げているというのです。  つづく・・・

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